2015年12月31日木曜日

茅ヶ岳東部広域農道


12月29日 茅ヶ岳東部広域農道


茅ヶ岳広域農道の韮崎寄りに、いつの頃からか茅ヶ岳東部広域農道という標識のある交差点ができていました。ちょっと気になっていたので、12月29日に走り納めでポタリングに行ってきました。

中央道韮崎インターの上から入って行くようなのですが、ここだけだと30㎞に満たないくらいの距離なので、穴山橋まで走ってから韮崎市街まで戻り、その後この農道を経由して帰ることにしました。これで走行距離50kmです。同行はTさん。


穴山橋までは、信玄橋から西へ直進したのちに源の交差点を右折、あとは県道を一本道です。帰りは駒ケ岳広域農道で武田橋まで。そこから韮崎市内に入り昼食。
ショッピングコンプレックスに入ってしまい、チェーン店しかありません。下調べをしてこなかったので、仕方ない。で、入ったのはモスバーガー。もしかして私、初めてかも。 ハンバーガーはまともでしたが、ドリンクとポテトをつけたらお値段が結構いきました。まあ、そういう店なんでしょう。(いまさら何を言っているのかという感じですね。)

さて、茅ヶ岳東部広域農道ですが、韮崎市街から韮崎インターの先まで一登りすると入口があります。(もう少し登ると茅ヶ岳広域農道の入り口です。)

ここが入口 農道名の表示は無いみたいです

この道も、他の農道と同様に、広い2車線道路で、非常に快適です。しばらく進むと茅ヶ岳広域農道との交差点です。 

茅ヶ岳広域農道との交差点の先  富士山が良く見えます
このあたりは、南側の展望が開けていますので、眺めは抜群です。

その後は、緩やかなアップダウンを繰り返して、甲府から金桜神社・観音峠に向かう道の途中まで続きます。後半は展望は無くなりますが、車の交通量は少なく、路面も良く、快適な走りです。

現在の終点 この先にも道ができているのが見えます

この先にも道はできており、道路標識には昇仙峡と書かれていてテープで隠してあります。山梨県のHPによれば、この先で昇仙峡入口の下の平瀬の辺りまでつながるようです。残りの区間が供用開始になると、チョイ乗りで走る愛宕山~千代田湖~昇仙峡入口ルートの最後で寄り道ができそうです。

この日の走りはTさんと2人だったので必然的にスピードはある程度上がり、昼食時間も入れて3時間余りで家に戻っていました。


2015年12月21日月曜日

フルーツライン(東部から西部)

12月20日 フルーツライン

山梨市にはフルーツ公園という公園があり、そこを走る広域農道にはフルーツラインという名称がついています。この農道は、石和駅付近から山すそを通ってフルーツ公園をかすめて、牧丘の手前あたりで終わっています。

一方、柳沢峠に行く国道411号線の途中に、「フルーツライン」と書かれた道路標識があります。
「あれっ?」と思い調べたところ、勝沼付近にも同じような農道があるようです。

甲府周辺の農道をあちこち走って、最終的にそれらをつなげて盆地を一周するルートをプランしていましたが、この農道が確認できればほぼ終了です。

というわけで、行ってきました。

入口は、中央道勝沼インターから東京方面に向かって橋を渡ったところの三差路を塩山に向けて少し下ったところになるようです。
ここまで20号線を走るのも味気ないので、いつもの金川曽根広域農道を利用することにしました。

金川曽根広域農道をどこから走るかによって走行距離が変わりますが、今回は荒川サイクリングロードを終点まで走り、甲府南インターの先で境川に向かう道に入りました。

今年はずっと暖かい日が続いてきましたが、今朝の甲府は-2.4度。ウインドブレークジャケットにタイツ、フェイスキャップ、冬用手袋、と、完全装備です。

農道が御坂町に入るあたりの高家南という交差点に最近セブンイレブンがオープンしており、ここで休憩。ソロのサイクリストに会ってあいさつ。
休憩が終わって走りだそうとすると、今度は6人くらいのグループに遭遇。
冬が来たので皆さん走るところは似たり寄ったりのようです。

金川曽根広域農道はそのまま走ると山梨市に行ってしまうので、尾山の交差点を右折し、一つ上の下黒駒を左折。勝沼に向かいます。
釈迦堂を通って勝沼インターの手前で20号へ。交差点を直進しても良いのですが、このあたりの道はあまり詳しくないので一度20号に入ってインター分岐を通過し、橋を渡った先の三差路を左折。すぐに入口があります。

ここが入口。 山梨市のフルーツラインは、「東山広域農道」ですので、同じ農道ではないようです。

この農道は、塩山から勝沼にかけて山すそを走る中央本線のさらに一段上を走るようです。入口からいきなり登りですが、一登りしただけで景色が開けます。

入口から一登りしただけでこの景色

道路は広い2車線で、車は時々通過するのみ。自転車には最高の道です。ただし、アップダウンは結構あります。これも農道ならでは。

中央本線の中でも展望で有名な勝沼ぶどう郷駅を下に見て走ります。

勝沼ぶどう郷駅とぶどうの丘  遠方は南アルプス

このあたり、JRの日影トンネルも近いですね。

この先で山から尾根筋が下りてきており、トンネルで通過します。

通過した先には展望広場があります。



このあたりから下り基調になり、国道411号線と交差。さらに進むと塩山のスポーツ公園をかすめて、最後は笛吹川沿いのT字路で終了となります。
ここは、何度か来ている「そば丸」のすぐ北側です。

勝沼側のフルーツラインは、展望が良い快適な道でした。

今日は、山梨市のデリーベイでカレーを食べようと思っていたのでここから山梨市駅に向かって下りますが、七日市場の交差点で、「あまりお腹がすいていないので、山梨市側のフルーツラインとうまくつなげるか見に行こう。」と思い、笛吹川を渡ります。

結果、日下部警察所下からの道は迷うことも無く、入口はすぐにわかりました。ここまで来てしまうと今更山梨市まで戻る気にもならず、そのままフルーツラインを走って石和に出て、甲府に帰りました。 

今日の走行距離は70km、獲得標高は860mでした。

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春から盆地周辺の農道をあちこち訪ねてきましたが、大回りのルートプランが大体完成しました。
茅ヶ岳~八ヶ岳(レインボーライン)~駒ケ岳~ウエスタンライン~金川曽根~フルーツライン(東部から西部)とつなぐと、170km、獲得標高2740mというルートになります。 来年の春になったら走ろうかな。





2015年11月29日日曜日

ツールド富士川2015 (2)


くつろいだ昼食も終わり、ここから後半の山岳ルートに突入です。コースマップでは、身延山の坂は規模が小さく(激坂ではありますが)、後半に大きな登坂が2つ控えている形になっています。

市川三郷町へ向かって戻っていくのですが、朝は富士川沿いに南下したのに対して、帰りは山の中を抜ける道です。個人的には、この道の奥に四尾連湖という湖があり、そこに来た時に逆方向に走ったことがあります。

天気が良くなり、自動車もほとんど通らず、快適な走りになりました。周辺の紅葉がすばらしいです。
最高地点が近くなると、「あと3キロ」などと行った立て看板が設置されています。
ここの登りは最大でも10%程度なので、ゆっくり走れば特に問題はありません。が、身延山の登りで脚を使ったせいか、攣りの前兆を感じ始めました。ちょっとヤバいかも。

最高地点を過ぎて少し下ったところに、富士川の流れを見下ろせるポイントがあります。

良い天気になりました。紅葉も最高です。

さらに下り、トンネルをくぐり、甲府盆地南端を走っている金川曽根広域農道に出ます。このあたりは日常的に走っている場所です。

第4エイドでは、レインボーレッドというキウイとコロッケがふるまわれました。このキウイは初めて食べましたが、美味しい。静岡で開発された品種で、このあたりでも栽培されているようです。ほとんど見たことがないです。

これがレインボーレッドです。 美味しい。

第4エイドからは甲府盆地が見渡せます。

一息入れて、最後の登りに向かいます。 スタート地点の道の駅富士川の脇を通過。 この先の往復コースはキャンセルしてもかまわないようで、ここで終わりにする人達もいました。

タイムトライアルの起点で、サポートライダーの方から話を聞いて、登りに入ります。コースマップでは距離5㎞弱、最大勾配15%。反対側から来て下ったことはあるのですが、結構な急坂でした。

攣りそうになる脚をパシパシたたきながら騙し騙し登って行きますが、負荷がかかってくるにつれ、ヤバい状態。Yさんには先に行ってもらいます。
もともと脚が攣ることが多い体質で、一時的に筋肉に負荷をかけすぎると後になってきます。しかしながら、最近あまり攣らなくなっていたので油断しました。
今回は完全にダメみたいです。限界まで我慢すると固まってしまい動けなくなるので、その手前でギブアップ。
途中で下りてストレッチしますが、まあ、攣ってしまったあとでは効果はあまりありません。ちょっと力を入れてぺダリングすると、きます。
ここからは、傾斜があるところは乗れないので押して歩き、傾斜がゆるむと乗る、という感じになりました。

途中、歩いているときに、今中さんがやってきて、声をかけてもらいました。
脚攣りだと体力的にばてているわけではないので、残念な気持ちもありますが、一方で脚が痛くて仕方がいので、もうやめようかな~、などと考えます。
それでも、乗ったり歩いたりしているうちに、平林のエイドが見えてきました。あと1キロくらいかな。

ここで、Yさんが下ってくるのに遭遇。「もう少しなので行きましょう。」ということで、再度登りに付き合ってくれるそうです。傾斜がゆるくなってきたのでゆっくりペダルを回して、なんとか第5エイドのみさき耕舎に到着できました。あー、しんどかった。


第5エイドではラ・フランスとゆず湯がふるまわれました。

第5エイドから見た富士山。 到着が遅れたので日が陰ってしまいました。


後は帰るだけです。大部分は下りで自転車に乗っかっていればよいので問題ないのですが、下りきってからペダルを回さないといけないのが不安です。出発するグループがないので事情を話して先行させてほしいとお願いしたところ、4人くらいのグループを組んでくれました。

ゆっくり下ってもらい、なんとかゴールへ。最後の部分ぺダリングができずに再び歩きになってしまいましたが、16時ギリギリでゴールできました。 はるか先にゴールしていたTさんにも再会。 彼はヒルクライムタイムトライアルに参加し、全体で9位だったとのこと。すごいですね。

ゴール後は、「みみ」という地元の食べ物を頂き、無事完走で終了となりました。

「みみ」です

今回は、事前の対策が不十分で脚が攣ってしまうアクシデントに見舞われましたが、なんとか完走できました。Yさんには感謝です。 身延山の坂に関しては試走したTさんや昨年の記録から情報は入っておりましたが、まあ大丈夫だろうと甘く見たのが間違いでした。 せっかくのイベント参加ですので、やはり楽しむための対策はとっておかないともったいないですね。


2015年11月26日木曜日

ツールド富士川2015 (1)


11月15日(日)に、地元のサイクリングイベント、ツールド富士川に参加しました。


甲府盆地のの南から身延にかけて、富士川沿いの道を走るイベントです。私は甲府の出身ですが、南の身延方面はあまり行ったことがなく、地元のイベントに一つくらい出ようかな、という思いもあり、今回の参加となりました。

所属するサイクリングクラブからは、私以外にYさんとTさんが参加。私とYさんはスタート地点への到着が遅くなったため、早い方のグループでスタートしたTさんとは別行動になりました。

山梨で開催されるイベントらしく、当たり前のように坂が盛り込まれています。 距離100kmで獲得標高1700mですから、9月に参加した北アルプスグランフォンドよりきついくらい。コースマップを見ると、最後の平林地区往復は、坂を登るためだけに組んだルートに見えます。(苦笑)  さらに、試走をしたTさんの話だと、本当の核心はコースマップ上の後半ではなく、身延山にあるとか。 

まあ、レースではないのでのんびり走れば、と思っていました。


さて、当日は、前日からの雨が朝まで残り、甲府で自転車を車に積み込む時もまだ雨です。9時ごろには上がって午後は晴れるという天気予報を信じて、スタート地点の「道の駅富士川」に向かいます。着いたら雨は止んでいました。

開会式に滑り込んで、すぐにスタートです。このイベントは、基本的にサポートライダーの引率でのグループ走行をすることになっており、スタートも15人ずつのスタートになります。
私とYさんは最後に近い位置でしたが、なかなか列が進みません。時間を計ってみると、2分間隔でのスタートとなっています。私たちは第16グループでしたので、最初のグループからは30分遅れとなりました。

スタートを待つ参加者。 雨が上がってよかったです。

おそらく、こうして意図的に分散させることにより、交通量の多い道路でのインパクトを減少させるのと、エイドへの人の集中を回避することを狙っているのではないかと思いました。

先に出たグループがいきなり反対方向に走りだして、思わず笑ってしまった場面もありました。 引率するサポートライダーの方々も慣れていないのでしょう。
私たちのグループは、走りだして間もなく、前方に前のグループがいるのがわかりました。2分前に出ているはずなのですが、なぜでしょう。


まずは、富士川を対岸にわたって県道を南下します。雲は低く垂れこめていますが、とにかく雨は上がっており、走りは問題ありません。この道路は、私達が甲府から南下する際に国道を避けて走る道路でもあります。今回は新割石トンネルは旧道を迂回しました。
周囲の山は紅葉がきれいで、良い雰囲気です。
コースはJR身延線に沿って進みます。(実際は、JR線はこのあたりトンネルが多いので、道路は迂回しています。)ちょうど良いくらいの距離で、下部温泉の第1エイドに到着しました。
下部温泉も、横の国道は走ったことがあるのですが、温泉街に立ち寄るのは初めてのような気がします。結構大きな温泉街なんだと、改めて驚きです。
身延饅頭とバナナがふるまわれました。 出発時に分散しているせいか、エイドはあまり混んでいません。

トイレを済ませて、出発です。
前述のようにグループ走行が原則ですので、その時点で準備しているグループに混ぜてもらいます。
ここからは、富士川沿いに走り、身延駅の手前で富士川を渡って、身延の街に入ります。
身延山総門にある第2エイドまでは距離があまりなく、下り基調で、近い感じです。

第2エイドは、ゆずゼリー、クッキー、バナナ、でした。
2回続けてバナナですが、こちらのバナナは業者さんからの特別提供品らしく、ブランド物でした。

第2エイド
ゆずゼリーとバナナを頂き、クッキーは補給食に。

今回も前のグル―プに入って出発。
ここから身延山久遠寺の境内への登りです。
配布されたルート図にははっきりした記載はありませんが、Tさんによるとここが核心で、20%の激坂とのこと。サポートライダーの方は、「この先に激坂があります。本当に激坂なので、無理して乗らないで歩いてください。」と言ってました。

とりあえず、三門の前で写真を一枚とって、激坂に突入です。 陽が差し始めました。

三門

結果、途中の休憩場所で息を整えて、なんとか上まで乗ったまま登りました。しかし、きつい。こういう時は軽い自転車が欲しくなります。(私の自転車はクロモリで、10kgオーバーです。)
周囲の人達を見ると、歩いている人の方が圧倒的に多いです。乗っている人は3割くらいかな。
Yさんは、比較的平気な顔をして登ってきましたが、私は一気に脚が無くなった感じです。

久遠寺の境内は、歩いて通過することになります。甲府出身ながら、久遠寺には初めて来ました。
建物がたくさんあって、「大きいお寺だなぁ。タイのお寺みたいだ。」と言ったら、「京都や奈良のお寺は皆このくらいありますよ。」と、Yさんに突っ込まれてしまいました。
確かに私はこういうことはよく知らないんですが、まあ、Yさんは奈良に住んでいたことがあるし・・・

身延山久遠寺の境内

境内をのんびり歩いて横切り、また自転車にまたがって、北へ向かって下って行きます。Yさんが30㎞巡行にトライすると言ってスピードを上げるので、必然的に前のグループへブリッジがかかることになります。

再度富士川を渡って、久那土中学校に設けられた第3エイドへ。
中学校の入り口で出発するTさんにバッタリ。見ると第3グループで走っているようです。私たちは出発時第16グループで、今は12くらい。20分くらいの差があるので、この先ゴールまで会わないでしょう。

ツールド富士川ではきちんとした昼食が用意されており、地元の産品をつかった「こしべんと」が配られます。「こしべんと」は3種類用意されており、私は通常のタイプ、Yさんはヤマメのサンドイッチを選びました。

こしべんと

ヤマメのサンドイッチ弁当

ヤマメがまるまる一匹入っていますね


中学校の体育館がエイド会場として用意されているので、雨が降っていても大丈夫です。
この日は11月にしては気温がとても高く、天気も回復してきて、気持ちよくこしべんとを堪能しました。


・・・ツールド富士川2015 (2) へ続きます。


2015年11月5日木曜日

秋の瑞牆山荘


11月3日 瑞牆山荘


7月に行った瑞牆山荘周辺は、紅葉の美しい場所でもあります。文化の日に同じルートを再訪しました。今回は、私と、Tさん、T社長、Yさんの4名です。

日没の早い時期で、午後5時には確実に家に帰っている必要があります。竜王駅南口のコンビニに集合し、8時出発。
気温が高めの朝であまり寒くないのは助かります。

増冨ラジウムラインに入るまでのルートは、T社長の案内で141号に乗らず、裏道経由。141号の西側にある直線道路でTさんと2人でダッシュ。とてもかないません。
ここで脚を使ったのが後半響きました。なさけない。

ラジウムラインに入ってからは順調に進みます。周囲の樹木も色づいてきて、空も晴れあがって、良い雰囲気です。塩川ダム周辺は紅葉のピークを迎えていました。

塩川ダム(みずがき湖)

ここで休憩を入れて、黒森集落へ。このあたりも綺麗です。

黒森の風景































ここからクリスラルラインに入って、夏と同じくみずがき山自然公園に立ち寄ります。ここまでくると、すでにかなり落葉しています。
瑞牆山をバックに写真を一枚。

左より、Yさん、私、Tさん


夏に来た時と比べて、塩川ダムからこのあたり、とにかく交通量が多いです。やはり紅葉の時期は混みますね。

瑞牆山荘でお約束のハンバーグで昼食。標高1520mまで来ると、さすがに日陰は寒いです。部屋の中では薪ストーブが燃えていました。

下りは金山沢を経由して本谷川沿いを下ります。このあたりの紅葉はとても綺麗で、今回も期待していたのですが、残念ながらすでに落葉が進んでいました。
やはり今年は紅葉が早いのかもしれません。

それにしても、とにかく車が多いです。 夏に来た時には山荘から増冨温泉の間でせいぜい数台だったと思うのですが、文字通り、桁が違います。

増冨温泉周辺まで下りてくると、また紅葉の中に入ってきます。


塩川ダムからは再び紅葉の中を走り、茅ヶ岳広域農道へ。私は脚が残っておらず、登りではへろへろです。
ハイジの村ではだいこん祭りを開催していました。今日はあちこちで収穫祭がおこなわれているようです。 自転車だと買い物をして帰る、というのは難しく、残念です。

ハイジの村からは農道を一気に下り、16時に出発地点の竜王駅南に戻りました。


この時期にしては気温も高く、天気にも恵まれ、快適な紅葉サイクリングでした。



2015年10月14日水曜日

飯山北部ポタリング


10月12日 飯山北部ポタリング


3連休は飯山の知人を訪ねていました。当初、秋山郷からカヤノ平へ抜けるルートを走ろうと考えていたのですが、11日の天気があまり良くなく、さらにこの日に知人とカヤノ平を散策してブナ林の黄葉を満喫してしまい、何となくのんびりライドに変更。

ガイドマップを見ながらコース検討。道の駅千曲川に車を置いて、千曲川沿いに左岸(国道の無い側)を北上し、なべくら高原・森の家に上がって休憩、みゆき野ラインを走ってから国道292号線に入り、富倉そばを食べに行く、というプランに決定。
実際は、森の家から車に戻ってしまったので、走行は42kmにとどまりましたが、のんびり走るには最高のルートでした。


道の駅千曲川をスタートし、国道117号を北上。大関橋をすぎると国道が千曲川を渡りますので、手前で戸狩方面への道に入ります。この道は、戸狩の街に入って行きますが、もともと小さな街な上に祝日の朝で、車は少ないです。
戸狩野沢温泉駅の前から、十日町方面の標識に従って進むと、道が千曲川左岸に沿って続くようになります。しばらくして湯滝温泉を通り過ぎます。ここは入ったことがありますが、男湯は内湯と露天がとても離れているというおかしな造りです。

湯滝温泉を過ぎてからの道は、ずっと千曲川沿いに続きますが、ほとんど車が来ません。道幅もそこそこ広くて路面も良く、すごく快適なサイクリングです。
千曲川もこのあたりまでくると大河の様相で、実に気持ちが良いです。




途中で道端で老夫婦が何かを拾い集めているのをみて、話を聞くと、クルミの実を集めているとのことでした。
「へぇー、初めてです。見るのは。」と言ったら、今回も同行のYさんが、「山に行くとたくさん落ちてるじゃないですか。」と言います。すみません。関心が低くって。

この後も気持ちの良い道が続きます。やがて、森の家に上がるための国道が分岐する藤沢という場所に着きましたが、あまりに気持ち良いので、国道との合流点までこのまま行ってみました。この先、千曲川には発電所があり、その後長いスノーシェッドの登りがあって、栄村に入ると国道と合流です。

藤沢までもどって、国道403号線に入り、坂を上って行きます。国道にしては道も狭く、並の林道と変わりません。ひと汗かきましたが、上部の台地上のところまで登りきると、左から2車線道路が合わさってきてT字交差点になっています。
「うーん、これがみゆき野ラインっぽいなぁ。」というわけで、現在地確認。どうやら間違いないようなので、登りはここで終わりにし、みゆき野ラインに入ります。

この道は良い道です。広域農道なのかもしれません。少し走ると、なべくら高原・森の家への分岐があり、そこから300mで森の家につきました。

なべくら高原・森の家は、飯山市が管理運営している施設で、休憩や宿泊(食事提供は無し。)ができます。イベントを行っていたり、自転車のレンタルもあるようです。
私たちは、ハーブティーを楽しみました。部屋には登山関係の雑誌や書籍がたくさんあり、半日くらいは簡単に過ごせそうです。くつろげる、良い場所だと思います。
出発の時に、スタッフの方から、フェイスブックに載せるので、ということで、写真に収まりました。帰宅して見たら、しっかりと掲載されていました。

なべくら高原・森の家にて。 (FBに掲載された写真を拝借)

さて、実際くつろいでしまった私たちは、富倉には車で行くことにあっけなく変更。道の駅千曲川に戻ることにしました。

みゆき野ラインは快適な道が続きます。相変わらず、車はほとんど通りません。途中、深い谷を渡る橋がいくつもあります。関田山脈は上の方が赤く色づいています。この道路周辺もあと2週間もたてば紅葉に染まるでしょう。

快適に走って行くと、道は、関田峠からの県道に合流します。尾根を一つ越えて、後は道の駅まで下るのみ。 戸狩は以前スキーに通っていたことがあり、当時宿泊した民宿をのぞいたらオヤジさんがいて、あいさつをしました。久しぶりに会えて、うれしかったです。



余談:富倉そば

結局、道の駅に戻ってから、車で富倉そばを食べに行きました。 トンネルを通過した後、結構下ります。 また、公営のかじか亭は国道から近いですが、私達が最初に行ったはしば食堂は、最後に結構な激坂を上がらないと着きません。 まあ、自転車で行かなくて良かったかも。(苦笑)

はしば食堂の富倉そば


2015年10月5日月曜日

富士山一周


10月4日 富士山一周


寒くなる前に、ということで、好天で気温高めの予報が出た10月4日に富士山一周をしました。
本栖湖起点、反時計回りでスカイライン経由です。 距離106km、獲得標高1860mとなります。



朝、精進湖の駐車場に8時過ぎに到着するものの、なんと満車。 本栖湖に移動します。 出発が遅れて8:50になりました。

最初の目的地は白糸の滝ですが、この朝はものすごく天気が良く、朝霧高原の道の駅で写真を一枚。サイドカーの団体に遭遇しました。

朝霧高原道の駅から見た富士山

本栖湖から白糸の滝までは、なだらかな下りが続き、快適な走りです。景色も良くてまさに極楽なのですが、どうしても、「下った分は登らないと帰れない。」という思いが頭をかすめてしまいます。

今回、実は、白糸の滝に来るのは初めて。 場所がわかるかどうか不安でしたが、道路標識にも表示があり、全く問題なく到着できました。駐車場も広く、大観光地だったのでした。

滝も、なかなか見ごたえがあるものでした。富士山の湧水が滝になっているとのことですが、沢登りを数多くこなしている私達でも、こんな滝は初めて見ました。

白糸の滝  この水はどこから出てくるのか、不思議な感じです。
来て良かったです。ソフトクリームも食べて、交差点にあるファミリーマートで補給食を買いこみます。スカイライン経由で行くと、この先須走までは店が無いようです。

上井出の立体交差をくぐって、県道72号線を下り基調で御殿場方面に向かい、保坂の交差点を左折してスカイラインに入ります。ここから富士宮口登山口の分岐まで、900m余りを一気に登ります。

平均勾配は6%強だと思いますが、極端な激坂はなく、淡々と登って行きます。車は少なくて快適ですが、時々バイクの団体に抜かれます。中にはものすごいスピードで登って行くバイクもいて、まあ何と言いますか、結構うるさいです。
「こういうタイプの長い登りは、しんどくないけどメンタル的に参るよね。」と同行のYさんと話すと、彼女も同じような事を感じていたようです。

頑張って1時間10分くらい登り続け、西臼塚のPAで休憩。ここで会ったバイクの団体は、なんとシャリィホンダ4台。懐かしい。弟が高校時代に乗ってました。
PAにある地図をみると、最高地点まであと3キロくらい。15分ほど休んで出発。
この先も淡々と登り続け、無事に富士宮口登山口分岐に到着しました。標高1460m、気温は14度です。朝霧高原では晴れていた富士山ですが、登るにつれて雲がかかってきて、結構肌寒いです。



少し先の最高地点でウィンドブレーカーを着こみ、下りに突入です。

この下り、最初は傾斜もあまりなく、平和に水ヶ原PAあたりを走り抜けますが、そのうちに10%が延々と続く下りになります。
カーブも緩く、そのうちにほとんど直線になってしまい、ブレーキをかけないと一体何キロ出るのか、という感じです。
一方、路面があまり良くない区間があり、高速でブレーキをかけながらの下りなので衝撃がもろに腕に来ます。一番路面が荒れたところでは時々後輪のグリップが無くなるような感じがあり、結構しんどいです。救いは、車の通行がほとんどないこと。

そう言いながらも下りは速く、程なく滝ヶ原自衛隊の駐屯地先の交差点に到着。地図で調べたとおり、ここを左折して国道139号までショートカットです。

合流した139号は、これまでとは一転して車の流れが途切れない道でした。特に須走ICまでの間は、東京の道を走っているのと変わらないくらい。

途中、須走の道の駅で小休止。何と、今朝朝霧高原で見たサイドカーの団体がいました。向こうの方が話しかけてきて、少し話をしました。こういうのも楽しいです。

この先は籠坂峠まで、きつくない登りを再び淡々とこなして、「へぇー、ここって峠が県境じゃないのね。」などと新発見もしながら、ようやく峠を越えて山中湖畔へ。時刻は3時近くになっていました。

ここまでくれば勝手知ったる地元なのですが、現実には本栖湖まで戻らないと家に帰ることができず、日没が早いこの時期、あまりのんびりしているわけにもいかなくなってきました。
Yさんの案内でハンモックカフェというところに立ち寄り、コーヒーとホットドックで軽い昼食。
このカフェ、ハンモックがあちこちにつるしてあって、お客さんは自由に使うことができます。子供連れの家族がたくさん来ていました。

ハンモックカフェ

あとは帰るのみ。まずは富士吉田へ。途中、立ち寄りたかったモンベルストアをパス。富士浅間神社もパス。
富士吉田市内と富士河口湖町内は、国道139号の路面状態が最悪で、タイヤの細いロードバイクで走っているとかなりしんどいです。

鳴沢村まで来て、明るいうちに帰れることが確実になったので、道の駅で休憩。鳴沢菜のおやきを食します。

この先はスムーズに走って、本栖湖の駐車場に無事到着。17:10でした。



国道139号の車の多さと路面には少々参りましたが、全体としては楽しいルートでした。 あと1時間早く出発すればベターだったかもしれません。

次回は日の長い初夏にでも、甲府から自走でやりたいと思います。その場合はスカイラインには行かずに下ルートにします。




八ヶ岳広域農道(レインボーライン)再訪


9月27日(日) 茅ヶ岳広域農道~八ヶ岳広域農道(レインボーライン)~駒ケ岳広域農道


9月27日にレインボーラインを再訪してきました。

5月と同じコースで走りました。今回はTさん参加で、この人は私よりもはるかに速いので、全体にペースが上がります。
登りだとヒューっと先に行かれてしまう感じで、最初から競争にならないんですが、いつもよりも一段速く走るのも、しんどいですが良いものです。

今回改めてみてみると、レインボーラインの起点近くの国道141線との交差点あたりから、すでに小淵沢という表示がでています。

「高根の湯」南の国道141号線との交差点
農道は確かに小淵沢までつながっているのですが、最初北に向かって進みますので、方向と地名が一致しません。農道は道路地図ではメジャーな扱いを受けませんので、初めての人は混乱するでしょう。
レインボーラインを走っている時は、「小淵沢」とか、「白州」という行き先表示は、正しい道を走っていることを意味しています。


もう一人のT社長はここ数年病気で体調がすぐれない状態が続いていますが、この日はかなり回復してきていました。

傾斜のきつくない登りが終わると、等高線に沿って西へ向かって走るようになります。移住者が建てたと思われる山荘風の大きな家が目につきます。

こういう山荘風の建物がたくさんある。 売りに出ているものも多い。

というわけで、トータルではそれほど速いわけでもないのですが、おっさん3名で休みもあまりとらないため、昼食のおっぽに亭こっこに12時くらいに到着。混雑が懸念されましたが、意外と空いていました。

この先、一箇所だけ間違いやすい分岐があります。「フレンドパークむかわ」に向かってください。帰りも武田橋までずっと農道で、快適な走りを楽しみました。


2015年9月13日日曜日

忍野村


9月12日  旧御坂峠~忍野村~若彦トンネル


富士北麓の忍野村には忍野八海という湧水の池がありますが、一度も行ったことがありません。
淡水魚の水族館もあり、一度行ってみたいと思っていました。
若彦トンネルが開通したので行きと帰りで同じ道を走る必要がなくなり、自転車で行ってみることにしました。甲府駅から距離100㎞、獲得標高1650mになります。


今回は、I夫妻とTさんの4名でのライドです。甲府市内で住んでいる場所がバラバラなので、笛吹川の蛍見橋を渡った先のファミリーマートで8時に待ち合わせ。行ってみたら、ファミリーマートは閉店していました。つい先日まであったのに。

行きは御坂峠経由。八代から国道の旧道を経由して上がって行きます。じりじりと標高を稼ぐのですが、この道は傾斜がゆるいためにキツさはあまりありません。土曜の朝でも交通量は結構あります。ただ、登坂車線がずっと設置されているので、助かります。
カムイ御坂スキー場の脇を通過して、御坂トンネルの手前から旧道へ。
御坂の旧道は、5%程度の坂がずっと続く登りやすい道です。車もほとんど来ません。4人で話をしながらゆっくり登って行きます。半分すぎたあたりでIさんとTさんがアタックをかけて先行してしまいました。あ~あ。

旧道のトンネルはほぼ真っ暗ですが、短いので怖くはありません。抜けると、太宰治が滞在したことで有名になった天下茶屋があります。富士山は頭だけ顔を出しています。しばし休憩。

ここから河口湖方面にダウンヒル。以前は湖畔までおりたのですが、先日バイパスで新倉河口湖トンネルが開通し、富士吉田方面に行く時には湖畔を通る必要がなくなりました。忍野をめざす私たちも、トンネルに向かいます。

このトンネルは、富士吉田方面に向かって左側にのみ広い歩道がついていて、自転車で走れます。すれ違いもできる幅です。まあ、反対車線のロードバイクグループは車道を走っていましたが。

そして、富士吉田市内の北を抜けて、短い坂を登りトンネルをくぐって忍野村へ。早速忍野八海を見学です。

しかし、まともに来たことのある人がおらず、よくわかりません。(苦笑)
標識を頼りに最初に着いた池は、やたら小さい。「うーん、こんなに小さいの?」(実は、後で調べたら、この小さい池の奥に大きな池があったようです。何と言うか、騙された感覚ですね。)
次の池も小さいけど、3つめの池は大きかったです。というか、ここが中心らしくて、とてもたくさん人がいます。お店もたくさん。中国語がとびかっています。
水の透明度がすごくて、キラキラ輝いている感じ。すごいなー。


うーん、レンズカバーのガラスが汚れていたみたいで写真が曇っていますね。



晴れているんだけど、富士山は雲の中。中国からここまで来て富士山が見られないのは残念だな、と思っていたら、そのうちに山頂付近が顔を出しました。良かった。


とりあえず忍野八海を見ることができたので、次は水族館へ。正式名称は、「山梨県立富士湧水の里水族館」で、淡水魚の水族館です。
Tさん以外の3名は登山をしますので、どうしてもイワナやヤマメに興奮しがちですが、淡水魚もいろいろな種類がいて面白いです。水族館って癒されますね。
西湖で再発見されたクニマスもみることができました。

水族館に行く途中、小川を見ながら走りましたが、この小川がとても雰囲気が良かったです。次回来るときはロードバイクじゃなくてポタリングかな。

この後、道の駅富士吉田にある富士山ビールで昼食。2名がビールを飲んじゃったので、当初の計画に入っていた山中湖はパスして帰ることにしました。

帰りもまたトンネルを歩道をつかって通過し、河口湖畔へ。若彦トンネルへ向かいます。

河口湖北側の道はあまり広くないのですが交通量は結構多く、走りやすいとはあまり言えません。
今回は、私達を追い抜いたバスが直後に対向車をよけて左に寄せてきたため、私の前を走っていたI(妻)さんと接触するというトラブル発生。
幸いにも転倒は免れ大きな事故にはなりませんでしたが、警察に来てもらい処理しました。

とにかく気をつけて帰ろうと言うことで、若彦トンネルまでゆっくりと登り、トンネルを抜けて芦川へ。
今度は鳥坂トンネルへ向けての登りで、またアタックをかけられて今度は私が追いかける羽目に。ゆっくり行くはずじゃなかったの? まあ、このあたりは交通量が少ないので問題ないです。それにしてもTさん速すぎです。
鳥坂トンネルからは一気に八代まで下って、蛍見橋で解散しました。


忍野はなかなか良いところでした。次回はもう少し時間をかけて見て回りたいです。
個人的には、今回のように観光メインなら、自転車はポタリング的に考えた方が良いなと思いました。ロードバイクに乗る時は走りを楽しむことに徹した方が、満足度が高まりそうです。 


2015年9月9日水曜日

北アルプス山麓グランフォンド2015 (2) 当日編


当日は5時半ごろの起床。しばらくすると雨。ありゃ~。
とにかく、ウェアを着こみます。気温は低めに感じたので、ファイントラックのベースを着てアームカバーをしました。

宿泊は朝食付きで申し込んでいたので、食堂へ。朝食は6時からです。バイキングで、和食、洋食、中華がありました。

荷物をまとめて車に行く頃には、雨は止んできていました。車から自転車を降ろして準備をします。6:50頃に列に並びます。
先頭にはマヴィックカーがいます。使用車はスバル。1990年の世界選の時のオフィシャルカーもスバルだったなぁ、と、思い出しました。

スタート前

マヴィックカー  ホイール交換に応じてくれるのでしょうか(笑)

7時を少し過ぎて、スタート。4列になり、10秒おきにスタートです。最初は中綱湖畔までの下りで、路面が濡れていることもあり、皆、慎重に下りて行きます。
下りきってからは、青木湖の湖畔を通ってまずは白馬のジャンプ台を目指します。雨は上がって白馬三山が良く見えます。

ジャンプ台を目指して走ります


ジャンプ台には第1エイド(18km)が設置されています。私は白馬のジャンプ台に来るのは初めてです。皆、写真を撮っています。

ジャンプ台の次は栂池高原の第2エイド(27km)へ。岩岳スキー場の前を通って、すぐに到着。ここでは、手打ち蕎麦がふるまわれており、私も2杯頂きました。

手打ちというところがすごいですね

ここからは往路と別ルートで神城まで戻り、美麻に向かいます。美麻から大峰高原を経由して松川までの区間はこれまで行ったことのない場所で、今回のルートの中では個人的なインタレストNo.1のエリアです。

黄色に輝く田園の中を走って、100㎞ルートとの分岐を通過、登りをこなしていると、前方にトンネルが見えてきました。
「あ、トンネルだ。尾灯をつけないとな。」とか思いながら走っていると、同行のYさんに呼ばれます。
グランフォンドのルートはトンネルを通らないとのこと。設置してある看板を見落としたようです。トンネル手前で自転車を降りてガードレールをまたいでルート復帰。危ないところでした。
本来のルートは登り坂で、程なく最高点を過ぎて下りになります。最高点には「峠」とだけ書かれた標識がありました。確かに峠には違いありません。

下って行くと、第3エイドのポカポカランド美麻(50km)に到着します。ここではおやきが食べられます。

ぽかぽかランド美麻

この先が、このグランフォンドで一番の登り坂なようです。エイドを出るといきなり登りです。5km程がんばって登ると、登りきったところに第4エイド(美麻支所)があります。

ここはお漬物かな。私は食べていません。

このあたりから本格的に雨が降ってきました。まだ11時前ですが、天気予報より早めに雨になってしまったようです。後半雨中走行になりそうです。お天気ばかりは仕方ありません。

ここから、八坂、大峰高原への道は、ゆるいアップダウンを繰り返して山上の田園風景の中を走る感じのよい道でした。15㎞ほどで大峰高原の第5エイド(70km)に到着。
おにぎりに味噌とお漬物で、昼食です。雨のためテントが設営されており、皆、テントの下に入って食事をしています。

小さなお子さんがお手伝いをしていました


おにぎりで食事中

大峰高原は晴れていればアルプスの展望が素晴らしいとのことですが、今日は雨でおあずけです。

ここからは一気に下って松川村へ。下れば雨は止むかも、と期待していたのですが、意に反して高瀬川沿いを走るあたりでは本降りになりました。黙々と走るのみです。サイクルウェアを着ているので濡れても特に問題はないのですが、まあ、あまり楽しくはないですね。(苦笑)

昨日自動車で走った道を今日また自転車で走って、松川村の安曇野ちひろ公園にある第6エイド(93km)に到着。ぶどう、桃、リンゴがふるまわれます。どれも、とても美味しいです。写真に撮りたかったのですが、コンデジのレンズが濡れてしまい、残念ながらこれ以降は写真なしです。

濡れているので、身体が冷えてこないうちに出発。ここから先は、上り基調になります。天気が良いと暑さでバテそうなルートですが、今日は逆に身体が冷えないので助かります。
このあたりも、一面蕎麦の花が咲いていたり、田園風景が広がっていたりして、とてもきれいなところです。山が見えないのは残念ですが。

大町温泉郷の第7エイドでは、「おざんざ」を頂きました。身体が冷えていたので暖かいものがうれしかったですね。

最後の区間は、沢沿いに登りが続きます。途中でマヴィックカーが追い付いてきて、しばらく私達の右側を並走する形になったので、レースみたいに運転手と話ができるかな、と思ったのですが、ヨーロッパと違って日本は右ハンドルなのでダメでした。(笑)  

道は、大谷原の分岐を過ぎてから急坂になります。いや、最後にこれがあるのはきついのですが、私たちは何とか登りきって、午後3時過ぎに無事ゴールとなりました。



雨が降ってしまったのは残念ですが、とても魅力的なコースだったと思います。 後半の雨に降られた部分は、いずれ走り直しをしたいと思います。
エイドがとても充実していて、補給は十分でした。給水所まであるし、今回のように涼しければ補給食もボトルも持つ必要ないかも。(笑)
行先表示も十分だったと思います。私は上述のように美麻トンネル入り口で一つ見落としましたが、これは例外的でしょう。

大会関係者、ボランティアの方々、ありがとうございました。




2015年9月8日火曜日

北アルプス山麓グランフォンド2015 (1) 前日編


9月6日に信濃大町周辺で行われた、北アルプス山麓グランフォンド2015に参加しました。

今回もクラブのロングライド組2名での参加です。2人とも、120kmコースへのエントリーとなります。

今回は、信濃大町周辺ということで、登山もやる私達にとってはなじみの場所。甲府からの距離も片道150㎞くらい、ということで、アプローチに関しては苦労はありません。

宿泊は、スタート地点にある鹿島槍スポーツビレッジに部屋を確保しました。

この大会も車検が必要で、甲府のFROM-Mに行ってやってもらいます。このお店は、他店で購入したバイクもみてくれるので助かります。私は、ついでということで、長い間交換していなかったブレーキシューを交換してもらいました。

開催日の天気予報は午後から雨。美麻から大峰高原へのルートから松川に下りるあたりで雨が来るかな、と予想します。ロードバイクだし、夏なので、ウィンドブレーカーで済ませることにしました。レース用の雨具くらいは買っておいた方が良いかも。


前日の9月5日、13時からウェルカムイベントがあるので、とりあえずそれに間に合うように行くつもりで、甲府を10時に出発しました。 前回は自転車を積むのにちょっと考えましたが、その後車内用の車載キャリアを購入しましたので、積み込みの問題は解消されています。

移動には問題はなく、安曇野インターで長野道を降り、大町に向かいます。時間があるので松川の道の駅に寄ります。

ここで、りんごの直売にひっかかってしまいました。いろんな種類が試食できるんですよね。あまり人もいないので、片端から試食。(笑) とにかく、もぎたてのりんごは美味いです。
Yさんは2種類くらい買っていましたが、私はひたすら試食。だんだん腹いっぱいになってくる有様。ははは。

その後、近くの「そば処こうや」で昼食。もり蕎麦と田舎天ぷら盛り合わせをお願いしたのですが、天ぷらがどっさり。りんごの天ぷらもありました。なかなか美味しかったです。 道の駅に置かれていた100円割引券もちゃっかり利用させていただきました。

天ぷら盛り合わせの手前右側にある白いものがリンゴの天ぷら。(笑)


結局会場である鹿島槍スポーツビレッジに着いたのは2時近くなっていました。
イベントは大体終わってしまったようですが、最後の抽選会が続いており、受付を済ませてしつこく参加。
私はスペシャライズドの非売品作業着を見事ゲット! しかし、これ、いつ着るのか・・・

終了後、スポーツビレッジにチェックインして、15:45のシャトルバスで、大町で行われるイベント「三蔵呑み歩き」に向かいます。

ところが、シャトルバスは中型バス1台だけで、乗りきれない人が出ていました。実は私達もあぶれそうになったのですが、前にいた団体が全員一緒に乗れないので車で行くことにしてくれたのでギリギリで乗れたのでした。
中綱民宿の乗り場でも10人余りの人がバスを待っていましたが、乗れませんでした。バスの運転手の方が、大会事務局に電話で状況を話し、対応を依頼していました。

このバスに乗るためには事前に1500円でおちょこを購入する必要があり、「三蔵呑み歩き」自体がお酒を飲むイベントですので車で行くのも難しく、シャトルバスに乗れずに会場に行けないというのは好ましくない状況です。15:45の次は17:30までバスがありません。グランフォンドの紹介の中で「三蔵呑み歩き」イベントの紹介もしているわけですから、善処していただきたいと思います。

さて、「三蔵呑み歩き」は、大町市内にある酒蔵3か所を開放し、参加者はお猪口を購入することによって好きなだけ試飲ができる、と言うイベントです。
私達が加わったのは午後4時過ぎでしたが、すでに結構な人が良い感じで酔っています。(笑)



一つの蔵で5~6種類の酒が試せます。蔵元を訪問して試飲したことは何度かありますが、3か所で、というのは初めてです。酒の味に明らかに違いがあって面白いです。
漬物等の軽いつまみもふるまわれ、楽しい時間を過ごすことができました。



帰りのバスは19:30。土曜の夜の商店街は閑散としており、食事をとるところをうまく見つけられず、結局弁当を買ってバスに乗り込みました。バスは最終21:30もあるのですが、ここでさらに2時間も呑んだら明日がヤバそうです。

宿に着いて食事をし、お風呂に入って、明日に備えて10時過ぎには床につきました。



2015年8月27日木曜日

八ヶ岳エコーラインから女神湖


小淵沢道の駅~エコーライン~すずらん峠~女神湖~白樺湖~エコーライン


私達のサイクリングクラブは、もともと甲府にある山岳会のメンバーが作ったもので、ロングライド組(と言っても私とYさんの2名しかいないけど)も山登りをします。

このところ暑すぎて、週末は自転車よりも沢登りになってしまい、2週連続で沢へ。そうこう言っているうちに、9月6日の北アルプス山麓グランフォンドが近づいてきました。
8月最後の土日はまた沢の計画が入っているし、今週はちょっと自転車に乗らないとまずいかも。
しかし暑い。

というわけで、甲府から走るのは放棄して、小淵沢起点で茅野側から麦草峠を越える周遊コースをプランしましたが、天候が今一つで八ヶ岳方面は上の方のガスがとれず、すずらん峠から女神湖というルートに変更になりました。



甲府を6時過ぎに出て小淵沢道の駅に向かうも、現地は小雨。寒いくらいの気温です。
天気の回復が遅れているようで、ちょっと麦草峠はきついかな。諏訪の方が天気がなので移動しようか、などと話し合い、車を出したところ、数キロ西に走ったら道が乾いています。
エコーラインを全線走ってみたいという気持ちもあったので、麦草がだめなら白樺湖方面でお茶を濁せばいいや、ということになり、諏訪方面に行くのはやめにして道の駅に戻ります。

支度をして、スタート。

道の駅から西へ走って県道17号線に乗り、エコーラインの標識を右折。
エコーラインは広域農道で、山梨の広域農道と同じく、広い快適な道です。一方、この道は、諏訪南インターチェンジから白樺湖方面に向かう際に利用されており、農道にしては結構交通量があります。
まあ、そうは言っても、大した交通量ではありません。諏訪南インターからの道路にぶつかるまでは、本当に静かな道です。アップダウンも少なく、快適な走りです。途中で、トレーニング中と思われるグループとすれ違いました。

芹ヶ沢の交差点手前で休憩。
八ヶ岳方面は稜線がガスの中。麦草峠に行っても途中からガスの中を走ることになるでしょう。
すずらん峠の方が標高が400mくらい低く、しかもガスがとれてきそうな感じなので、この日はビーナスラインを走ることに変更。

こんな感じでガスがかかっていて、麦草峠はやめにしました。

道路沿いはそばの花が満開です。

麦草峠に行くときは補給ポイントが無いので注意が必要ですが、ビーナスラインは補給に関しては問題ありません。

まずは蓼科湖を目指して登って行きます。前半は10%近い部分もあります。
交通量は結構多いです。これは仕方ないですね。
蓼科東急の入り口を過ぎると、蓼科湖。何度見ても、湖ではありません。池です。(実際にもため池です。) ちょっと休憩。

蓼科ため池

この先も結構急な坂が現れます。といっても、激坂という程のところはなく、林の中をずっと登って行きます。このあたりは本当に、ずーっと別荘地が続く感じで、高原リゾートとしての歴史の古さを感じさせます。
途中で私の後輪がパンクし、チューブ交換。珍しいことです。タイヤの内側に一箇所、小さな石粒がついていました。これが原因でしょう。
ピラタスへの分岐を過ぎるあたりから傾斜が緩くなり、すずらん峠に到着。蓼科山登山口がありますが、実は登山口があるのは最高地点ではなく、最高地点には一枚の看板以外、何もありません。せっかくなので写真を一枚。



ここから女神湖へは下りになります。峠を越えたらガスが出てきました。ガスの水滴がまとわりつき、下りは寒いくらいです。

女神湖もやはり、池ですね。湖と呼ぶには小さすぎます。これも実際にため池です。

女神ため池(笑)

この辺りは白樺高原と呼ばれるところで、白樺高原スキー場があり、冬には何度も来ていますが、夏に来たのはいつだったか記憶がありません。しばらくぶらぶらと観光です。
パン屋さんをみつけて、いくつかパンを買って、店先で食べました。なかなか美味しいです。レストランも何件かあります。

ガスが出ていて、走りだすとどうにも寒いので、ウィンドブレーカーを着用。
白樺湖に向かって下って行きます。
道路を走っているとわかりにくいのですが、このあたりは地形が複雑で、女神湖の水は北に流れていき、白樺湖の水は南に流れます。ということは、間に分水嶺があることになるのですが、実際に走るとほとんど下りです。
「???」となりますが、白樺湖に着く直前に乗り越す尾根が分水嶺のようです。白樺湖は分水嶺直下にあるわけですね。

さて、白樺湖に着くと、ガスもとれて日差しが戻ってきました。何より、こちらは建物も人も多く、賑やかです。 関係ないけど、白樺湖もため池です。大きいですけど。

ここで再度ルート検討。霧ヶ峰方面に向かうかどうか、ですが、標高を上げると間違いなくまたガスに入ることになるので、今回はこのまま帰ることに決定しました。

白樺湖からは大門街道をどんどん下ります。ビーナスラインに比べると、こちらの方が道が良くて下りやすい気がします。
あっと言う間に芹ヶ沢の交差点に戻ってきました。ここまで下りてくると先ほどの寒さがうそのように、暑さを感じます。

あとはエコーラインを戻るのみ。帰りもなかなか快適な道です。
途中でジェラートショップに立ち寄り、のんびりと休憩。 すると、地元の方がとれたてのとうもろこしを持ってやってきました。1本100円だそうです。
Yさん「取れたてはおいしいんですよね。」
私  「買って帰ったら?(半分冗談)」
Yさん「持って帰れないじゃないですか。」
私  「ジャージの後ろポケットに入れればいいでしょう。3本入るわけだ。プロのレースでボトルを運ぶ人みたいに背中にも入れれば7本くらいはOKじゃないかな。(ほとんど冗談)」

Yさん、しばらく考えていましたが、本当に買ってしまいました。
以下、証拠写真です。

まだ車まで20kmくらいあるというのに・・・



その後、Yさんの案内で、おっこと亭というお蕎麦屋さんにまたまた寄り道して、遅い昼食をとり、車に戻りました。


なんだか買い食いサイクリングみたいになってしまいましたが、暑い夏の日を高原地帯で過ごすことができて、良い休日になりました。
走行距離は90kmくらいでした。