小淵沢道の駅~エコーライン~すずらん峠~女神湖~白樺湖~エコーライン
私達のサイクリングクラブは、もともと甲府にある山岳会のメンバーが作ったもので、ロングライド組(と言っても私とYさんの2名しかいないけど)も山登りをします。
このところ暑すぎて、週末は自転車よりも沢登りになってしまい、2週連続で沢へ。そうこう言っているうちに、9月6日の北アルプス山麓グランフォンドが近づいてきました。
8月最後の土日はまた沢の計画が入っているし、今週はちょっと自転車に乗らないとまずいかも。
しかし暑い。
というわけで、甲府から走るのは放棄して、小淵沢起点で茅野側から麦草峠を越える周遊コースをプランしましたが、天候が今一つで八ヶ岳方面は上の方のガスがとれず、すずらん峠から女神湖というルートに変更になりました。
甲府を6時過ぎに出て小淵沢道の駅に向かうも、現地は小雨。寒いくらいの気温です。
天気の回復が遅れているようで、ちょっと麦草峠はきついかな。諏訪の方が天気がなので移動しようか、などと話し合い、車を出したところ、数キロ西に走ったら道が乾いています。
エコーラインを全線走ってみたいという気持ちもあったので、麦草がだめなら白樺湖方面でお茶を濁せばいいや、ということになり、諏訪方面に行くのはやめにして道の駅に戻ります。
支度をして、スタート。
道の駅から西へ走って県道17号線に乗り、エコーラインの標識を右折。
エコーラインは広域農道で、山梨の広域農道と同じく、広い快適な道です。一方、この道は、諏訪南インターチェンジから白樺湖方面に向かう際に利用されており、農道にしては結構交通量があります。
まあ、そうは言っても、大した交通量ではありません。諏訪南インターからの道路にぶつかるまでは、本当に静かな道です。アップダウンも少なく、快適な走りです。途中で、トレーニング中と思われるグループとすれ違いました。
芹ヶ沢の交差点手前で休憩。
八ヶ岳方面は稜線がガスの中。麦草峠に行っても途中からガスの中を走ることになるでしょう。
すずらん峠の方が標高が400mくらい低く、しかもガスがとれてきそうな感じなので、この日はビーナスラインを走ることに変更。
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こんな感じでガスがかかっていて、麦草峠はやめにしました。 |
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道路沿いはそばの花が満開です。 |
麦草峠に行くときは補給ポイントが無いので注意が必要ですが、ビーナスラインは補給に関しては問題ありません。
まずは蓼科湖を目指して登って行きます。前半は10%近い部分もあります。
交通量は結構多いです。これは仕方ないですね。
蓼科東急の入り口を過ぎると、蓼科湖。何度見ても、湖ではありません。池です。(実際にもため池です。) ちょっと休憩。
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蓼科ため池 |
この先も結構急な坂が現れます。といっても、激坂という程のところはなく、林の中をずっと登って行きます。このあたりは本当に、ずーっと別荘地が続く感じで、高原リゾートとしての歴史の古さを感じさせます。
途中で私の後輪がパンクし、チューブ交換。珍しいことです。タイヤの内側に一箇所、小さな石粒がついていました。これが原因でしょう。
ピラタスへの分岐を過ぎるあたりから傾斜が緩くなり、すずらん峠に到着。蓼科山登山口がありますが、実は登山口があるのは最高地点ではなく、最高地点には一枚の看板以外、何もありません。せっかくなので写真を一枚。
ここから女神湖へは下りになります。峠を越えたらガスが出てきました。ガスの水滴がまとわりつき、下りは寒いくらいです。
女神湖もやはり、池ですね。湖と呼ぶには小さすぎます。これも実際にため池です。
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女神ため池(笑) |
この辺りは白樺高原と呼ばれるところで、白樺高原スキー場があり、冬には何度も来ていますが、夏に来たのはいつだったか記憶がありません。しばらくぶらぶらと観光です。
パン屋さんをみつけて、いくつかパンを買って、店先で食べました。なかなか美味しいです。レストランも何件かあります。
ガスが出ていて、走りだすとどうにも寒いので、ウィンドブレーカーを着用。
白樺湖に向かって下って行きます。
道路を走っているとわかりにくいのですが、このあたりは地形が複雑で、女神湖の水は北に流れていき、白樺湖の水は南に流れます。ということは、間に分水嶺があることになるのですが、実際に走るとほとんど下りです。
「???」となりますが、白樺湖に着く直前に乗り越す尾根が分水嶺のようです。白樺湖は分水嶺直下にあるわけですね。
さて、白樺湖に着くと、ガスもとれて日差しが戻ってきました。何より、こちらは建物も人も多く、賑やかです。 関係ないけど、白樺湖もため池です。大きいですけど。
ここで再度ルート検討。霧ヶ峰方面に向かうかどうか、ですが、標高を上げると間違いなくまたガスに入ることになるので、今回はこのまま帰ることに決定しました。
白樺湖からは大門街道をどんどん下ります。ビーナスラインに比べると、こちらの方が道が良くて下りやすい気がします。
あっと言う間に芹ヶ沢の交差点に戻ってきました。ここまで下りてくると先ほどの寒さがうそのように、暑さを感じます。
あとはエコーラインを戻るのみ。帰りもなかなか快適な道です。
途中でジェラートショップに立ち寄り、のんびりと休憩。 すると、地元の方がとれたてのとうもろこしを持ってやってきました。1本100円だそうです。
Yさん「取れたてはおいしいんですよね。」
私 「買って帰ったら?(半分冗談)」
Yさん「持って帰れないじゃないですか。」
私 「ジャージの後ろポケットに入れればいいでしょう。3本入るわけだ。プロのレースでボトルを運ぶ人みたいに背中にも入れれば7本くらいはOKじゃないかな。(ほとんど冗談)」
Yさん、しばらく考えていましたが、本当に買ってしまいました。
以下、証拠写真です。
まだ車まで20kmくらいあるというのに・・・
その後、Yさんの案内で、おっこと亭というお蕎麦屋さんにまたまた寄り道して、遅い昼食をとり、車に戻りました。
なんだか買い食いサイクリングみたいになってしまいましたが、暑い夏の日を高原地帯で過ごすことができて、良い休日になりました。
走行距離は90kmくらいでした。