2026年3月17日火曜日

ベトナム中南部サイクリング 準備編 (2026年1月)

 2026年の1月から2月にかけて、ベトナム中南部を自転車で旅行しました。1月7日入国、2月6日出国、実際の自転車旅行は1月10日~2月3日の24日間です。

最初に、今回の自転車旅行をとりまく諸事情について、簡単にまとめます。

1.事前経験 

最初に私自身の背景を簡単に説明します。

年齢:この旅行をしたのは2026年1月です。すでに、前期高齢者入りしていました。

自転車:学生時代からツーリングをしていました。途中あまり乗らない時期もありましたが、ここ10年ほどはそこそこ乗っています。国内では自宅周辺を中心にロードバイクに乗ります。時々泊りのツーリングに出かけます。

外国滞在:比較的豊富です。もともとバックパッカーですし、仕事での出張も多くありました。東南アジアが好きで、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムは月単位での滞在経験があります。

ベトナムでのサイクリング:今回のツーリング前に、ホーチミン市からの短いツーリングは経験しています。また、ここ数年間は年に数ヶ月ホーチミン市に滞在し、市内では日常の移動を自転車で行っていました。

2.ルートの検討

1月にホーチミン市をベースに一か月弱の日数で走ることを考えました。

ベトナムの1月は北東モンスーンが吹く時期です。熱帯の南部は乾季で雨はほとんど降らない一方、亜熱帯の北部は気温がかなり下がり、雨も降ります。フエから北の地域は雨が多く天候が読みにくいので除外し、ダナンより南だけにしました。

右側通行で海沿いを走るので、北上したほうが海側の車線を走れますし、1月だと太陽が南側にあるので背面に太陽という形になりベターなのですが、そうするとずっと向かい風を覚悟しなければなりません。風速5mくらいでも、サイクリングでの向かい風と追い風の違いは明らかで、それが行程の間ずっと続く可能性もある、というわけで、北上はやめて、ダナンまで飛行機輪行して南下することにしました。自分自身、年齢のこともありどのくらい走れるのかよくわからないので、途中(ニャチャンかファンラン)までは海岸線を南下し、体調や消化日数の様子で中部高原に入るかどうか決めることにしました。結果として、ファンランの手前でメカトラが発生して中部高原は断念、メコンデルタをカマウまで走ることになりました。

3.宿泊

宿泊はすべてホテル・民宿(Nha Nghi)を利用しました。ベトナムは人口が多いので、山間部を除けば宿を見つけるのには苦労しません。私は宿泊地の街をぶらつくのも楽しみですのである程度の街に宿泊しましたが、国道沿いには田舎でもドライバー向けの宿が多くあります。自転車での移動ですので道中のトラブルの可能性を考えて予約はせず、事前(前日の夜など)にグーグルマップで宿泊地と評価の良い宿のあたりを付けておいて、当日の昼から午後に宿泊地を決めました。クイニョンやニャチャンのような大都市はネット予約、他はほとんど飛び込みでしたが、問題はありませんでした。地方都市ではネット予約に対応していない宿がたくさんあります。

今回、すべて個室(エアコン、バスルーム付き)に宿泊して、相場は20万~40万ドン、最高額が50万ドンでした。ベトナムの建物の構造上、小さなホテルには窓がない部屋が普通にありますが、私は窓がない真っ暗な部屋は好まないので、すべて窓がある部屋に宿泊しています。ホテルの受付にある価格表やネット予約で一番安い部屋は、窓がないことが多いです。また、直接予約よりネットの方が安い、というわけでもないようです。

都市部のホテルは、地上階か半地下が駐車場になっていることが多く、バイクを置いておくスペースに自転車を一緒に置かせてもらえます。ロビーに置いてくれるホテルもありました。到着時には自転車は屋外に停めてくれと言われたホテルもありましたが、頼めば夜はロビーに入れてくれました。夜も青空駐輪だったのは1回だけでした。

4.食事

すべて外食ですませました。自転車旅行の場合、朝食、昼食の場所が田舎の道路沿いの食堂になることが多いのですが、午前中だと開いていなかったり食べ物の種類がない(大体ブンボーがデフォルトである)することが多々あります。また、民宿(Nha Nghi)は、山間部を除いていたるところにありますが、基本的に素泊まりなので、周囲で食事ができるところがないと、夕食時に遠くまで自転車で出かけることになります。

幹線国道を走るなら、山間部を除いて食堂やカフェはいたるところにあり、飲み物や補給の心配はほぼないと思います。私は、500mlのペットボトル飲料(ポカリスエットが多い)をボトルゲージに突っ込んで、ビスケットを一袋フロントバッグに入れていましたが、ほとんどの日は余りました。

5.服装

私は、半そでのサイクリング用ポロシャツにアームカバー、パッドなしの長ズボンにインナーパンツ、フェイスマスク、サングラスが基本の服装で、2セット揃えて宿に着くと洗濯をしていました。純粋なサイクリングウェアではなく、街中でも違和感が無い服装にして、荷物を減らしています。他に、Tシャツ、短パン、下着、防寒対策の長そで上着を持ちました。実感として、とにかく日差しが強烈で、例えば、気温25度で、晴れていれば泳げますが、曇っていると上着が欲しい、という感じです。日焼け対策は必須です。また、ヘルメットのサンバイザーがついていて助かりました。

一方、1月だったので、ニャチャンより北は予想外に涼しく、晴れなければ雨具の上を着て走りたいくらいでしたし、夜は長そでの上着を羽織っていました。また、この時期に中部高原に入る場合は、夜の気温が15度くらいになります(ダラット周辺は12度くらいになります。)ので、寒さ対策は必要だと思います。安宿は防寒対策がありませんので、夜は冷えます。

6.自転車関係

日本から持って行った30年前のMTBを使いました。タイヤは26×1.5に変更してあり、チューブを一本持ちました。フロントバッグが装着できるようにしてあり、10Lのサドルバッグと併用しました。荷物はほとんど衣類ですので、これで問題ありませんでした。工具類は日本でロードバイクツーリングをするとき程度の装備で済ませました。タイヤは26×1.5に変更してあり、チューブを一本持ちました。

今回は、自転車および主要な備品は事前に現地に持ち込んであり、旅行終了後は知人に引き取ってもらったため、日本からの往復では自転車は運んでいません。現地でレンタサイクルと装備を借りた場合と同じイメージです。

私自身は自転車に関するこだわりは無くなってきていますが、今回ファンランの手前でこうむったフロントのチェーン落ちはその前にも何度も起こっており、プロショップの事前整備ではカバーできなかったもので、リアディレイラーのばねの劣化によるチェーンの張りの強度低下が原因ではないかと思っています。そういう意味で、今回のように最低限の工具であまりにボロい自転車は問題があると思います。

壊れたときの修理ですが、日本でいうプロショップレベルの店はホーチミンやハノイなどの大都市にしかありません。地方都市の場合、ドロップハンドル変速機付きの自転車を売っている店なら、ワイヤー式変速機の調整ができる人はいると思います。バイクと自転車を一緒に売っているような店(たくさんあります。)は、ちょっと頼りになりません。バイクの修理屋はどこにでもあり、パンク修理をお願いできます。まあ、自分でやればよいのですが。

日本で言うところの輪行について。陸路は私は実際に経験していないので想像でしかありませんが、鉄道は荷物車があればそのまま積めるはずです。問題は、どの列車に荷物車がついているのかよくわからないことで、今回は事前にサイゴン駅まで行ってみましたがよくわからず、結局飛行機輪行しました。また、日本の輪行袋に入れれば、鉄道でもバスでも車内に持ち込めると思います。ただ、扱いを任せた場合、特にバスはローカルな路線だとバイクをそのまま屋根に載せたりしますので、丁寧な扱いは望むべくもありません。なお、ベトナムの鉄道は、貨物輸送の扱いにすれば問題なく運べます。この場合は、木の箱に梱包して運びます。梱包は駅でやってくれます。お金と日数がかかりますが、選択肢としては十分に有りです。

飛行機は、ベトジェットエアの場合、オーバーサイズ荷物としての料金を別途支払います。この枠は、通常の預入荷物の枠とは別のものなので、枠を購入する際に注意が必要です。ベトナム航空は通常の預入荷物として扱ってくれますが、事前にベトナム航空まで知らせる必要があります。どちらもホームページに記載があります。今回、ベトナム航空の国内線を使いましたが、自転車持ち込みの通知について日本のオフィスに事前に確認したところ、代理店でチケットを購入した場合には代理店経由で行ってくれと言われました。OTA利用の場合どうすればよいのかわからず、ベトナム航空の公式サイトでチケットを購入しました。この場合はベトナム航空に電話で通知すればOKです。

7.コミュニケーション

旅行者が多いエリア以外では、英語はほとんど通じません。中国語は、私は話せませんが、ベトナムの人の中にはできる人がある程度いるようです。フランス語は今ではほとんど話す人がいないとのことです。

ベトナム語は、声調があり難しいと言われますが、実は声調だけでなく母音の数が多く、初心者が話してもまず通じません。読むのはアルファベットを使用しているのである程度はわかるようになります。

自転車で移動すると観光地以外のところにいる時間の方が圧倒的に多いので、言葉は通じないと思った方が良いです。現在は、スマホの翻訳ソフトがありますので、私は主なコミュニケーションはほとんど翻訳ソフトをつかって行いました。とても実用的だと思います。もちろん、片言の挨拶程度でもベトナム語で話すと喜ばれます。

考えてみるとそれほど意外というわけではないのですが、地方でも結構日本語を話す人に会いました。スタンドでコーヒーを注文して、「この椅子にすわってもいいのかなぁ」と日本語で独り言を言ったら、「いいよ。」と言われたこともあります。メコンデルタを渡るローカルフェリーの中で日本語で話をしたこともありました。皆、実習生で数年間日本で仕事をして帰国した人たちでした。 一時の楽しい時間を過ごせました。

8.予算

2026年1月時点で、1円=165~170ドンでした。自転車旅行の場合交通費がかからないのと、自転車旅行中は自転車に乗ることがメインで観光はあまりしないため、旅行中の経費は宿泊費と食費がほとんどです。経験から、1日100万ドン(6000円)あればなんとかなるだろう、とみて、自転車旅行の前後計1週間のホーチミン滞在も含め、一か月で20万円+予備費、という計画を立てました。非常時に備えてクレジットカードも持参しましたが、実際には計画より少なく済みました。

お金は、最初にホーチミンでまとまった金額を両替し、残りはWISEのデビットカードで支払う計画でした。実際は、デビットカードで支払うことはあまりなく、ほとんど現金払いになりました。現金がなくなったらATMで引き出すつもりでしたが、今回はその必要はありませんでした。

訪問時期の選択と現地交通事情については、別途記載します。





2025年8月29日金曜日

ベトナム・ニンビンでのサイクリング 2024年9月 (ベトナム編)

 2024年9月にベトナム北部のニンビンに行った際に、レンタサイクルを借りてサイクリングをしました。その時の記録です。

2024年9月

ニンビンは、世界遺産を抱えたベトナム北部屈指の観光地です。観光地はニンビン市街の周辺に点在しており、公共交通はあまり便利ではないので、ガイドブックではツアー参加(ハノイから日帰りで行けます。)やタクシー利用を推奨しています。しかしながら、自転車乗りとしてみると、サイクリングすれば何の問題もない、という感じがします。ニンビンのバスターミナル近くに宿をとり、レンタサイクルで回ることにしました。

9月27日(金) タムコック、ムア洞窟

ムーカンチャイからの夜行バスで早朝ハノイ着。そのままニンビンまで移動します。ニンビンでは宿に入れてもらえたので、洗濯をして、レンタサイクルを借ります。レンタサイクルは良いものではありませんが、坂もほとんどないし、とりあえずブレーキとタイヤはOKでまっすぐ走るので大丈夫でしょう。だんだん自転車へのこだわりがなくなってきています。

今日はタムコック訪問がメインの予定です。晴れていますが、それほど暑くはありません。南に向かって走り、途中の表示に従い西への道に入ります。最初は何もない感じでしたが、だんだん食堂や民宿が増えてきます。自転車のギアが軽くてスピードが出ないのですが、それでも30分くらいで着きました。結構な観光地です。

ボートのチケット売り場は少し手前にあるので、戻ってチケットを購入します。ボートは二人乗りで、一人だと二人分の料金を払わないといけません。相乗りしてくれる人を待ち、しばらくしてやってきたアメリカ人の男性と相乗り。ボートトリップは素晴らしい風景でした。最後の洞窟は増水でくぐれず、手前で引き返します。全部で1時間半くらいでした。



近くの店でコーヒーを飲んでしばし休憩です。

このまま帰るのもなんかもったいない気がして、なんとなくムア洞窟へ向かうことにしました。バイクも少ない田舎道を走ります。ところが、途中で走りながら不用意に左へよってしまい、追い抜きをかけてきたバイクにぶつけられました。明らかにこちらのミス。大したことなくて良かったです。

ちょっと補足しますと、バイクと一緒に自転車で走っていても怖さは感じません。ホーチミンのような大都会でもこれは同じです。基本的に、バイクや車は自転車を避けて走ります。ただ、日本のように自転車が優先という意識はないので、相手が予測していない動きをするとぶつかります。同じスピードでまっすぐに走るのが基本だと思います。

さて、ムア洞窟ですが、ここは洞窟は誰も入らずに皆展望台に登ります。最初に間違えて低い方の展望台に登ってしまいました。日本人に会いました。


そのあと本物の展望台に登ります。最後の部分は狭かったのですが、せっかくなので一番奥まで行きました。眼下には午前中に行ったタムコックのボートが見えます。


ここの展望台は結構な登りで、汗びっしょりになります。下りてからスイカジュースで一息入れました。

あとは、のんびりと走って、ウィンマートで買い物をして帰りました。本日の走行距離は22kmでした。

    本日の走行ルート

928日(土)

今日も良い天気。宿でラーメンを食べて、9時前に出発。今日はチャンアンとホアルーに行きます。

最初はチャンアンへ。市街地を抜けてチャンアン通りに入るとすぐに風景が変わってきます。しばらく走っていると、道路の両側はぼこぼこした岩場と水の風景。道路もやたら広くて車が少ないです。なんかサイクリングに最適で、おお、ニンビン凄いじゃないか、という感じ(笑)。30分余りでチャンアンのボート乗り場に着きました。ここは公式の駐車場があります。


こちらはベトナム人がとても多いです。団体客がメインなようで、すごい数のボートがあります。こちらのボートは4人乗りで、相乗りが普通なようで、待っていると係員の人がアレンジしてくれます。私もベトナム人グループの船に同乗させてもらいました。



ボートトリップは水路を進んで洞窟を2回くぐり、お寺があるところで上陸して休憩し、往路を戻ります。途中にカフェのある休憩所が何ヶ所かありますが、ツアー参加者専用施設のようで、個人販売のチケットでは立ち寄りません。


タムコックとはちょっと雰囲気が違って、こちらは手漕ぎです。タムコックの足漕ぎは漕ぎ手は楽だと思いますが、見映えはあまり良くないです。チャンアンは世界遺産地域なので、評判を考えてやり方を変えているのかもしれません。

私が相乗りしたグループは7人で、別の船に同年配の日本人カップルがいました。友達なんだそうです。ベトナム人と一緒にいる日本人はちょっと珍しいですね。

トリップは2時間ほどで終わって、コーヒーを飲んで揚げパンを食べて休憩。

暑い時間になってきましたが、ホアルーに向かいます。道路沿いの景色は相変わらず見ごたえがあります。。

ホアルーは史跡ですが、説明が少なく分かりにくいです。うろうろしていると、お寺の遺跡が2つとお墓があることがわかってきました。このお墓に行くのにまた長い石段を登って汗びっしょりになります。


状況が掴めてきてからは改めて見直したりして楽しみました。

終わってから、自転車を置いた店で食事をとります。焼きそばを食べるけど、あまり美味しくない。セブンアップの価格がせこい。まあ良いですけど。

さらに奥のバイディン寺の方に走って行ってみますが、3km先のT字路より先は景色がイマイチに見えましたし、暑いので引き返しました。帰り道も風景を楽しみながらサイクリングできました。今日はこれで終わり。本日の走行距離は34kmでした。

本日の走行ルート

ニンビン周辺は、予想通り、自転車で回るのが快適でした。もし再訪する機会があったら、タムコックに泊まろうと思います。ツーリストエリアですが、泊まるところはたくさんあるし、ローカル系の食事の問題もありません。そして、良さそうなレンタサイクルがあちこちで準備されていました。今回私がたどったルートは、タムコックに宿泊すれば一日で回れると思います。タムコックに宿泊するなら中心(船に乗る場所)に近い方が便利です。


2025年5月6日火曜日

竹森林道


 2025年5月5日(月) 竹森林道


竹森林道は、塩山と奥多摩を結ぶ国道411号線の柳沢峠から西に延びる道で、鈴庫山林道を経由して塩山の玉宮というところにつながっています。閉鎖になっていることが多く、なかなか機会が得られませんでしたが、今回ようやく訪問できました。

林道を上るか下るか、ですが、どの程度の傾斜の坂が続くのかよくわからず、とりあえず最初は下ってみようか、ということで、柳沢峠までは国道411号で行くことにしました。

自宅を9時発。塩山から411号に入り、柳沢峠まで順調に上ります。411号の甲府側は付け替え工事が終了して、峠までずっと斜度10%以下の広い道が続きます。昔のヘアピン連続の面影はありません。ゆっくり淡々とペダルを回します。最後にループを2回こなして、柳沢峠着12時。

柳沢峠の茶屋
休憩して林道の入り口を探します。茶屋の裏に無料駐車場とトイレがありますが、ここに行く道が竹森林道でした。他に分岐はないので間違うことはないでしょう。

ここが入口。甲府側から来ると茶屋の先です。

すぐに市営駐車場があります。

竹森林道の表示

柳沢峠の標高は1472mだそうで、林道に入るとさらに登ります。と言っても、最初の数100m急坂があった後は、平坦になります。最高地点は1560mくらいだと思います。左下に、国道411号線が見えます。少し進むと切通しがあって、そこを抜けると甲府盆地の大展望がありました。

眼下に見えるのが国道411号線

甲府盆地の展望

バイクツーリングの単独旅行者が椅子を出して休んでいます。私も自転車を降りて挨拶をして、写真を撮りました。ここの展望はなかなかのものです。

この先は、林道の下りになります。車も来ない道をどんどん下ります。全体として舗装もきれいで、傾斜も緩めです。最初の方で一カ所10%オーバーの場所があった(舗装が異なっている)のと、一カ所登り返しがありましたが、道に岩や木の枝が落ちていることも少なく、ブレーキは使うにしても林道の下りとしては快適な方だと思います。この程度の傾斜なら上りでも楽だな、次は登ってみようかな、411号の下りは快適だからな、などと思いながら走っていました。

上部はこんな感じのところが多かったです。

やがて、鈴庫山林道に突き当たり、ここは左へ曲がります。右へ行くと、141号の旧三富村役場のあたりに出るはずですが、そちらはまた後日。

鈴庫山林道に突き当たります。

鈴庫山林道を降りていきます。
路面が少し汚れてきましたが、引き続き快適に下ります。そのまま塩山市内にでるのか、と思っていましたが、集落に出る手前あたりから傾斜が急になりました。そのまま玉宮の集落に出ますが、引き続き急傾斜。林道からブレーキを使いっぱなしなので結構疲れます。かなり下で道路が2車線になるあたりまで、急傾斜が続きました。

つまり、登る場合、玉宮の集落から鈴庫山林道の途中くらいまで10%級の坂が続き、竹森林道に入ってからはまあまあ平和、ということになります。個人的にはそのうち一度くらいは行くかな、という感じでしょうか。

後は、国道411号線に合流しますので、そのまま下れば塩山駅です。


この日の走行距離は76kmでした。なお、林道区間ですれ違った車は軽トラ1台だけでした。


2025年2月14日金曜日

ホーチミンからクチトンネル・タイニンへ 2日目、3日目 (ベトナム編 2025年2月)

2025年2月12日(水)

宿~ダウティエン湖~タイニン市街~宿(Ty Phu Miet Vuon - 場所はモクバイの東)

今日はタイニンの街へ行ってみるのが主目的です。 ただ、タイニンの街から家までは100kmで、明日の天気予報が「午後にわか雨」なので、もう少しホーチミンの近くまで戻っておきたいということで、タイニンは通り過ぎてモクバイの近くまで行くことを目標にしました。 また、タイニンの街までは、地図上でダウティエン湖というダム湖沿いの道をみつけたのでこれを経由して行くことにしました。

5時半に起きて準備。とりあえず会計をしてもらいます。 6時半に朝食を出してくれたので食べて、7時に出発。

ダウティエン湖を目指して北上しますが、なんか片側3車線のだだっ広い道が続きます。 クチトンネル方面からの道路と合流してからも同じですが、拡張工事中の部分が多いです。 舗装されていれば超快適なのですが、工事中だと車線が2車線分ないところも多く、大型車にダートに押し出されたりします。 ダートは工事中のエリアなので砂だったり荒い砂利だったりで、なかなかしんどいものがあります。それにしても、タイニン省に入ってから片側3車線が続き、なぜなんだろうと思います。周辺はゴム園がたくさんありました。

こんな感じの片側3車線。車がいなくて超快適。
ゴムのプランテーション
やがて、ダウティエン湖沿いの道になります。湖が見えるんだろうと期待していたのですが、道は堤防の下にあり湖は全然見えません。 がっくりです。 ところどころ堤防の上に上がる道がついており、上がってみました。 見えた湖は巨大で、対岸が霞んでいます。
湖は全然見えません。

この湖沿いの道自体はまあまあ快適で、順調に距離を稼ぎます。追い抜いていくのは大型車が多いです。 この堤防周辺であちこち工事をやっているのか、ダンプもたくさん通ります。 自家用車っぽい車は少ないです。 この道は路肩が無いので車が多いと走るのが大変ですが、実際は交通量自体が少ないので、私を追い抜くときには車は反対車線に出てくれます。

湖沿いを離れてタイニンの街へ向かう道に入り、茶店でミカンジュースを飲んで休憩します。 9時半。 

10時出発。右手にバーデン山が見えます。 山頂はガスの中です。 写真だけ撮ります。

バーデン山 とても有名な山です。理由はよくわかりません。

11時にカオダイ教の総本山に着きました。 道路沿いに門があるのですが、見ているとバイクがどんどん入っていきます。 誰でも中に入れるようなので、私もそのまま自転車で入っていきます。

右側の入り口から入っていきます。
白いアオザイを着た信者

とても広い敷地に建物がたくさんあります。 白い服をきた信者の方々もたくさんいます。 なんとなく天理教の総本山を思い出します。 個人的に宗教にはあまりタッチしない方が良いという意識がありますので、中を適当に走り回って、反対側の出口から外にでました。

その後は南に向かって走り、国道に出ます。 カオダイ教のお寺があちこちにあり、白い服を着た信者の方々も頻繁に見かけます。 飯屋を探すがなかなか良いところがなく、12時前になってようやく食事です。 12時半発。 暑くなってきました。

田園もあちこちで見られます。二期作とか普通みたいです。

宿まであと20キロですが、40分ほど走ってコーヒーショップで食後の休憩。 宿には14時20分に着きました。

バンガローの宿ですが、15時までだれもいなくて、受付らしきところで待ちました。 実はここもバンガローの一つで、中ではゲストが昼寝をしていたようです。 すみません。 

宿は部屋以外にキッチンがあり、調理道具、食器、簡単な調味料がそろっています。 しかしいきなり自炊は難しいです。 もったいないな。

1.5kmくらいのところに小さなスーパーがあるので、夕方買い物に行ってビールなどを買いました。 その後再度外に出て夕食をとり、帰ってきてからビールを飲みます。 とにかく常に水分を欲している感じで水をたくさん飲みます。 この日も早い時間に寝ました。

本日の走行距離は98kmでした。

本日のルート(走行記録ではありません。)


2025年2月13日(木)

宿~国道22号~自宅

今日は帰るだけです。

今朝も5時半起床です。 こちらでは定番の砂糖ミルク入りインスタントコーヒーを飲んで、トイレに行き、インスタントラーメンを食べて6時半出発。 出発前に宿の人が来て朝食を勧められました(代金に含まれている)が、ラーメン(サービスで無料)を食べたのでOKと話しました。 この人、自転車に興味があるようで、いろいろ話しかけてきました。 

今日はどんよりした曇り空の朝です。 ホーチミン市まで国道22号線をひたすら走ることになります。 しばらくすると路面がぬれてきて、霧雨状態になりました。雨はほとんど降らないので助かりますが、路面はずっとウェットです。 端に寄ると水たまりが多いです。後で知ったのですが、この日の朝、ホーチミン市周辺では土砂降りの雨が降ったようです。 降られずに済んだのはラッキーだったかもしれません。

今は乾期で、実際昨日までは半月以上雨が降りませんでした。全く降らないと土地が乾燥して砂埃が舞い、一日走ると土埃にまみれます。 今日のように雨が降ったあとは地面が湿っていて埃がたたないのでその点は快適です。 ただ、雨が降った後とか濡れた路面を走らなければならないので、何日ものツアーライドになるとやはりマッドガードは欲しいな、と思います。

国道22号線は、アジアハイウェー1号線でもあります。
順調に走ってクチの市街地を通過、しばらく田舎の景色の中を進みます。

45キロ走って、9時に、クチとアンスオンの間あたりでコーヒーブレイクにしました。

9時半出発。アンスオンのバスターミナルを過ぎてからはあとは、ホーチミン市内の交通に巻き込まれます。 空港の脇からフォングーラオへの道へはいり、一本道を進みます。 この道は狭くて、とても走りやすいとは言えませんが、迷わずに行けるのは良いです。

最後に自宅の近くでスムージーを飲んで休憩。クールダウンして、11時半に帰宅しました。

本日の走行距離は72kmでした。

本日のルート(走行記録ではありません。)


ホーチミンからクチトンネル・タイニンへ 初日 (ベトナム編 2025年2月)

2025年2月11日(火)

今回は、これまで未訪問だったクチトンネルとタイニンに行きました。

ホーチミン市7区~ホックモン交差点~クチトンネル(ベンユック)~宿(La's farmstay)

6時半にホーチミン市7区を出発です。 うまい抜け道ルートが見つからず市内を走りますが、通勤時間帯で交通量が多いです。 タンソンニャット空港の西側手前で一方通行に邪魔され、ルート変更を試みたところ4車線道路を左折しそこない(ベトナムは右側通行)、余計な走行を強いられました。 国道22号線に入り環状道路を過ぎたあたりで8時になり、道端のバインミーとコーヒーで休憩にします。 8時半出発。

まだしばらく市街地走行が続きます。 国道22号線は片道4車線以上の広い道で郊外に向かっていますが、それでも時々信号で渋滞に引っかかります。 このまま進めばクチの市街地ですが、クチトンネルはクチの市街地からは離れており、ホックモン交差点で右折して国道22号を離脱します。その先を左折するとクチトンネルまで一本道になります。 まだ道端は人家が続き、122番のバスが頻繁に走っています。 このバスの終点をすぎて行きかうバスが70番に変わったあたりで、ようやく家がなくなって車も減りました。

しばらくしてクチトンネルの一つであるベンディンに着きました。(観光地としてのクチトンネルは2個所あります。) 入口から中をみると、駐車場に観光バスがたくさん駐車中です。 ガイドブックにもホーチミンからのツアーは皆ベンディンに行く、と書かれていました。 私はここはパスです。

ベンディンのトンネル
少し先の左手には、広大な墓地がありました。


すでに2時間走りっぱなしなので休憩場所を探しながら走りますが、結局もう一つのトンネルであるベンユックまで来てしまいました。 1115分着。 こちらはあまり人がいません。 係員の案内で駐輪場に自転車を置き、手前右手のレストランでパイナップルスムージーを飲んでクールダウンします。

30分休んで行動開始。入場料125kを払って中へ入ります。

中は広い公園になっており、トンネル以外にも、解放区をモデルにした展示やプールなどもあるらしいのですが、全体として閑散としています。 奥へ向かって歩いていき、飛行機の展示があるあたりがトンネルの入り口で、チケットのチェックを受けて中に入りました。 ベンチで少し待つように言われます。 勝手に見学はできないようです。

来たときは一人でしたが、だんだん人が集まってきて、欧米人とローカルで20人くらいになりました。 ガイドが来て、半分に分かれて見学に向かいます。 

最初に15分ほど映画(当時の記録映画のようなもの。)を見てから、トンネルをくぐりに行きます。 実際に入れたのは5カ所だったと思います。 閉所恐怖症気味の私も3カ所は入ってみました。 どこも大体20mくらいで外に出られるようになっていて、通り抜ける感じです。 体格の良い白人でも通れるくらいには拡張してありますが、中は中腰にならないと歩けないので、腰が悪い人は無理ですね。 一度、会議室みたいなところで止まって説明を受けるトンネルがあり、このときは閉塞感が強く精神的にきつかったです。

トンネルの入り口
これは実際に使われていた入口を再現したものです。とにかく小さい。
落とし穴の仕組みを解説した模型

最後のトンネルが終わったところに売店があって、コーラを買って飲んで休みました。ガイドが芋を出してくれました。 あとは土産物屋の中を通って外へ出ました。

このあと、解放区をモデルにしたエリアに行ってみようとしましたが、結構歩きますしよくわからず暑くなってきたので途中でキャンセルしました。 クチトンネル見学はこれで終わりです。

14時過ぎに出発です。 空腹ですが、地図を確認すると予約した宿まで10kmなので走ってしまうことにしました。 迷うようなところはありませんが、途中、舗装が切れてダートになっているところがあり、さらに最後は用水路沿いの完全ダートでした。 ファームステイの名の通り、宿が孤立してあり、周囲は何もありません。 15時着。 本日のサイクリング終了です。

このタイプの宿の場合、基本的には食事を含めて生活全般はすべて宿で行うことになります。 ここは、冷たい飲み物は勝手に取って書き留めておいて出発時に清算、など、居心地の良い宿でした。 食べ物が欧米人向けの味付け(要は味がない)だったのが、ちょっと残念でした。

本日の走行距離は77kmでした。 

本日のルート(走行記録ではありません。)


2025年2月9日日曜日

ベトナム・フエでのサイクリング 2024年2月 (ベトナム編)

 2024年2月にベトナム中部の古都フエに行った際に、レンタサイクルを借りてサイクリングをしました。 その時のサイクリングの記録です。

2024年2月26日(月)

昨日王宮見学をした際に、郊外の歴代王の墓のうち代表的なミンマン、カイディン、トゥードゥックの三帝陵の入場料をセットにした入場券を購入しました。 今日はこれらの墓を自転車でめぐります。 今回の旅行では最初からそのつもりで、サイクリング用の長そでシャツとズボンも持参しています。

自転車の調達ですが、宿泊した中心街の安宿の近くにレンタサイクルを扱う店があり、そこで借りました。 ただ、良さそうに見えたMTBタイプは、後輪のディスクブレーキが作動せず却下になってしまい、結局普通の自転車になりました。 ヘッドが緩んでいてハンドルががたつくような自転車で、変速もないですが、ブレーキとタイヤはなんとか大丈夫そうなので、まあ何とかなるでしょう。 代金は、1日借りて50kです。

ミンマン帝陵→カイディン帝陵→トゥードゥック帝陵の順に廻ることにし、まずはミンマン帝陵へ向かいます。

フエの中心部は車とバイクが多いですが、少し走ればすぐに郊外に出て車も少なくなります。 道はとりあえず舗装されており、走るのには全く支障がありません。2月なので気温も30度に達せず、日が差さなければ涼しいです。 アップダウンは少なく、急な上り坂もありません。 自転車はボロいのですが、総じてとても快適なサイクリングです。

途中でこじんまりとした別の遺跡に立ち寄って、川沿いに走り、ミンマン帝陵へ。 道標も出ており、とくに迷うことなく到着できました。 昨日購入した入場券のQRコードでスムーズに中へ入ります。




観光客はそれなりにいますが多くはなく、のんびりして良いところです。 結果として、見学した3つの墓の中でここが一番広かったように思います。

朝食をとっていなかったので、入口の横にある店で食事をしましたが、フエ市内の倍の観光地価格でした。

次はカイディン帝陵へ。ちょっと道がわかりにくいですが、距離は近く、自転車だと10分くらいです。 こちらは山の斜面に墓がつくられていて、上まで登ると眺めがよくなります。



最後のトゥードゥック帝陵へは、北西に向かいます。 往路で走った川沿いの道でも行けますが、せっかくなので別の道を選びました。 途中で一度往路に戻る形で、8の字を書くように走ります。

トゥードゥック帝陵は前2つと異なり、人家の近くにあるため、入口の前にお店が並んでいました。 駐輪場が見当たらず、店の人に言われるままに自転車を置いて見学です。 見学後はお店でアイスを買って食べました。



これでお墓巡りは終わりですが、フエに戻る途中、線香を造っている集落を通りました。 きれいにデコレーションされて店頭に展示しています。 写真も撮れるようです。


あとは、フォン川に出て、フエ駅の前を通り、川沿いに走って宿に戻りました。 全行程を通じて、走るのに苦労するような道はありませんでした。 


参考までに、カイディン帝陵にあった現地の地図と、走行記録を載せます。 自転車最高でした。



この2日後に、再度半日自転車を借りて、ティエンム寺と旧市街の塀の中を走りました。 街自体が大きくないし、アップダウンもないので、市内観光も自転車がおすすめです。