2015年11月26日木曜日

ツールド富士川2015 (1)


11月15日(日)に、地元のサイクリングイベント、ツールド富士川に参加しました。


甲府盆地のの南から身延にかけて、富士川沿いの道を走るイベントです。私は甲府の出身ですが、南の身延方面はあまり行ったことがなく、地元のイベントに一つくらい出ようかな、という思いもあり、今回の参加となりました。

所属するサイクリングクラブからは、私以外にYさんとTさんが参加。私とYさんはスタート地点への到着が遅くなったため、早い方のグループでスタートしたTさんとは別行動になりました。

山梨で開催されるイベントらしく、当たり前のように坂が盛り込まれています。 距離100kmで獲得標高1700mですから、9月に参加した北アルプスグランフォンドよりきついくらい。コースマップを見ると、最後の平林地区往復は、坂を登るためだけに組んだルートに見えます。(苦笑)  さらに、試走をしたTさんの話だと、本当の核心はコースマップ上の後半ではなく、身延山にあるとか。 

まあ、レースではないのでのんびり走れば、と思っていました。


さて、当日は、前日からの雨が朝まで残り、甲府で自転車を車に積み込む時もまだ雨です。9時ごろには上がって午後は晴れるという天気予報を信じて、スタート地点の「道の駅富士川」に向かいます。着いたら雨は止んでいました。

開会式に滑り込んで、すぐにスタートです。このイベントは、基本的にサポートライダーの引率でのグループ走行をすることになっており、スタートも15人ずつのスタートになります。
私とYさんは最後に近い位置でしたが、なかなか列が進みません。時間を計ってみると、2分間隔でのスタートとなっています。私たちは第16グループでしたので、最初のグループからは30分遅れとなりました。

スタートを待つ参加者。 雨が上がってよかったです。

おそらく、こうして意図的に分散させることにより、交通量の多い道路でのインパクトを減少させるのと、エイドへの人の集中を回避することを狙っているのではないかと思いました。

先に出たグループがいきなり反対方向に走りだして、思わず笑ってしまった場面もありました。 引率するサポートライダーの方々も慣れていないのでしょう。
私たちのグループは、走りだして間もなく、前方に前のグループがいるのがわかりました。2分前に出ているはずなのですが、なぜでしょう。


まずは、富士川を対岸にわたって県道を南下します。雲は低く垂れこめていますが、とにかく雨は上がっており、走りは問題ありません。この道路は、私達が甲府から南下する際に国道を避けて走る道路でもあります。今回は新割石トンネルは旧道を迂回しました。
周囲の山は紅葉がきれいで、良い雰囲気です。
コースはJR身延線に沿って進みます。(実際は、JR線はこのあたりトンネルが多いので、道路は迂回しています。)ちょうど良いくらいの距離で、下部温泉の第1エイドに到着しました。
下部温泉も、横の国道は走ったことがあるのですが、温泉街に立ち寄るのは初めてのような気がします。結構大きな温泉街なんだと、改めて驚きです。
身延饅頭とバナナがふるまわれました。 出発時に分散しているせいか、エイドはあまり混んでいません。

トイレを済ませて、出発です。
前述のようにグループ走行が原則ですので、その時点で準備しているグループに混ぜてもらいます。
ここからは、富士川沿いに走り、身延駅の手前で富士川を渡って、身延の街に入ります。
身延山総門にある第2エイドまでは距離があまりなく、下り基調で、近い感じです。

第2エイドは、ゆずゼリー、クッキー、バナナ、でした。
2回続けてバナナですが、こちらのバナナは業者さんからの特別提供品らしく、ブランド物でした。

第2エイド
ゆずゼリーとバナナを頂き、クッキーは補給食に。

今回も前のグル―プに入って出発。
ここから身延山久遠寺の境内への登りです。
配布されたルート図にははっきりした記載はありませんが、Tさんによるとここが核心で、20%の激坂とのこと。サポートライダーの方は、「この先に激坂があります。本当に激坂なので、無理して乗らないで歩いてください。」と言ってました。

とりあえず、三門の前で写真を一枚とって、激坂に突入です。 陽が差し始めました。

三門

結果、途中の休憩場所で息を整えて、なんとか上まで乗ったまま登りました。しかし、きつい。こういう時は軽い自転車が欲しくなります。(私の自転車はクロモリで、10kgオーバーです。)
周囲の人達を見ると、歩いている人の方が圧倒的に多いです。乗っている人は3割くらいかな。
Yさんは、比較的平気な顔をして登ってきましたが、私は一気に脚が無くなった感じです。

久遠寺の境内は、歩いて通過することになります。甲府出身ながら、久遠寺には初めて来ました。
建物がたくさんあって、「大きいお寺だなぁ。タイのお寺みたいだ。」と言ったら、「京都や奈良のお寺は皆このくらいありますよ。」と、Yさんに突っ込まれてしまいました。
確かに私はこういうことはよく知らないんですが、まあ、Yさんは奈良に住んでいたことがあるし・・・

身延山久遠寺の境内

境内をのんびり歩いて横切り、また自転車にまたがって、北へ向かって下って行きます。Yさんが30㎞巡行にトライすると言ってスピードを上げるので、必然的に前のグループへブリッジがかかることになります。

再度富士川を渡って、久那土中学校に設けられた第3エイドへ。
中学校の入り口で出発するTさんにバッタリ。見ると第3グループで走っているようです。私たちは出発時第16グループで、今は12くらい。20分くらいの差があるので、この先ゴールまで会わないでしょう。

ツールド富士川ではきちんとした昼食が用意されており、地元の産品をつかった「こしべんと」が配られます。「こしべんと」は3種類用意されており、私は通常のタイプ、Yさんはヤマメのサンドイッチを選びました。

こしべんと

ヤマメのサンドイッチ弁当

ヤマメがまるまる一匹入っていますね


中学校の体育館がエイド会場として用意されているので、雨が降っていても大丈夫です。
この日は11月にしては気温がとても高く、天気も回復してきて、気持ちよくこしべんとを堪能しました。


・・・ツールド富士川2015 (2) へ続きます。


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