くつろいだ昼食も終わり、ここから後半の山岳ルートに突入です。コースマップでは、身延山の坂は規模が小さく(激坂ではありますが)、後半に大きな登坂が2つ控えている形になっています。
市川三郷町へ向かって戻っていくのですが、朝は富士川沿いに南下したのに対して、帰りは山の中を抜ける道です。個人的には、この道の奥に四尾連湖という湖があり、そこに来た時に逆方向に走ったことがあります。
天気が良くなり、自動車もほとんど通らず、快適な走りになりました。周辺の紅葉がすばらしいです。
最高地点が近くなると、「あと3キロ」などと行った立て看板が設置されています。
ここの登りは最大でも10%程度なので、ゆっくり走れば特に問題はありません。が、身延山の登りで脚を使ったせいか、攣りの前兆を感じ始めました。ちょっとヤバいかも。
最高地点を過ぎて少し下ったところに、富士川の流れを見下ろせるポイントがあります。
良い天気になりました。紅葉も最高です。 |
さらに下り、トンネルをくぐり、甲府盆地南端を走っている金川曽根広域農道に出ます。このあたりは日常的に走っている場所です。
第4エイドでは、レインボーレッドというキウイとコロッケがふるまわれました。このキウイは初めて食べましたが、美味しい。静岡で開発された品種で、このあたりでも栽培されているようです。ほとんど見たことがないです。
これがレインボーレッドです。 美味しい。 |
第4エイドからは甲府盆地が見渡せます。 |
一息入れて、最後の登りに向かいます。 スタート地点の道の駅富士川の脇を通過。 この先の往復コースはキャンセルしてもかまわないようで、ここで終わりにする人達もいました。
タイムトライアルの起点で、サポートライダーの方から話を聞いて、登りに入ります。コースマップでは距離5㎞弱、最大勾配15%。反対側から来て下ったことはあるのですが、結構な急坂でした。
攣りそうになる脚をパシパシたたきながら騙し騙し登って行きますが、負荷がかかってくるにつれ、ヤバい状態。Yさんには先に行ってもらいます。
もともと脚が攣ることが多い体質で、一時的に筋肉に負荷をかけすぎると後になってきます。しかしながら、最近あまり攣らなくなっていたので油断しました。
今回は完全にダメみたいです。限界まで我慢すると固まってしまい動けなくなるので、その手前でギブアップ。
途中で下りてストレッチしますが、まあ、攣ってしまったあとでは効果はあまりありません。ちょっと力を入れてぺダリングすると、きます。
ここからは、傾斜があるところは乗れないので押して歩き、傾斜がゆるむと乗る、という感じになりました。
途中、歩いているときに、今中さんがやってきて、声をかけてもらいました。
脚攣りだと体力的にばてているわけではないので、残念な気持ちもありますが、一方で脚が痛くて仕方がいので、もうやめようかな~、などと考えます。
それでも、乗ったり歩いたりしているうちに、平林のエイドが見えてきました。あと1キロくらいかな。
ここで、Yさんが下ってくるのに遭遇。「もう少しなので行きましょう。」ということで、再度登りに付き合ってくれるそうです。傾斜がゆるくなってきたのでゆっくりペダルを回して、なんとか第5エイドのみさき耕舎に到着できました。あー、しんどかった。
第5エイドではラ・フランスとゆず湯がふるまわれました。
第5エイドから見た富士山。 到着が遅れたので日が陰ってしまいました。 |
後は帰るだけです。大部分は下りで自転車に乗っかっていればよいので問題ないのですが、下りきってからペダルを回さないといけないのが不安です。出発するグループがないので事情を話して先行させてほしいとお願いしたところ、4人くらいのグループを組んでくれました。
ゆっくり下ってもらい、なんとかゴールへ。最後の部分ぺダリングができずに再び歩きになってしまいましたが、16時ギリギリでゴールできました。 はるか先にゴールしていたTさんにも再会。 彼はヒルクライムタイムトライアルに参加し、全体で9位だったとのこと。すごいですね。
ゴール後は、「みみ」という地元の食べ物を頂き、無事完走で終了となりました。
「みみ」です |
今回は、事前の対策が不十分で脚が攣ってしまうアクシデントに見舞われましたが、なんとか完走できました。Yさんには感謝です。 身延山の坂に関しては試走したTさんや昨年の記録から情報は入っておりましたが、まあ大丈夫だろうと甘く見たのが間違いでした。 せっかくのイベント参加ですので、やはり楽しむための対策はとっておかないともったいないですね。
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