2017年11月29日水曜日

富士川西部広域農道(ウエスタンライン)

11/24 ウエスタンライン~境川

今年は冬が早いのか、先週ちょっと坂を登って汗をかいたらその後寒くてやってられませんでした。 ウェアもルートも冬の様式になります。

富士川の西側、南アルプス市から富士川町にかけて、ウエスタンラインという農道が通っています。 盆地周辺の冬のルートとして走っています。 先日行ってきましたので、紹介したいと思います。

ウエスタンラインに入るには、まず南アルプス市芦安へ向かう道を走ります。 甲府からだと信玄橋を渡り、そのままずっと直進。 源というT字路に突き当たって右折、すぐ先を左折です。 左折後は芦安まで一本道ですが、芦安まで行くわけではなく、少し上ると「塩沢入口」という交差点があるので、ここを左折します。 ここには道路標識のようなものはありません。 実質的に、ここがウエスタンラインの入り口です。
塩沢入口 この日は何か道路工事をやっていました。

道は桃畑の中を山裾に沿ってゆるく登っていきます。 しばらく走ると最高地点で、右に入る分岐に長峰林道という小さな標識がでています。 こちらにいくと櫛形山林道を走れますので、別の機会に紹介したいと思います。 

少し下ると、景色が開けてループ橋になります。 ループ橋の手前にパーキングスペースが設けられています。 甲府盆地と富士山がよく見えます。 
ループ橋。 遠景に富士山。

ループ橋を下った先、三叉路を右折します。 直進するとそのままどんどん下って行ってしまうのでご注意ください。 ちょっと迷う場所なのですが、ここも標識がありません。

ここから先は農道らしく、開けた景色の中を走ることになります。 左手に盆地と富士山、右手には山という風景です。 

しばらくの間また登り坂を走っていくと、T字路の標識にぶつかります。 この手前に新しくお蕎麦屋さんができていました。 ちょうど昼時なのでちょっと立ち寄ることにしました。 結構混んでいます。 地元の方が始めたお店で、お客さんもほとんどが地元の方のようです。 昼からお酒を飲んでいる方が多く、うらやましい。(笑) 私は、ふつうにせいろを食べました。
新しくできたお蕎麦屋さん

さて、T字路ですが、ここは右折(伊奈ヶ湖方面)です。 少し先にまた分岐があり、今度は直進(鰍沢方面)です。 標識の写真を載せます。 この先は迷うところは無いと思います。
ここは右折
こちらは直進

左手に小さなバンガローのような建物がいくつか見えるところがありますが、クラインガルテンです。 ここは結構人気で予約待ちになっているようです。 この日もいくつかの建物には人が来ていました。
クラインガルテン

このあたりから下り基調になります。 盆地の南側に近づき富士川左岸の山地がだんだん近づいてきて、富士山が隠れるようになってきます。 トンネルをくぐってさらに進むと、下の写真の交差点になり、ウエスタンラインは終了です。 左折すると、富士川町の中心を通って増穂道の駅の脇に出ます。その先は富士川橋です。 
ここが終点です

ウエスタンライン自体は20㎞もないと思いますが、交通量がとても少なく、快適な道です。 

富士川橋からは、サイクリングロードを走って甲府に戻ることができます。 また、富士川橋を渡ってそのまま直進すると金川曽根広域農道につながります。 この日は、金川曽根広域農道を境川まで走り、甲府に戻りました。
富士川橋を渡った先の交差点。 直進すると金川曽根広域農道。

冬間近ですね

2017年11月14日火曜日

四尾連湖

11/11 四尾連湖

甲府盆地の南部に市川三郷町がありますが、身延線の駅から尾根を乗っこしたところに四尾連湖という小さな湖があります。 一応、自然湖なんだそうです。 晩秋は紅葉がきれいなところで、地元では一応紅葉見物場所としてとりあげられます。 日曜に晴れたのでYさんと2人で行ってきました。

以前行ったことがあり、結構きつい印象があったのですが、ルートラボで線を引いてみたところでは、四尾連湖までの片道で距離は30㎞、獲得標高も700mとあまり大したことはないようです。 ふーん、と思いながらも、暖かくなるのを待って遅めのスタートです。

最初の20㎞は、サイクリングロードを三郡橋までのお馴染みのコース。 三郡橋から川の左岸に出て、セブンイレブンで休憩。ここは店の前のスペースに丸テーブルと椅子が並べてあり、オープンエアのカフェのように休めるので良いです。

四尾連湖へは、ここから身延方面へ少し走るとすぐに道標が現れます。左折して、少し行って右折(ここも道標有り)。 市川本町駅と市川大門駅の間で身延線を渡り、あとは一本道です。

最初からそこそこ急な登り。 帯那トンネルをくぐると、小さな盆地のような場所に出ます。 わずかに下って、集落を過ぎて、山道をじりじりと登ります。 このあたりの標高は500m程度だと思いますが、秋が深まってきており周囲の森は色づいています。 しばらくすると、久那土への分岐があります。 2年前に参加したツールド富士川では、久那土からここまで走ってきて、私たちの来た道を逆に通って市川に抜けました。
久那土への分岐(下部は久那土の先です。)
この先は、四尾連湖までしか道路がなく行き止まりなのですが、走っていくと突然集落が現れて驚きます。 最初が藤田という集落で、もう一つ湖の手前に四尾連という集落があります。 どちらも、今では空き家が多いようです。

分岐から四尾連湖までは大した距離ではないのですが、最後の2㎞くらいが急坂でした。 過去のきつい印象は、この最後の急坂のためと思われます。 この日は紅葉シーズンの土曜で結構車が来ます。 キャンプ場があるためか県外ナンバーも多く見られます。

2時間半くらいで四尾連湖に到着。 まあ、地元民として言ってしまうと湖も紅葉もそんなに大したことはありません。 周囲の山はきれいです。
四尾連湖に着きました。


湖畔には2件の宿がありますが、手前の龍雲荘でうどんを食べて一休み。 このうどんが、何と言いますか、私が子供のころのデパートの食堂で食べたような、懐かしい雰囲気のうどんでした。 

帰りは先ほどの分岐を久那土に下リる道も良いのですが、今回はおとなしく往路をそのまま戻りました。 そろそろ秋も終わりです。

2017年11月9日木曜日

精進ヶ滝林道

11/7 精進ヶ滝林道~小武川林道

韮崎市の西の山の中に精進ヶ滝という大きな滝があって、見に行くことができます。ここに行くときに使う道が、精進ヶ滝林道です。 ずっと昔に地形図を頼りに走ったことがあるのですが、この度再訪してきました。

前回行ったのはおそらく20年以上前。 結構未舗装部分がありました。 今回、ネットでずいぶん調べたのですが全線舗装になったという確証は得られず、ロードではなく最近街乗りに使っている古いMTB(サス無し、タイヤは26×1.5の普通のタイヤに交換済み。)で行きました。

アクセスは、駒ヶ岳広域農道の、甲斐駒カントリークラブの先からになります。 穴山橋の手前から農道をじりじりと登って行きます。 山側の樹木が紅葉して、青空の下、陽に映えてきれいです。 途中一ヶ所だけ、道なりに進むと農道から外れる箇所があります。 左折する必要があるので注意が必要です。 この分岐には甲斐駒カントリークラブの案内板や農道の表示があります。

農道から精進ヶ滝林道への入口
精進ヶ滝の道標を目印に、林道に入ります。 しばらくの間は道路沿いにログハウス等が点在する風景です。 坂の傾斜は、・・・ 結構きついです。(笑) 少し進むと緩くなりますが、そのうちにまたきつくなります。 今回はフロントトリプルなので、遠慮なくローに入れました。 最近のテーマは、「いかに楽をして登るか」です。

路面は舗装されていますが、落ち葉がたくさんあります。 おそらく交通量が少ないからだと思うのですが、砂が溜まっているところもあります。 舗装自体もあまりよくありません。
舗装はされていますが、あまり路面が良くないところもありました。

記憶に全然残っていない坂道に大汗をかきながら、見返り峠に到着しました。
見返り峠

 写真を一枚とって、緩く下っていくと、精進ヶ滝のビューポイントがあります。 遠くの山の中腹に小さく滝が見えます。 さらに進むと、精進ヶ滝への分岐になります。 下っていくと駐車場があり、そこから歩いて滝まで行けます。 が、今日は、ここまで予想外に時間がかかかっているのでパスです。 家を出るのが遅すぎました。(なお、滝までの道は山道なので、それなりの靴が必要です。)
精進ヶ滝への分岐

道は再び登りになり、モジリ峠を目指します。 樹々が色づいてきれいです。 

モジリ峠は特に何もなし。 この先で、ダートになりました。 ここのダートはそれほど荒くありません。 300mほどでまた舗装路になり、御座石鉱泉に向けて下っていきます。 この間はきれいな舗装でした。


御座石鉱泉で小休止した後、小武川林道に向けて下りますが、この間のダートは荒れてます。 車高が低い車だと擦りそうなレベルです。 小武川林道のT字路は右へ。 
御座石鉱泉からダートを下ってきて、小武川林道にぶつかったところ。

鳥居峠に向けて沢沿いの道を登ります。 傾斜はあまりないのですが、結構長い登りです。 甘利山への分岐を右に分けると、鳥居峠です。 と言っても、ここも何もありません。

この先は、長い下りです。 路面に落ち葉がたくさんあるため、スピードは出せません。 
展望が開けました。 八ヶ岳がきれいです。
途中で甘利山の中腹を走る林道を右に分け、韮崎市清哲町の県道に下りました。
最後に採石場があるのですが、ここでまたダート区間がありました。

県道に出てからは、船山橋から国道に入り、往路を戻りました。

ロードバイクで行けるか、という件ですが、御座石鉱泉から小武川林道までの下りは乗車は無理でしょう。 ここはSPD-SLの靴だと歩くのも大変だと思います。 他二ヶ所のダートは、太めのタイヤなら乗れそうです。 ただ、全体として路面が荒れていて砂や落ち葉が散乱しているので、ロードバイクで行くメリットはあまりないと思います。 ダートを走れるバイクで行く方が快適でしょう。

今日の走行距離は74㎞くらいでした。 ルートラボは途中の林道を認識してくれず、経路を引けませんでした。


2017年10月10日火曜日

本栖湖から富士四湖

10/1 富士四湖

富士山の北側には湖が5つあり、地元では富士五湖と呼びますが、山中湖だけが少し離れているので、これを除いて富士四湖という呼び方をすることもあります。 

甲府周辺の100㎞コースとして、今回のルートは、上りもきつくなく、車も少なく、そこそこ楽しめる、というわけで、番付上位に置かれるものだと思います。 そんなわけで、甲府駅周辺からの周回ルートの紹介です。

往路は通常、荒川サイクリングロードと笛吹川サイクリングロードをつないで富士川大橋まで行きます。 どちらも幅が広いわけではないのでスピードは出せませんが、信号がないのでウォームアップには良いです。 笛吹川の方は夏の後半は草が伸びすぎてCRに覆いかぶさってきているのであまり快適ではありませんが。 路面はあまり良くないですが普通に走る分には許せる範囲です。 

富士川大橋からは左岸の県道に上がって、鰍沢口の駅のあたりから谷沿いに緩く登り、割石トンネルを通過。 一度下って、峡南橋東詰の交差点を直進し(橋を渡らない)、久那土駅の方に行きます。 四尾連湖への道を左に分け、久那土郵便局の先で、「本栖と下部温泉は右折」の道路標識があります。 ここは直進です。 (右折しても、本栖湖に上がる国道に早く合流するだけで、問題はありません。)  

走っていくと道路は谷を離れて緩やかに登り、トンネルを通過して、下ります。 ほどなく、本栖湖に向かう国道300号線に合流です。国道300号線を、本栖湖に向かってゆっくりと登って行きます。 傾斜がきついところはほとんどなく、最後にトンネルをくぐって本栖湖に到着、主な登りは終了です。

本栖湖 トンネルをくぐるとドーンと現れます

ここから富士四湖めぐりになります。 ここから河口湖までは観光地ですので、自動車が皆無というわけにはいきませんが、湖畔の道はそれほど交通量は多くありません。 本栖湖を半周して、精進湖、西湖と走ります。 本栖湖、精進湖、西湖の3湖は湖底がつながっているそうで、水面の高さは同じとのこと。多少のアップダウンはありますが、 ほぼ平坦と言って良いでしょう。 西湖は北面の湖北ビューラインを走って、そのまま河口湖につなぐ形になります。 

この日は、笛吹フルーツライドが開催されており、参加者の方々がゼッケンをつけて走っていました。 私の地元で開催されているロングライドイベントですが、あまりにいつも走っている道ばかりなので、参加する意欲がわきません。 (笑)

西湖から河口湖に向かう時は、河口湖の方が湖面が低いようで、トンネルをくぐってからは下りとなります。 河口湖は4分の1周くらい走って、甲府への標識に従い若彦トンネルへの緩い登りをこなします。 ここからは、また、車の少ない道となります。

若彦トンネルを通過するとすぐ、芦川に着きます。 ここから鳥坂峠まで一登りして、鳥坂トンネルをくぐって、甲府に戻ることになります。

この、鳥坂トンネルから甲府にかけての下り道は、途中に脇道のない直線区間があり、スピードが出ます。 甲府のサイクリング仲間には、ここで90㎞くらい出す人がいます。 下りは本当に下手でビビる私でも、65㎞くらいは出ます。 油断するとあっという間にスピードが出ますのでご注意ください。

下っていくと、リニアモーターカーの下を通って八代の果樹園地帯に入っていきます。最終的には道はT字路にぶつかりますので、左に行けば、蛍見橋で笛吹川を渡って甲府にもどれます。 私は最近は、境川の方から中道橋を渡って帰ることが多いです。

距離で100~110㎞、獲得標高で1250mくらい。 本栖湖まで上がれば以降長い登りはありません。途中でランチをして、短めの1日コースです。 

2017年9月3日日曜日

女神湖から大河原峠 

8/27-28  スズラン峠~女神湖~大河原峠

天候不順が続いたこの夏ですが、ここにきてようやく2日間の晴天予報が出ました。 ビーナスラインのスズラン峠経由女神湖で1泊。翌日、大河原峠から蓼科スカイラインを下り野辺山を経由して帰る、という周回ルートを走ってきました。

効率的に回れば距離200㎞、獲得標高3000mでぎりぎり日帰り可能ですが、涼しいところで眠りたいという気持ちが強く、最初から日帰りの選択肢は無し。(笑) 余裕のあるツーリングになりました。


初日の走行は85㎞くらいなので、朝早く出すぎるのも時間を持て余しそうですが、遅く出ると序盤が暑くなるので、結局6:45発。 4日前に走ったルートを再び進みます。  今日のほうが涼しいようで、汗をかく量が全然違います。 3度くらいの違いだと思うのですが、影響は大きいです。 

今回も日野春のファミマで休憩と補給、県境の公園をパスして、原村の直売所まで走り2度目の休憩。 ここは品ぞろえが豊富で、自動車で来た時には大抵買い出しっぽくなります。 ソフトクリームを食べました。
県道17号にあるエコーラインの入り口

原村の直売所。 いつ来ても混んでいます。

エコーラインを進むと八ヶ岳の眺めが良いところがあるのですが、今日は珍しく稜線が見えます。 周辺は蕎麦の花が満開。 芹ケ沢の交差点をビーナスラインへ。
今日は八ヶ岳の稜線が見えます。

芹ケ沢の交差点。 ここは私が子供のころからこんな感じ。

日曜日ですが、すでに8月最後の週末。交通量はそれほど多くありません。 蓼科湖で少し休みを入れて、ゆっくりと登って行きます。 標高差で1000mごとに標識がでてきますので、残りの登りの目安になります。 ピラタスロープウェイへの分岐を過ぎてしばらく行くと湧水が湧いていて飲めます。 冷たくておいしい。 群馬ナンバーの車で来た老夫婦は、焼酎の大きなペットボトルを10本くらい持ってきて、水を汲んでいました。 
蓼科湖

湧き水。 道路の反対側に駐車スペースがあります。

スズラン峠は1760mでプレートが立っています。 天気が良くて、ここから女神湖への下り道の途中では八子が峰から車山への稜線が見渡せました。 女神湖には13時過ぎに到着。
スズラン峠

女神湖に下る途中で車山方面の展望が開けました。

途中、お昼に蕎麦でも食べようと思っていたのですが、目につく蕎麦屋はみな車がたくさん停まっており、結局昼食も取らずに走ってしまいました。 ですので、着く時間が早すぎます。 まずはパン屋でパンを買い、女神湖畔で芝生に座ってのんびりと昼食。 その後、周辺を一通りポタリングしてから宿に自転車を置かせてもらい、遊歩道を歩いたりしました。 天気は良いのですがここは標高1530m。 汗が乾くまでは寒いくらいでした。

16時前に宿にもどってチェックイン。 シャワーを浴びてから着替えて、ジャージ類を洗濯。 朝が早かったので眠くなり、ひと眠り。 目が覚めたら日没の時間になっていました。

宿泊した宿はB&Bなので夕食は無いのですが、夜になると食堂をオープンするのでそこで食事ができます。 軽くビールを飲み、鹿肉のから揚げや定食などを食べて、21時くらいには寝ました。 涼しいのでとにかく快適です。


2日目は大河原峠を越えて佐久に下りる行程。 熟睡して起きると、思ったほど寒くはなく、天候も日が差してきており、問題なく行けそうです。 今日も余裕の行程なので、オーナーと話をしながらゆっくりと朝食をとり、8時45分くらいに出発しました。 ちょっと肌寒いですが、峠までは登りなので問題ないでしょう。
宿泊したB&B。 リーズナブルな良い宿でした。

峠までは15㎞、標高差では550mくらいなので、平均勾配は緩くなります。 走ってみると、最初のうちは登りですが、途中からは傾斜が無くなりました。 最後にまた少し登りがあります。
左奥に入っていきます。

入ってすぐのところの道標。 大河原峠まで15㎞。

蓼科山7合目登山口。 ここは神社みたいですね。

大河原峠着は10時。 結構車が停まっています。 蓼科山登山口の一つですが、登山者だけではなく、観光で来る人もいるようです。 立科町方面の眺望は抜群です。 
大河原峠

カフェのような建物がありコーヒーが飲めるみたいですが、結構お客さんが入っています。 ここは身体が冷える前に下ったほうが良いかな、と思い、ウィンドブレーカーを着て下り始めました。 この道には蓼科スカイラインという名前がついています。

ここの下りは長く、国道141号の交差点まで25㎞くらいはあります。 最初のうちは、つづら折りに近い道路です。 下り始めてまもなく、別荘が目につき始めました。 まだ標高2000mくらいの場所です。 で、その別荘がほとんど廃屋なのです。 なんなんだこれは。 蓼科仙境都市という看板がでてきて、人気の全くない施設があったりします。 山梨には以前オウム真理教が施設を作っていたことがあったのですが、そのことを思い出したりしてなんとなく不気味でした。 (後で調べたところ、かなり昔に、自治体が民間と組んで別荘地の開発を行ったみたいです。)

道はだんだん直線になってきて、途中で宇宙線観測のアンテナ工事現場を通過。
JAXAがアンテナを作っています。

なおもどんどん下っていきますが、街らしきものが全く出てきません。 道の状態は、良いです。 美笹湖の別荘地地帯に入ってようやく家が出てきて、まもなく国道141号線に出ました。 なんと言うか、普通はもう少し上の方まで耕地や人家があると思うのですが、この道は国道を離れるといきなり山、という感じでした。
ようやく佐久平の風景が見えました。 ほとんど下りきっています。

ここまで来ると、後は帰るだけ。 しかし、国道は車が多いですね。 この日は月曜だったので、普通の車だけでなく、トラックも多いです。 国道に出るまでは本当にほとんど車に会わなかったので、ギャップが大きすぎてめげます。 輪行しちゃおうかなぁ、などと思いますが、まだ12時前。 コンビニで補給の後、野辺山をめざしてじりじりと登って行きます。

小海の街を過ぎると、車も減ってきました。 昼食をとろうと思っていたストローハットはランチタイムで満席のようでパス。 野辺山でヤツレンにまた立ち寄り、ソフトクリーム休憩。 清里で国道を避けて、津金経由の裏道へ。 ようやく車から解放されました。 以降は、穂坂経由で韮崎の街にでて、そこからはノーマルルートで帰りました。

初日は、距離85㎞、獲得標高1950m、
2日目は、距離126㎞、獲得標高1670mでした。
ライドのコースとしては、佐久に下ってから甲府までが余計な感じがします。 日帰りにして、小海線を輪行して帰った方が完成度が高そうです。

2017年8月24日木曜日

大門街道から姨捨へ

8月23日 大門街道~塩田平~姨捨

天気の安定しないこの夏、ゲリラ豪雨の予報が無い日に大門街道を走ってきました。 


6:15に甲府を出発。 水曜日なので国道は交通量が多そうで、七里が岩ラインを選択。 東京エレクトロンの通勤渋滞は7時ごろ通過で回避。 北杜高校のあたりで若干車が多くなりましたが、ほとんど影響はなく順調に進みます。 国道20号経由に比べるとアップダウンは多少あって、効率的には劣るのですが、気持ちよさはこちらの方が断然上です。 日野春のファミマでいつものようにブレイク。 最近はとにかく楽に漕ぐことを心がけていますので、まさに亀の走りですが、年齢相応というところでしょう。
稲穂と南アルプス

県道の番号は長野に入っても同じ17号。県境には小さな公園があります。 ここでも補給のため小休止をしました。
県境にある公園

しばらくしてエコーラインへ。 ここもいつ来ても気持ちの良い道です。 若干向かい風ですが、気になるほどではありません。 夏の終わりで道端には蕎麦の白い花が目立ちます。 写真を撮ったりしながら、芹ケ沢の交差点で大門街道に入ります。
エコーライン
ここから白樺湖まで500mほどの登り。 トラックが結構追い抜いていきますが、思ったほど交通量は多くありません。 標高1200m付近で一度短い休憩を入れて補給を取りました。 

白樺湖到着は11時。どんよりと曇っています。 観光センターでソフトクリームを食べて休憩。 さすがにお盆過ぎの平日で、人は少ないです。 この日甲府は猛暑日だったようですが、標高1400mの曇り空となると、汗が冷えて寒いくらいです。 なんとなく夏の終わりの寂しさを感じます。
白樺湖に到着

この日の予定は、大門峠を越えて北に下り、塩田平に立ち寄り、その後千曲川左岸を走って姨捨駅から輪行して帰る、というもの。 峠を越えてしまうと、最後の姨捨駅への登り以外はほぼ下りのみとなります。 つまり、白樺湖までくれば登りはほぼ終了です。
大門峠
再び自転車にまたがり、すぐに大門峠へ。 北に向けて下りに入ります。 姫木平の別荘地を抜けて、気持ちよく下っていきます。 斜度も適度で快適な道です。 ところが、途中で霧雨の中に入りました。 大したことはないのですが、路面が濡れています。 スリップして落車、というのだけは勘弁願いたいので、ここは慎重な走りに終始します。 道路が直線的なので、スピードの出しすぎに気を付けていればあまり問題はありません。 車は少ないです。

しばらくすると霧雨を抜け、また路面も乾きました。 だんだん気温が上がってきます。 途中、長和町の市街地に入る手前で、天然酵母のパン屋さんを発見。 これは試すしかありません。 くるみのベーグルとあんパンを買って、コーヒーを頼んでカフェで休憩。 やっているのは地元の女性の方のようです。 原村や北杜市と違ってこちらには何もないので、と話していました。 
突然現れる天然酵母のパン屋さん

カフェコーナー。  くつろげました。

さらに下って、塩田平に入ります。 付近は車で何度か走っているのですが、立ち寄るのは初めてです。 なかなか面白い地形の場所です。 大きな神社があったので訪問。 ちょっと登って別所温泉にも行ってみました。 一泊してゆっくりと散策したい場所ですね。

塩田平には巨大な鳥居が。

生島足島神社

別所温泉駅

このあたりでは高曇りのような感じで、走っていると涼しいのですが止まっていると日差しで暑くなります。 そうは言っても、標高も高いし、甲府に比べればやはり涼しいと言えるでしょう。

あとは姨捨に向かうだけです。 坂城から上山田、戸倉の温泉街を通って、最後に姨捨駅へ坂を登ります。 駅が近くなると姨捨の棚田が見えてきます。 見事です。 電車や長野道のPAで見られるお馴染みの風景、千曲川と善光寺平が眼下に展開します。
姨捨の棚田

姨捨駅のホームより。 ベンチが外側を向いてます。 なお、この駅はスイッチバックです。
駅に着いたのは4時頃でした。 最後の登りでまた汗をかいたので、棚田のビュースポットで30分ほど休憩、その後のんびりと自転車をたたみ、5:45の電車で甲府にもどりました。 姨捨駅周辺は予想通り何もなく(飲み物の自販機はありました。)、一人かつ通勤時間帯で松本で自転車を置いたまま買い物に行くのも難しく、 結局甲府まで食べ物にありつけないこととなりました。 

今日の行程は、ルートラボで、走行距離146㎞、獲得標高2000mでした。



2017年8月4日金曜日

清里周辺ポタリング

7月15日  清里周辺

梅雨明けを思わせる日々が増えてきて、今日も自動車で甲府盆地脱出。 小淵沢の道の駅に車を置いて、野辺山あたりまでのんびり走ってきました。 

とりあえず、最初は八ヶ岳公園道路を走ってまきば公園に向かい、そのあとはなんとなく成り行きで決めましょう、ということで同行のYさんと合意。 小淵沢道の駅を出て、登り始めます。 さすがは小淵沢。 暑くない。 

左に鉢巻道路を分けて公園道路に入ると、山腹をトラバースするようになり、傾斜が無くなります。 気温が高くないことに加えて日陰が多いので、涼しくて快適です。 夏のお気楽サイクリングはこのパターンに限りますね。

仙人小屋を11時前に通過しましたが、早くも待ち行列ができていました。 のんびり走って、まきば公園着。 ここで休憩。
まきば公園到着
ソフトクリームを食べようかな、とか言っていましたが、結局2人ともにハンバーガーを食べてしまいました。 早めの昼食ということで。 (笑) 
涼しくて快適で、屋外のテーブルに一度座ると動く気がしなくなります。 まあ急ぐ理由もないし、しばしくつろぎます。

重い腰を上げて、次は野辺山駅近くのヤツレン直売所へ。 ソフトクリームが目当てです。 八ヶ岳公園道路から国道に合流し、しばらく走ると左手にあります。

ここのソフトクリームは、なかなか美味しいです。 ヨーグルトとのハーフ&ハーフを注文している人が多かったですね。

さて、当初予定していたのはこの辺りまでです。 どうやって帰ろうか、ということになり、野辺山の電波天文台に立ち寄っていくことにしました。 

電波天文台

小さいアンテナを連結して大口径のアンテナと同じ効果を出すんだそうです。
電波望遠鏡というものが通常の望遠鏡とどう違うのか、初めて知りました。はい。

2人共、「ふーん、なるほどねー。」という感じで見学を終了。 帰ろうとして自転車にまたがりますが、国道に出ようとして最初に入った道はなんと行き止まりで元に戻ります。「もう少し南に行けばゴルフ場の脇を通って国道に出られるみたいだ。」 というわけで、南へ進みますが、地図上では十字路があるはずがT字路しかありません。 とりあえずここは右。
少し先に右へ細い道が分岐しているのを見逃してから、登りが本格的に。 絶対におかしいのですが、まあいいや、という感じで登って行くと、なんと、平沢峠に到着しました。
平沢峠
実は、私はここは初めてです。 ルート紹介などでよく出てくるんですが、峠の場所がどこにあるのか今一つ良く分かっておらず、これまで訪問せずじまいでした。 こんなところにあったんだ。 実際にもわかりにくい場所ですね。

ここから国道に出るのですが、さすがに今度は慎重になり、道をチェックしながら走りました。 

その先は、小海線の線路沿いの道を走ってみようと思っていたのですが、県道との立体交差でまた私が間違えて県道に乗ってしまい、結局レインボーラインを経由して小淵沢道の駅に戻りました。 

走行距離50㎞の避暑ポタリングでした。 こんな感じでも獲得標高が1000mを超えるみたいです。 さすがは山梨です。