富士山の北側には湖が5つあり、地元では富士五湖と呼びますが、山中湖だけが少し離れているので、これを除いて富士四湖という呼び方をすることもあります。
甲府周辺の100㎞コースとして、今回のルートは、上りもきつくなく、車も少なく、そこそこ楽しめる、というわけで、番付上位に置かれるものだと思います。 そんなわけで、甲府駅周辺からの周回ルートの紹介です。
往路は通常、荒川サイクリングロードと笛吹川サイクリングロードをつないで富士川大橋まで行きます。 どちらも幅が広いわけではないのでスピードは出せませんが、信号がないのでウォームアップには良いです。 笛吹川の方は夏の後半は草が伸びすぎてCRに覆いかぶさってきているのであまり快適ではありませんが。 路面はあまり良くないですが普通に走る分には許せる範囲です。
富士川大橋からは左岸の県道に上がって、鰍沢口の駅のあたりから谷沿いに緩く登り、割石トンネルを通過。 一度下って、峡南橋東詰の交差点を直進し(橋を渡らない)、久那土駅の方に行きます。 四尾連湖への道を左に分け、久那土郵便局の先で、「本栖と下部温泉は右折」の道路標識があります。 ここは直進です。 (右折しても、本栖湖に上がる国道に早く合流するだけで、問題はありません。)
走っていくと道路は谷を離れて緩やかに登り、トンネルを通過して、下ります。 ほどなく、本栖湖に向かう国道300号線に合流です。国道300号線を、本栖湖に向かってゆっくりと登って行きます。 傾斜がきついところはほとんどなく、最後にトンネルをくぐって本栖湖に到着、主な登りは終了です。
本栖湖 トンネルをくぐるとドーンと現れます |
ここから富士四湖めぐりになります。 ここから河口湖までは観光地ですので、自動車が皆無というわけにはいきませんが、湖畔の道はそれほど交通量は多くありません。 本栖湖を半周して、精進湖、西湖と走ります。 本栖湖、精進湖、西湖の3湖は湖底がつながっているそうで、水面の高さは同じとのこと。多少のアップダウンはありますが、 ほぼ平坦と言って良いでしょう。 西湖は北面の湖北ビューラインを走って、そのまま河口湖につなぐ形になります。
この日は、笛吹フルーツライドが開催されており、参加者の方々がゼッケンをつけて走っていました。 私の地元で開催されているロングライドイベントですが、あまりにいつも走っている道ばかりなので、参加する意欲がわきません。 (笑)
西湖から河口湖に向かう時は、河口湖の方が湖面が低いようで、トンネルをくぐってからは下りとなります。 河口湖は4分の1周くらい走って、甲府への標識に従い若彦トンネルへの緩い登りをこなします。 ここからは、また、車の少ない道となります。
若彦トンネルを通過するとすぐ、芦川に着きます。 ここから鳥坂峠まで一登りして、鳥坂トンネルをくぐって、甲府に戻ることになります。
この、鳥坂トンネルから甲府にかけての下り道は、途中に脇道のない直線区間があり、スピードが出ます。 甲府のサイクリング仲間には、ここで90㎞くらい出す人がいます。 下りは本当に下手でビビる私でも、65㎞くらいは出ます。 油断するとあっという間にスピードが出ますのでご注意ください。
下っていくと、リニアモーターカーの下を通って八代の果樹園地帯に入っていきます。最終的には道はT字路にぶつかりますので、左に行けば、蛍見橋で笛吹川を渡って甲府にもどれます。 私は最近は、境川の方から中道橋を渡って帰ることが多いです。
距離で100~110㎞、獲得標高で1250mくらい。 本栖湖まで上がれば以降長い登りはありません。途中でランチをして、短めの1日コースです。
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