2017年4月27日木曜日

富山湾岸サイクリング2017(3) 当日編(後半)

氷見へ向かって出発しますが、向かい風がだんだん強くなってきました。 姿勢を小さくして、淡々とペダルを回します。 このあたりになってくると、同じ辺りを走っている顔ぶれが同じになってくるのが面白いところです。 走る速度と休みの取り方の絡みで抜いたり抜かれたりしながらも、同じ人と何度も会います。

しばらく走ったところでスタッフの方の一人がペースメーカーのような形で走るようになり、しばらくこの小集団と一緒に走りました。 氷見までの中間付近でスタッフの方がトイレに行って集団が無くなり、再びYさんと2人での走りになります。 特に休憩を取らなくても十分に行けそうなので、氷見のエイドまで走ることにしました。

氷見に近づくにつれ、海岸を走る部分が増え、眺めの良い場所がたくさん出てきます。ただ、左側を走っているので、海との間には当然道路があります。 写真は帰りに撮れば良いか、と思いながら、相変わらず淡々と走ります。

氷見エイドが127㎞地点ですが、6㎞ほど手前でエイドが見えました。「到着か?」と思いましたが、早すぎます。 スタッフの方の指示も、「このまま行ってください。」とのこと。 要は、折り返してきてエイドに立ち寄る形になっているようです。

まもなく、折り返し地点に到着です。
折り返し地点
ここからは、来た道を戻ることになるので、左側に海、という形になります。
というわけで、海です。
数キロ戻って、大きな橋を渡ると、先ほど見たエイドに着きました。 氷見エイドです。
午後1時過ぎくらいだったかな。
氷見エイド。 180㎞と120㎞コースがここまで来ます。 この看板、わかりにくいな。
ここで127㎞。 残り60㎞を切ってきました。 もう完走は大丈夫でしょう。 他の参加者の方々も同じように感じているみたいで、なんとなくくつろいだ雰囲気があります。 

ここでの補給食は、氷見カレーでした。 お昼御飯です。
煮干しはおまけですが、カレーの材料に煮干しを使うのが氷見カレーの条件だそうです
私たちも少し長めに休憩しました。 今までも他の参加者に比べて休憩は長めだったようなので、ますます長く、でしょうか。 私は持参したおにぎりも食べました。

ところで、氷見と言えばブリですが、実際、街中はブリだらけです。
エイドのある公園にあるブリ小僧
建物の壁にもブリ
「もう完走は問題ないので、景色の良いところで写真を撮りながらゆっくり帰ろう。」と言いながら、氷見エイドを後にしました。

魚津に戻るルートは、来た時とは微妙に異なり、海岸沿いの道が設定されている部分が多いです。 海の向こうには雪をかぶった立山連峰が浮かび、とてもきれいです。
残雪の立山連峰を見ながら走ります。
雨晴海岸付近

トラムが走っています。 乗りたい。
この時間になると風は海から陸へ向かって吹くようになり、追い風というわけにはいきませんでした。富山湾の海と立山連峰を見ながら、横風の中を走ります。 

一時間と少しで射水エイドに到着。
射水エイド
ここでは白エビバーガー、かりんとう饅頭。バナナが補給食です。 白エビバーガーもかりんとう饅頭もおいしかった。

白エビバーガー 小さなエビのフライがたくさん入っています。

このエイドが最終エイドで、足切りが15:30に設定されています。 私たちは問題なかったのですが、最終ゴールが17:30で残り距離が32㎞なので、ちょっと足切り時間が早いなとは思いました。

あとは魚津に帰るだけです。 この先も、海岸沿いの道がルートに設定されていて、景色を楽しめます。 

海王丸の近くも通りました。 立ち寄ってみていくことも可能です。

相変わらず横風が吹く中、海沿いの道を主に走って、無事に魚津の道の駅蜃気楼に帰着しました。 到着は16時40分。 ちょうど10時間でした。

完走証と参加賞(ロゴ入りバスタオルでした。)を受け取り、一休み。
魚津ハトシとバイ汁
最後のエイド食でハトシとバイ汁を食べられて、大満足。 車のある市役所まで、自転車で走って帰りました。

終了後は配られた割引券を使い金太郎温泉で入浴、スーパーで地元食材を買い込み、最後にタラ汁を食べて、甲府に向かいました。


今回が6回目のイベント参加でしたが、今までとちょっと違う、という感じが多いイベントでした。 

何と言っても、文中にも書きましたが、トイレが混まないのです。 つまり、エイドが混まないということです。 今年は1300人近い参加者がいたとのことですが、人の分散がうまくいっているということでしょうか。 チャンピオンが185㎞という長めのコース設定なので、ロング(120㎞)に参加者が流れるのかもしれません。 そして、チャンピオンとロングは参加者がエイドでバッティングしない設定になっています。 エイドが混まないというのはとても快適で、気持ちよく走れました。

また、エイドの数も多すぎず適正で、補給食では地元のおいしい食べ物をたくさん楽しむことができました。 コース案内も、過不足なく、適度だったと思います。 

全体に、よく考えられているな、と思うことが多く、とても快適なサイクリングでした。

スタッフの皆様、ありがとうございました。



富山湾岸サイクリング2017(2) 当日編(前半)

当日朝、6時20分から開会式、6時半スタートとのことで、5時前に起床。 寒気の流入は相変わらずで、気温は5度。 はっきり言って寒いです。 とりあえず駐車場に指定されている魚津市役所に移動。 自転車を出して組み立てて、昨日買っておいた朝食をとります。 6時を回ったので自転車にまたがり会場へ。 チャンピオンコースの参加者はすでに9割方到着しており、今回もまた最後尾近くからのスタートです。 

事前に送られてきた資料によると、185㎞の間にエイドは5か所。 2番目の滑川エイドと3番目の富山エイドの間が近い(12㎞)他は、30~40㎞間隔にエイドが置かれており、次のエイドを目標に走るとちょうど良い感じになっています。 富山と氷見の間が45㎞と少し長いので、ここは状況に応じて途中休憩を入れよう、ということで、出発しました。

この大会は開催の経緯もあり、富山湾岸サイクリングコースとして指定されているルートを主に走るわけですが、このルートには青いラインが引かれています。 また、道路標識も設置されています。 スタート地点の道の駅蜃気楼の入り口付近にもあります。
道の駅蜃気楼の入り口にある標識。 反対側は氷見までの距離が書かれています。
最初の朝日エイドまで32㎞。 並んだ順に横1列ずつ間隔をおいてスタートしていき、私たちのスタートは6:42くらいでした。 最初の朝日エイドは8:40に閉まります。 まあ問題ないとは思いますが、メカトラの可能性もゼロではないので、少し真面目に走ります。 昨日車で走った道を逆に走ることになりますが、朝早い時間で風も弱く、快調に進みます。途中で大きな風車を見ました。 戻るときに写真を撮ろう、と思いながら先へ。 トラブルもなく、朝日エイドに8時くらいに到着しました。
朝日エイド

朝日エイドの補給食
海岸に出て補給食を食べることにし、適当なところをみつけて座り込んだところで、Yさんと2人、チューリップTVの取材を受けました。 終わって補給食も食べ終わってエイドに戻ると閑散としています。 もともと後ろの方で到着したこともありますが、距離が長いので皆さんエイドの滞在時間を短くしているようです。

ここからは魚津まで戻り、さらに氷見へ向かって進むことになります。入善のあたりでチューリップ畑があるという情報を耳にしていたのですが見当たらずに残念。(ショートコースに参加すると立ち寄るようです。) 帰りもまた風車の横を通過。
なぜか一つだけある風車。
スタート地点をすぎて、滑川エイドに向かいます。

魚津水族館の観覧車
早月川にかかる早月橋  剣岳に登るメインルートに早月尾根というのがありまして、思わず写真撮影
少しずつ風が出てきて、なんとなく向かい風の雰囲気。 淡々とペダルを回します。 38㎞走って滑川エイド着。

滑川エイド

補給食。 だんだん焼きとホタルイカのてんぷら
補給職でだんだん焼きとホタルイカのてんぷらをいただきます。 だんだん焼きは昨日食べておらず知らなかったので、最初クレープかと思ってしまいました。

ここでトイレに立ち寄りました。 これまで参加したイベントだと、男子トイレはすごく混むのですが、今回はいたってスムーズです。

次のエイドは富山エイド。 この間だけは12㎞しかなく、ずいぶん近いな~、と思っていましたが、案の定すぐに到着です。 富山競輪場の入り口を過ぎて、案内に従って中に入っていきます。 敷地内にエイドがあるのか、と思って進んで行くと、なんと、バンクの中へ。 一周させてくれるのです。 
富山競輪場のバンクを一周

ミーハー的に感激して思わず記念写真 (笑)
いや~、これは嬉しかったですね。 競輪場のバンクを初めて走りました。

ぐるっと一周してバンクの外に出ると、富山エイドです。 猫が2匹出迎えてくれます。 でも、朝から多くのサイクリストの相手をして疲れているようで、完全に無関心になっています。 
富山エイド

無関心な猫さん達
朝日エイドで会った、チューリップTVの取材クルー。 ここでは猫さん達を取材中。

富山エイドの補給食は少なめです。 まあ滑川から近いので当たり前か。

次のエイドは反対側の終点である氷見。 45㎞先になります。

・・・富山湾岸サイクリング2017(3) 当日編(後半) に続きます。

2017年4月26日水曜日

富山湾岸サイクリング2017(1) 前日編

4月23日に、富山湾のサイクリングルートを走るイベント、「富山湾岸サイクリング2017」に参加してきました。

今年が3回目の新しいイベントです。富山湾が「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟したのを機会に整備した湾岸サイクリングルートを走ろう、というもので、富山県が主催しているようです。 実は昨年、参加を考えたのですが、開催時期が初回の4月から7月下旬に移動し、真夏はちょっとしんどいなぁ、ということでやめてました。 今年はまた4月になったので、残雪の剣立山連峰も見たいし、改めて参加することに。 人気はあるようで、私たちが参加したチャンピオンコース(ロングコースとの合同枠らしいです。)は、受付初日の昼には完売でした。

今回も、Yさんと2人での参加です。 「センチュリーランを走る会」という同好の士の集まりがあり、私はそこの会員なのですが、Yさんも今度会員になりました。 会員としては初参加になります。 (だからどう、ということは何もありません。笑)

さて、前日の22日、甲府から富山に車で移動です。 富山は甲府から遠いイメージがあるのですが、今回のスタート地点である魚津まで、糸魚川経由で250㎞です。 富山市だと、安房トンネルを経由すれば230㎞です。 高速が豊科までしか使えないので時間は4時間余りかかりますが、実はそれほど遠くはないです。

そんなわけで、出発もそれほど焦ることなく、8時半過ぎに自転車を積み込んで甲府をでました。 安曇野ICで長野道を下りて、いつもの松川道の駅で休憩。農産物を買い込みそうになるのを我慢して、白馬へ。 松本平では新緑がきれいで高瀬川の水量も多めでしたが、大町を過ぎて仁科三湖から白馬のあたりではまだ緑が見られません。 この週末は寒気が入っており、気温も5度くらい。 寒いです。

小谷から姫川にかけてのトンネルとスノーシェッドの連続は何十年ぶりくらいに車で通りました。 話には聞いていましたが、あそこを自転車で走るのはやはり避けたいですね。 トンネルがどうこうと言うより、道が狭すぎます。 歩道も狭すぎて自転車は走れないし。 東京-糸魚川ファストラン(自転車の長距離イベント)が直江津経由になったのもうなずけます。   

糸魚川から国道8号線に入り、親不知ピアパークで休憩。 岩やヒスイについてお勉強。 ふーん、この辺りは断層が露出しているのでいろいろな岩が見られるのね。 
親不知ピアパーク(の前の海岸。笑)

その先の親不知観光ホテルの前は、北アルプスの白馬岳から繋がっている栂海新道の起点で、以前山スキーで下りてきてたどり着いた場所。 懐かしくて思わず写真を撮ります。
白馬からの登山道(栂海新道)は、登山道が直接海に出ます。

宮崎海岸で、実際に石を拾ってみたりして、受付会場である魚津の道の駅蜃気楼に着いたときはすでに2時を回っていました。

会場では食べものの屋台が出ています。 道の駅でも食べ物が買えます。 バイ飯おこわ、かまぼこ、ホタルいか、幻魚のフライ、などを買い込み、外で食事。 しかし、天気は良いのですが風が強く、堤防の下に座り込んで食べました。 子供みたい。(笑)

前日受付の会場

その後受付を済ませて、宿泊場所である駅の近くのホテルへ。 特筆すべきものは何もない安いビジネスホテルですが、窓から建物の屋根の向こうに海が見えます。 お、これは、と思った通り、日没時にはきれいな夕陽が見えました。
夕陽は能登半島に沈むんですね。

その後は、周辺を歩いて散策、スーパーで朝食などを買い、部屋に戻って夕陽を見た後、居酒屋で夕食。 明日は185㎞です。 早めに寝ました。

2017年4月17日月曜日

みやさか道(続き)


4月16日 みやさか道 (前回の続き)

2月初めに、笛吹市の「みやさか道」へ行ってみたら途中で終わっていた、ということを投稿しましたが・・・

どうもあの先があるようなのです。 先日、御坂の桃農家の人の軽トラの助手席に乗って走っていたら、坂をずーっと登って行って上の方の広い道に出たのですが、ここにも「みやさか道」の標識が。 農家の人に、「この道どこから来てるんですかね。」と聞いてみても、「知らん。」という返事。

これは確認しないといけない、というわけで、昨日再訪しました。今回は桃の花の時期なので、Yさん同行です。

前回と同様に境川側からみやさか道に入ります。 

今日は交通量がとても多いです。桃の花と桜の花が満開ですので、やはりここまで来る人たちも多いということでしょう。

八代ふるさと公園の古墳広場も家族連れがたくさん。駐車場も満杯で路駐もたくさん。
八代ふるさと公園
さて、若彦トンネルへの道と交差して進むと、やはり行き止まりです。何の表示もありません。しかし、ルートラボの地図では少し先に広い道があるようです。ここで右上を見上げると、なにか人工物が。 行ってみると、中央リニアの展望台でした。
花鳥山展望台
リニアモーターカーは普段はあまり走っていませんので実物を見るのは大変そうですが、展望は抜群です。

一度下りて、細い道を東へたどると ・・・ ありました。 みやさか道。
行き止まりの先の起点。
反対側には、ちゃんと説明もあります。

この部分だけつながっていないんですね。 土地の収用で何かあったようです。

先ほどの花鳥山展望台へ行く標識がありました。
展望台へはこちらからの方が行きやすい。
東へ向かって進みます。 道はすでに完成していました。

花鳥スポーツ広場の上。このあたりは桃が満開。
御坂町大野寺あたりのみやさか道

さらに進むと、フルーツ街道の標識。桃源郷公園の上あたりです。

この先で国道に合流するわけですが、合流点の手前に観光農園があり、菜の花が咲いていてとてもきれいでした。 県外ナンバーの車がたくさんきていました。

一宮町方面



観光農園のほんの少し先(下の写真の道路標示が農園から見えます。)で国道137号にぶつかります。 ところが、標示には、その先に「一宮」の文字が。 え、これで終わりじゃないんだ。


この日の私たちは夜用事があり、ここでタイムリミットでした。この先を走らないと「みやさか道」全線走破にならないのか? でも、名前のこと(前回の投稿に書きました。)を考えると、一宮町は関係ないから、これで終わりかも。 確認は次回に持ち越しです。

金川曽根広域農道をいつもと逆に走って、小瀬でいちごを買って、帰りました。