2016年12月20日火曜日

ミャンマーで会ったサイクリスト

11月下旬から12月上旬にかけて、ミャンマーに観光に行っていました。

首都ヤンゴンの北東にバゴーという町があるのですが、ここの安宿でサイクリストに会いました。

マレーシア人の4人組で、タイまで車で来て、自転車に乗り換えて走り始め、タイのメーソットとミャンマーのミャワディの間の国境を越えてヤンゴンまで走る、とのこと。 ヤンゴンからはまた走って帰るそうです。 

ミャンマーはまだ貧しい国で、道路事情は良くありません。 道路は都市部を離れると2車線無いところも多く、そういうところでは車が来ると路肩の舗装がない部分に押し出されます。 ミャワディからの道路は数年前に新しくなり、走りやすくなっているようですが、一般的には舗装も良いとはとても言えません。 この時期は乾季で雨は降らないのですが、逆に砂埃がすごいです。 比較的涼しい時期とは言え熱帯ですので、日中はかなり暑くなります。 

このグループは1日平均で100㎞くらい走るそうで、この国で連日100㎞となると結構大変です。 装備を見せてもらったところ、前輪のハブに電動モーターを仕込んだアシスト自転車でした。 スーリーのツーリング車を使っているようです。

しかし、そのバッテリーと充電器だけでも結構な重さです。 このグループはパナソニック社員グループだそうで、バッテリーもパナソニックだ、と言って笑っていました。 他に、サイドバッグ4つ、フロントバッグとキャンプフル装備のような荷物です。 キャンプをすることがあるのかもしれません。 いずれにしても、今回が初めてではないような感じでしたので、経験上必要なものを持っているということなのでしょう。

私が話をした人は結構ご年配の方でした。 来年はインドに行けないか計画中だと話していました。 
前輪が電動ハブです。

この宿は安宿なんですが、他にいた白人カップルも翌日朝見たらサイクリストでした。 一階が車庫のようになっていて、自転車を置いて表の扉をロックしてもらえます。 この手の情報はサイトがあって共有されているのかもしれません。

私自身も東南アジアが好きでよく行くのですが、ベトナムからタイにかけて自転車で走ってみたいと思っています。    


2016年11月16日水曜日

奈良田往復

11月12日  奈良田


早川町の奈良田まで往復してきました。

甲府盆地から富士川に沿って南下していくと、下部温泉へ至る国道300号線の分岐がありますが、ここは十字路になっており、富士川の右岸から早川が流れ込みます。 この早川沿いに道がついており、遡っていくと、早川町に入ります。早川町は早川沿いにずっと続くのですが、その最奥の集落が奈良田です。

奈良田は一般的には南アルプスの登山口として知られており、ここから広河原へのバスが出ています。 また、農鳥岳への登山道が通じています。 

自転車で行く場合、現在(2016年)の時点では、甲府から富士川を南下して早川を遡るルートしかとれず、往復行程になります。櫛形山の南を通っている丸山林道が奈良田まで通じているのですが、櫛形山登山口の分岐の先から奈良田にかけて通行止めが続いており、周遊コースにできません。

奈良田は山奥の地ですが、標高はそれほど高くなく、840mくらいです。 従いまして、私の家から往復した場合、距離は140㎞余り(甲府盆地内の通過ルートに左右されます。)ですが獲得標高は全部で1200mほどしかなく、甲府近郊である程度の距離を走る場合には貴重な平坦コースと言えます。


11月も中旬で日没が早くなり、夕方5時過ぎには暗くなります。 できれば明るいうちに帰ってきたい。 奈良田到着まで4時間とみて、8時出発としました。今回はYさん同行です。

いつものように、三郡橋までは荒川と笛吹川のサイクリングロードを利用。 最短ルートではありませんが、信号がないのでノンストップで走れます。三郡橋からは国道52号線を南下。 富士川町のローソンで最初の補給。 周辺の山が色づき始めています。 昨年参加した「ツールド富士川」がちょうど今頃でした。 このイベント、今年は規模を拡大して、土日の2日間にわたって開催される「南アルプスロングライド」というイベントに発展しています。 開催は来週末です。

甲府方面から早川町に行く時には、前述の国道300号線分岐まで下らずに、「飯富」の交差点を右折してショートカットします。道路標識もそのようになっています。 私たちもこちらの道を経由しました。 交通量の多い国道52号線を離れるとほっとします。 早川の左岸を少し走って、橋を渡ってメインの県道に合流。 ここから奈良田までは一本道で迷うところはありません。

早川沿いの道は傾斜もなく、交通量も少なく、快適なのですが、早川は谷がV字谷で、日が差しません。 はっきり言って寒い。 時々日向に出るととても暖かく感じます。 日光は偉大だ。 

トンネルをくぐると、昔の宿場町が残っていることで有名な赤沢宿への分岐があり、その先に南アルプスプラザという施設があります。ここでトイレ休憩。 食事もできます。 少し先の右手には早川町役場があります。 とても小さい建物です。 余談ですが、早川町は日本で一番人口の少ない町なのだそうです。 1070人くらいしかいません。 走っているとところどころに集落がありますが、どうも、日があたるエリアに集中しているようです。 

雨畑湖への分岐を分けてしばらく行くと、草塩温泉の看板がありました。 温泉、というよりも、ジビエ料理の表示にひかれてちょっと寄り道。 温泉、ジビエレストラン、そしてなぜかお寿司屋さんが一軒あります。 お昼の候補に入れました。

そういえば、「早川町そば祭り」ののぼりを見かけるんですが、調べてみたら私たちが訪れた翌日が開催日でした。 残念。

この先、西向きだった谷が北向きになり、日が差し込むことが増えてきます。 登りはそれほどきつくならず、快適です。 紅葉は登るにつれて色づきが増してきますが、色合いは今一つですね。

下のほうはボチボチ紅葉

お蕎麦屋さんを途中でみつけてメニューチェック。 ヘルシー美里という施設もありました。 食事をするところは結構あるようです。 

だいぶ登ってきました。

新倉という集落の少し上に、糸魚川静岡構造線(フォッサマグナ)が地表に出ている場所があります。 またまた寄り道。 しかし、説明がなかったら全く分からないですね。 県道のすぐ脇です。

フォッサマグナが地表に現れている場所  天然記念物だそうです。 ただの崖にしか見えない・・・


この辺り、道路の直線化が進んでいるようで、トンネルが多いです。 川幅がだんだん狭まってきて、吊り橋が目立つようになってきました。 やがて、西山温泉のエリアになり、大きな旅館が何件かあります。 この先、道が細くなりますが、ほどなくして奈良田に到着しました。 すでに午後1時近くになっており、いつもながら寄り道しすぎ? 

早川にかかる吊り橋  この付近になると、渓谷です。

奈良田に着きました

奈良田は最奥ということを考えるとかなり大きな集落です。 南アルプスへの登山口で、山岳写真家白旗史朗の記念館などもあります。 

奈良田のバス停

当初はここの古民家カフェで昼食というプランでしたが、来てみると古民家カフェは坂のずっと上のほうにあります。 どうしようか話し合った末、ジビエレストランまで戻って昼食をとることにしました。 道端で少しくつろいでから、自転車にまたがります。

帰りは下りなので時間はかかりません。 西山温泉、新倉、と順調に過ぎていきます。 行きに比べて道路が日陰になるところが増えてきました。

ジビエレストランには2時過ぎに到着。 Yさんは鹿肉のロースト丼、私は鹿肉カレーを注文。 カレーは猪肉のものもあるそうです。

鹿肉ロースト丼  スープも鹿の出汁

カレーは写真でもカレーにしか見えないので、撮影しても意味がないと思うのですが・・・

このレストランでは鹿肉の販売も行っています。 鹿肉の処理施設が隣にあります。営業は昼の時間帯だけのようです。

ジビエレストラン やまと

待ち時間にスマホをみていたら、サイクリングクラブの仲間が赤沢宿に来ているのを発見。 帰りに会えるかな~、と話していたのですが、 食事が終わって出発しようとしたら草塩温泉に見覚えのある車が停まっています。 彼らは麓まで車で来て、帰りに温泉に立ち寄っていたのでした。

そんなこんなで時間が過ぎていき、家まで自走の私たちは帰り道で甲府市内に入ったあたりで5時を過ぎて暗くなってしまいましたが、 暖かい日で楽しいサイクリングになりました。


2016年11月5日土曜日

増富温泉から木賊峠 (クリスタルライン中部)

11月5日  増富温泉から木賊峠、黒平


11月に入ると、甲府周辺の紅葉サイクリングのシーズンです。 甲府北部にある増富温泉周辺に行きました。個人的にはお気に入りの紅葉狩りスポットです。

昨年瑞牆山荘から増富温泉に下りましたが、今年は増富温泉から上ることにしました。その先は、クリスタルラインを木賊峠に行く、というルートです。木賊峠の標高が高い(1670mくらい)ので、暖かい時間に通過できるように8;:30出発としました。

往路はいつものルート。韮崎から141号線に入って須玉IC手前のファミリーマートで休憩と補給をとり、増富ラジウムラインに入ります。標高が上がっていくに従い、だんだん紅葉が見られるようになります。 今日は天気が良く、青空とのコントラストがきれいです。

明野方面

塩川ダム(みずがき湖)周辺ではウォークラリーが開催されており、駐車場は満杯です。 毎年この時期に塩川ダムに来ていますが、今年はやはり紅葉が遅いようです。 

塩川ダム

ここから増富温泉までの間に、通仙峡という紅葉の名所があります。 これは、もともと川沿いに走っている県道が危険(落石か何かが原因だと思います。)なため閉鎖になっている部分で、以前は秋の紅葉シーズンに一か月ほど歩行者に解放されていました。 最近は常時閉鎖になってしまったようで紅葉情報などにも載らなくなっていたのですが、どうも今日やっているウォークラリーだけは通れるらしいのです。 

塩川ダムからトンネルを一つくぐると通仙峡の入り口です。ウォークラリーの人が柵の間から入っていきますが、警備員が3人もいます。
「通れるんですか?」
「ウォークラリーをやっているんです。」
「自転車入れませんか?」
「うーん・・・」
(あ、もしかして、行けるかな?)
「自転車押していきますけど。」
「いや、ウォークラリー参加者だけなので、ダメです。」
・・・
残念でした。

増富温泉を抜けて渓谷沿いの道を登っていきます。紅葉はそれなりに見ごろです。でも、なんか色合いが地味に見えるんですけど。 今年はなんとなくイマイチですね。

増富温泉の上部  渓谷沿いに道路がついています

写真を撮りながらのんびり走って、瑞牆山荘への分岐に着きました。 ここからクリスタルラインになります。 ここまでは紅葉狩りの人が結構いましたが、この先は車もほとんど来ない感じになります。

しばらくすると、10%の表示。 2つ目の表示から先、急な傾斜が結構続きます。路面は簡易舗装のようになっていますが、どうもこれは傾斜が強い部分で意図的にやっているようです。そのうちに疲れてきました。写真を撮るときに立ち止まっていますが、ファミリーマート以降まとまった休憩をしていません。時間も12時近くなったので、何か食べることにし、道端で休憩。

このあたりまでくると紅葉も終わりに近いですね

この後、傾斜が緩むと舗装もよくなりました。 しかし、木賊峠までだいぶ近づいたと思ったあたりでまた10%。 ひたすらゆっくり進むのみです。 

右手から樫山林道を合わせて以降、傾斜が緩みます。

やがて峠に到着。 空気が冷たいです。 

ようやく到着
木賊峠

当初はここから観音峠に出ようと思っていたのですが、路肩がくずれて通行止めという看板が立っています。 予定変更して、黒平経由で帰ることにしました。先日乙女高原から下ってきた時の三叉路に出ることになり、期せずしてクリスタルラインを繋ぐことになりました。ウィンドブレーカーを着込んで出発。

しかし、ここの下りも、路面に段差が多く、傾斜も急で、ブレーキから手が離せません。 これだけ段差が頻繁にあると、 サス付きのMTBなら良いでしょうが、23Cで7.5気圧入っているロードではスピードもほとんど出せない状況です。 路面も落ち葉、木の枝、小石、松葉などが散乱しており、水たまりも2か所ありました。 まあ、林道なので文句は言えません。 

そのような忍耐の下りを9㎞こなして、黒平の三叉路に着きました。

下りのどこか(場所忘れた)

紅葉の黒平  今回は何件かの家に人が住んでいるのがわかりました

ここからは御岳林道で走りやすくなります。 前回は途中で野猿谷林道に入り荒川ダムに出たので、今回は御岳林道を下まで走ることにしました。 ところが、車では昔何度か走ったことがあるものの記憶が曖昧で、予想外の登りに出くわします。考えてみると、川沿いに下っているのは野猿谷林道で、御岳林道は尾根筋を乗り越すことになるので登りがあるのは当然なわけです。 

仕方がないので、登りました。その後、前回同様に昇仙峡の混雑を嫌って金桜神社の奥を再度越えて、甲府に戻りました。


今日のルートは、ルートラボによると、走行距離82㎞、獲得標高1740mでした。 甲府にいると、こんな感じのルートが普通になります。



2016年10月22日土曜日

フルーツライン(西部)

10月22日  フルーツライン西部


フルーツラインというのは、東山広域農道の通称で、笛吹川をはさんで西側と東側にあります。
甲府に住んでいると西側のフルーツラインは身近な存在で、笛吹川フルーツ公園と合わせて知られており、私もよく走ります。 また、東側は、以前このブログにも書きましたように、勝沼から笛吹川まで道が通じています。

西側のフルーツラインは石和温泉駅の北側からスタートして、フルーツ公園の裏側へ回り込み、兄川という川を渡るのですが、その先で終わっていました。道は奥まであるので行ってみたことがあるのですが、工事中で終わりでした。

工事中だった部分が開通したというニュースが流れたので、ポタリングがてら確認に行ってきました。 ここがつながると、農道をつなげて甲府盆地を一周するプランが完成することになります。


自宅から県道6号(山の手通り)、国道140号と走り、鎮目の交差点でフルーツラインに入ります。ゆっくりと登っていきますが、このところやけに暖かく、少し登ると汗が出てきます。道路沿いには果樹園が多いのですが、すでにブドウも終わり、柿が収穫期になっています。 実が大きな、干し柿をつくる種類の柿です。


しばらく登ると、一段高いところを水平に横切るように道がついています。 いつもながらの良い眺めです。

春日居町付近のフルーツライン
この先で、フルーツ公園の入り口に着きます。 フルーツ公園に入らずにそのまま行くと、道は下りになり、兄川を渡ります。対岸を登っていくと、分岐があります。 この先が工事中だった部分です。

これまではここを右折していました。今は牧丘の表示が出ています。
道路標示の写真を撮っていたら、反対側からやってきたサイクリストが話しかけてきました。なんと、前回乙女高原に行ったときに途中で会った人でした。 こんなことがあるんですね。

道は目の前にある尾根を越えているようで、さらに登っていきます。 出来立てのピカピカです。

新しい道

この先で尾根を越えて下ると、鼓川温泉にいく道を横切ります。ここも直進になります。

国道から鼓川温泉に行く道を横切ります

この先は、牧丘の集落に入っていき、どこまでが農道なのかよくわからなくなりました。道路のセンターラインもいつの間にかなくなっています。それでも道なりに進んでいくと、突然ジャンボ鶴田のお墓があるのを発見。

ジャンボ鶴田のお墓

いやぁ、懐かしいです。AWA世界ヘビー級をニック・ボックウィンクルから奪取したときは感動したなぁ。(笑)


さらに道なりに行くのですが、一ヶ所だけ間違えました。 下の写真のところ、直進が正解ですが、右に下ってしまいました。 かなり下ってから気づき、登り返しました。

広楽園の前の分岐。直進です。

ここを過ぎれば、大弛峠に行く道との交差点、「中牧神社北」 に着きます。


県道219号との交差点 前にサイクリストが見えています。

ここをさらに直進すると、道は笛吹川を橋で渡って、対岸の道路に突き当たります。勝沼から来るフルーツライン(東部)の終点のT字路の少し北側です。 これで、2つのフルーツラインがつながりました。

今回は、これで目的は果たしたので、山梨市駅前のデリーベイでカレーを食べて家に帰りました。


フルーツラインがつながったことにより、以前からプランニングしていた、農道を主体に甲府盆地の周辺を一周するルートが完成しました。 ルートラボの地図が改訂されたら改めてアップしようと思います。 大体170㎞くらいのルートになるはずです。 来年の春にでも試し走りをしようかと思います。




2016年9月12日月曜日

クリスタルライン東部 (琴川ダム~乙女高原~黒平)

9月11日 琴川ダム、乙女高原、黒平、荒川ダム


甲府の北部は山地なのですが、ここには林道が網の目のように走っています。 このうち、メジャーなものはクリスタルラインという名がつけられて、道標などが整備されています。 今回は、クリスタルラインを東の牧丘から甲府北部の黒平集落まで走りました。 

9月に入って朝晩は涼しく感じるようになりましたが、日中はまだ暑く、この日も最高気温の予想は33度。乙女高原のあたりは標高1700mですので、お昼の暑い時間にこのあたりをタラタラと走っていよう、という作戦です。8時過ぎに自宅を出ました。


甲府から国道140号線を広瀬ダムにむけて走り、恵林寺の次の交差点(信号なし)を「牧丘市街」方面に向けて右折します。 すぐに笛吹川を渡り返して、窪平の信号を左折。「クリスタルライン」の標識に導かれて、次の交差点を右折し、その次を左折。 これでクリスタルラインに乗れます。 なお、恵林寺の次の交差点を直進して、トンネルを一つくぐった直後の分岐からも入れます。

窪平の信号から琴川ダムまで、おおざっぱにみて15㎞、標高差は1000mくらいです。 その先、大弛峠まで行くと、さらに15㎞、900mのプラスとなります。 この道は、昨年から、夏の初めにヒルクライムのイベントが開かれるようになりました。

最初は、牧丘のブドウ園の中を上がっていきます。 牧丘は巨峰の栽培で有名で、道端では収穫した巨峰の仕分け作業を行っています。最初のうちは坂が結構きつく、とにかくゆっくりと登っていきます。 

牧丘の巨峰

途中でブドウの写真を撮っていたら、農家の方が出てきて、もっていきなさいと言って一房くれました。 シナノスマイルという品種です。幸い、ジャージの背面ポケットが一つ空で、ありがたく頂いてポケットに入れ、走りながら食べることができます。 文句なしに美味しいです。

シナノスマイル

一房いただきました。 ありがとうございます。 美味しかったです。

5㎞くらい走ってブドウ畑とも別れ山の中の道になってから、傾斜が若干緩くなりました。 林の中を走るようになって強い日差しが遮られ、気持ち良いです。 路面状態も良く、ストレスはありません。ダムの建設工事があったので道が良くなっているようです。

10㎞程走って小休止。 遠方にダムが見えてきます。斜面を大きく回り込んで、ダムに到着。 とにかくゆっくり走ってきたので、疲労感もあまりありません。 大弛峠まで行こうかな、とも一瞬思いましたが、ちょっとスタートが遅すぎました。 まあ、またそのうち、ということで。

琴川ダム

湖岸を回り込んで、大弛峠との分岐に着きます。 ここには金峰山荘という施設があり、結構人が来ています。首都圏ナンバーの車が7、8台駐車してあり、バーベキューをやっているグループもあります。この山荘の脇に自動販売機があり、飲み物が買えます。

大弛峠分岐。 峠まで15kmくらいです。
私はここからゆるく登って焼山峠へ。 峠の分岐から短い登りをこなして、 乙女高原に到着しました。

昔の写真が掲示されています。

乙女高原は、以前スキー場があったところで、ゲレンデをつくるために切り開いた草原が残っています。周辺には遊歩道が整備されていて、散策もできます。 乙女高原グリーンロッジという施設が7,8月のみオープンするようですが、今日はすでに9月でクローズ。 建物前のベンチで休憩にしました。 お昼くらいの時間ですが、さすがに涼しいです。 甲府は暑いだろうなぁと思いながら、しばしボーっと過ごします。 なお、高原という名前がつけられていますが、感覚的には単なる山の中です。 

乙女高原グリーンロッジで休憩

さて、ここからはクリスタルラインを西へ向かいます。 すぐに、水ヶ森林道を分けます。 この林道も快適なようで、近いうちに走りたいですね。 今日は直進して黒平へ向かいます。


水ヶ森林道分岐

こちら側は交通量も少ないようで、道には落ち葉や木の枝が散乱しています。 また、短い間隔で排水溝が設置されており、そのために段差が生じています。傾斜もかなり急ですし、スピードを出せる状態ではありません。 林道ですので、こんなものでしょう。 ブレーキを掛けながらゆっくりと下ります。 時々、バイクとすれ違います。


8kmほど走って、黒平集落の上でクリスタルラインとお別れし、甲府に向かう道に入ります。 黒平集落は甲府の最奥にある集落で、私が中学生の頃、同じ学区でした。 もちろん通えず、寮が準備されていたように記憶しています。 今でも人が住んでいる家があるようですが、この先どうなるのでしょう。

ここからは昇仙峡の上に出るのですが、ルートが2つあり、今回は荒川ダム経由にしました。 通った野猿谷林道は、路面状態が良く、走りやすい道でした。 

荒川ダム

荒川ダムの湖畔でそば屋に立ち寄ってそばを食べ、昇仙峡の混雑を嫌って金桜神社奥の峠を越えて甲府に戻りました。




2016年9月9日金曜日

芦川のカフェ


9月3日 芦川


先週、芦川を走ってきました。

富士川から上がって鳥坂峠を越えて帰ってくるいつものルートですが、鳥坂峠と若彦トンネルの分岐の上部にある集落で、茅葺屋根の古民家を使ったカフェがオープンしているということで、立ち寄ってきました。

「農啓庵」というカフェです。

東京かどこかのNPOの方が手入れをして内装を整えて、不定期に週末(金~日)だけオープンしているようです。オープンの情報は、フェイスブックで確認できます。




私たちは2Fに案内されて、くつろいだ時間をすごすことができました。

メニューはコーヒーとワッフルくらいしかありませんが、とても気持ちの良い場所です。

2F室内

このエリアには、もう一軒、茅葺屋根の古民家が解放されています。 「藤原邸」という建物で、こちらは笛吹市が保存に携わっているとのこと。 週末は解放されているようで、お茶のサービスがありました。

藤原邸

芦川には150軒もの古民家があるそうで、茅葺屋根の家も多いのですが、葺き替えが難しいため今ではほとんどの家が屋根をトタンで覆っており、この写真のように外観を残している家は数える程しかありません。



2016年8月21日日曜日

グルッとまるごと栄村2016 (2)


切明温泉には宿が3か所あるようなのですが、そのうちの一軒にチェックポイントが設けられていました。 だいぶ気温が上がってきて、汗だくです。

切明温泉 雄川閣

川原に温泉が湧いているのが見られるのかな、と期待していましたが、残念ながらどこなのかわからず。(笑)

ここから、小赤沢の集落を目指して、国道409号線を走ります。 これが結構激坂。ゆっくりゆっくり登っていきますが、途中でなんと前輪がパンク。 チューブ交換することに。

汗でびしょびしょで、手が滑ってタイヤがうまく外れなかったりします。 チューブを入れかえて、CO2ボンベでエアを入れようとすると、バルブが固くなって開かない。 仕方がないので、Yさんにポンプを借りて空気を入れます。 次のエイドまでそれほど距離があるわけではないので、5気圧も入れば何とか走れます。 200回程度ポンピングをして、何とか走れる状態になりました。

道路はやがて下りになり、小赤沢のチェックポイントに到着しました。 距離ではこれでようやく半分です。 ポンプを借りてエアの入れ直し。 スイカのむさぼり食い。

小赤沢のチェックポイント
ここからは一応帰り道。 中津川の橋を渡って対岸を登り、五宝木のトンネルをめざします。 この時間になると暑いです。 無理しないように、一定のペースで登っていきます。屋敷のチェックポイントはすでに撤収完了。 相変わらず車は通らず、時折抜いていく車はほとんどが大会関係の車です。 

やがて、五宝木トンネルを再度通過(涼しい)し、五宝木チェックポイントに戻ってきました。 昼食のおにぎりを受け取り、休憩となります。 おにぎりはシンプルですが、お米がとても美味しいです。皆、涼しいトンネルの中で食事をしています。 最初からこういう形態を想定しているように思えるのですが、やはり、普段は自動車がほとんど通らないということなのでしょう。

昼食後は、北野まで来た道を戻って、北野で左折。案内に従って急傾斜を自転車を降りて歩いて下っていくと、なんとつり橋が。

北野天満宮手前のつり橋

で、渡った先が、チェックポイントでした。



お漬物のサービスも随所にありました。 塩分がとれるので助かりますね。何より、美味しいです。
往路を思い返して、「ここから千曲川までは下りだな。」と、なんとなく思っていたのですが、ここの表示には、次のチェックポイントまで基本的に上り、と書いてあります。 そう、往路をもどるわけではないのです。 なんといやらしい。(笑)

標高も下がってきて、とにかく暑いです。 エイドの間隔が短いので助かりますが、スポーツドリンクとスイカの食べ過ぎで、お腹がガボガボになってきました。

私たちの走りは、いつもと同じで、スピードがない代わりに終わり近くになってもあまり遅くなりません。このあたりになると走っているときは抜かれるよりも抜くほうが多くなります。 そうこうしているうちに、野田沢の最終チェックポイントに到着。

野田沢チェックポイント
この先は、さすがに千曲川まで下りで、最後にさかえ倶楽部まで登り返して、無事ゴールとなりました。 15時までには戻れるかな、と目論んでいたのですが、ちょっと厳しかったようで、ゴールは15時30分くらいでした。

ゴール後は、完走バッジを受け取り、プレゼント抽選でゆべしと野菜をいただきました。 その後、たべものとお茶をもらい、汗が引くまで日陰で過ごしました。


なかなかタフなイベントでした。 平らなところはほとんどなく、常に登っているか下っているかのどちらか、という感じです。 それと、標高が高いわけではないので、やはりこの時期は暑いです。 そういう点では、エイドの間隔が近いのは、水分とミネラルの補給には助かりました。 

個人的には、あのあたりの場所の雰囲気が好きなので、楽しめました。 エイドでの地元の方々との何気ない会話なども励みになりました。 ありがとうございました。


グルッとまるごと栄村2016 (1)

8月7日 グルッとまるごと栄村


長野県の最北端にある栄村。 ここで毎年夏に催されるイベント「グルッとまるごと栄村」に参加してきました。
メンバーはいつもと同じ、私とYさんの2名。


栄村は、飯山線の森宮野原駅周辺が中心地ですが、秋山郷の奥も栄村です。(国道117号線側は津南町。) この2点間を結んで走るわけですが、当然のことながら山間部であり、結果、距離109㎞に対して獲得標高2500mという本格的な山岳サイクリングイベントです。

さかえ倶楽部スキー場での当日受け付けは5:00から。 宿泊した飯山を5時に出て、途中コンビニで朝食を購入し、会場へ。 駐車場はまだ余裕でした。
受付を済ませて、食事をしながら少しのんびりします。 PBPのジャージを着た一団がいたりします。 タンデム車も何台か見ました。 

スタート/ゴール地点

自転車を引っ張り出して、朝食をとって、トイレに行ったりしているうちに開会式。 7:00頃から20名程度ずつ、スタートしていきます。 私たちは7、8番目くらいの集団でスタートしました。


最初は千曲川を渡るまで下り。 結構な坂で、最後にここを登らなければゴールできないわけですから、なんとなく下りたくない気持ち。(笑)

千曲川を渡るとしばらくアップダウンを走った後、登りになります。 とにかくへばらないように、脚が攣らないように、ということで、登りはひたすらゆっくり。
まだ暑さはやってきていません。

最初のエイドは北野です。エイドで用意されている補給食は、ドリンク、キュウリ、スイカ、バナナ、ゆべしなど。 大体どこも同じでした。

北野のエイド

このあたりはまだ田んぼがあります。 だんだん山の中に入っていきます。

この先も登りが続き、ピークで臨時給水所に立ち寄ります。少し下って再度登ると、五宝木のチェックポイントに到着です。 

五宝木トンネル手前のチェックポイント
エイドはどこもこんな感じです。スイカが美味しい。

ここは昼食が配られるエイドでもあるのですが、まだ午前9時半。 昼食をとる人はさすがにいません。

涼しいトンネルを通過すると、中津川側に出ます。 途中、眼下に秋山郷の集落が見えました。

中津川の谷
すぐに屋敷のチェックポイント。 ポイント間の距離が短いのですが、ここは分岐があるのでチェックポイントにしているとのこと。

このあたりまでくると、完全に山の中の道になります。 しばらく走って、最後に急傾斜の坂を下り、秋山郷最奥の切明温泉に到着。 ようやく切明温泉まで来た、という気持ちになるのですが、距離的にはまだ半分来ていません。 いやぁ、なかなかタフなコースです。

中津川にかかる橋の上から。

グルッとまるごと栄村2016 (2)に続きます。