塩尻峠は、甲府からセンチュリーライドの距離(100マイル=160㎞)を実走してみたいときに都合のよい行き先です。
2015年5月6日に往復した時の記録をもとに記載します。
5月24日に若狭路センチュリーライドへの参加を控えていたため、160㎞を実走しておきたく、5月6日に塩尻峠に行きました。
コースは基本的に国道20号線の往復ですが、最短経路を走ると160㎞にならないようなので、甲府から穴山橋までの区間、帰路は南アルプス市経由にしました。
甲府周辺はどちらに向かっても基本的に登坂になるのですが、このルートは富士見峠まで登って諏訪に下り、最後に塩尻峠を登るだけで細かいアップダウンがほとんどなく、獲得標高も1350mと平均1%以内に収まります。
ですので、制限時間の縛りは、センチュリーライドの一般設定である8時間としました。
この日は、家を出たのが午前6時。午後2時からTVでサッカーの中継があり、これを見るために帰ってこなければなりません。
目安は、大雑把に見て、信州蔦木宿までがほぼ登りのみで40㎞、そこから富士見峠を越えて諏訪に下り、塩尻峠に登り返して80㎞となります。
したがって、信州蔦木宿まで2時間、塩尻峠まで4時間で行ければ、帰りは諏訪から富士見峠の登り返しがあるだけなので、往復8時間を切るのは問題無い、ということになります。
スタートが早かったので、甲府市内の信号は青が多く、交通量も少なく、快適に走り抜けることができました。
国道20号線に乗り韮崎まで行きますが、この先は路面のアスファルトの継ぎ目がボコンボコンとショックになります。これを嫌って武田橋から右岸の農道に入り、穴山橋先で国道に戻ります。
道の駅白州の近くのコンビニで補給。信州蔦木宿で補給できればよいのですが、通過時間が朝8時頃で店が開いていないだろうと思い、ここで補給を入れます。
信州蔦木宿までは何度か来ており、補給なしで2時間が通常のペースです。この日は先ほどの補給のため2時間を少しオーバー。ペース自体はいつもと変わらず。
富士見峠まではダラダラの登りで、峠を越えると茅野に向かって下っていきます。
峠を越えた後、路面の状態が明らかに悪くなります。最近あまりお目にかからなくなった、轍ができているところもあります。路面があまり良くない状態は、諏訪周辺でずっと続きます。
行きは国道を忠実に走ったので、途中諏訪の市街地を通過しました。祝日の朝9時ごろなのでまだ車も少なく助かりましたが、できれば避けたいルートです。路面も良くないし、道も狭いです。
さて、1回目の補給が早すぎて空腹になってしまい、諏訪の街中で2回目の補給をしました。ちょっと失敗です。ゼリーを家から持参して走りながら胃に入れて、1回目の補給を富士見峠近くで行うべきでした。
それでも、塩尻峠には4時間ギリギリで到着しました。
写真をとったりしてしばし休憩。さきほど買っておいたおにぎりを食べます。
帰りは、市街地を避けて諏訪湖の南側を走ります。この時期、諏訪湖周辺の山は新緑がきれいです。
諏訪湖南岸 |
茅野に入るあたりで、3回目の補給。ここはしっかりと食べました。
あとは、富士見峠を越えれば、甲府までほぼ下りです。
峠を越えて、県境の橋を渡り、一気に下っていきます。穴山橋の手前で右岸の県道に入ります。
ここで、トラブル発生。フロントディレイラーが作動しなくなりました。アウターに入りません。
面倒でしばらくそのままで走っていましたが、もう下りが続くというわけでもなく、コンパクトドライブでインナー34Tなので、これはかなりダルい。
サッカーの中継に間に合わないかも、ということで、途中、止まって、みてみました。
ディレイラ―そのものには問題なく、ワイヤーの固定がすっぽ抜けただけのようです。要は整備不良。
固定し直して、無事に復旧。
結局、家に着いたのは午後1時35分。所要時間7時間35分でした。なんとか制限時間内に収まりました。
補給の失敗と、ディレイラーの整備不良での遅れを考えると、7時間くらいまでは詰められるかもしれません。それ以上は無理だな、というのが実感です。
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