第3エイドを出てしばらく走ると、80kmコースのゴールへの分岐を通過し内陸へ入って行きます。幹線道路を避けてルートが設定してあり、気持ちの良い道が続きます。峠を一つ越えると第4エイドの鯖街道熊川宿92.3kmでした。
熊川宿については予備知識がなかったのですが、通り沿いに古い宿場町の街並みを残してあり、エイドは一番奥に作られていて、往復で街並みを楽しめるようになっています。
オープンしているお店もあり、参加者の方々も三々五々観光をしていました。
鯖街道熊川宿 |
エイドでは、おにぎりや羊羹がふるまわれます。このあたりはお米も美味しいです。
さて、半分以上をすでに走っており、さらに120kmコースの分岐も過ぎて、後半戦の様相になってきます。私たちは最初を押さえて走ったせいか、引き続き走りは快調で、登りでは先行する人達を追い抜いていくことが多くなりました。
西へ向かって向かい風の中を順調に距離を伸ばしていきます。スタッフの人達が何人か一緒に走っています。一人、私達の後ろについて走っている人がいて、少し雑談をしたりしながら進みます。
途中から、広域農道を西へ向かって走るようになりました。この道がすごく良い道で、車も走っていません。トンネルが多いので、テールライトはつけっぱなしです。
小さなアップダウンを繰り返しながら進むと、海岸線に出ました。小浜の西の方です。
ここからは、海岸の高台に道がつけられており、絶景が続きます。海の無いところに住んでいる私たちは、「海があるのって良いなぁ。」としみじみ思ってしまいます。高台から道が海岸に向かって下ると、第5エイド小浜海浜小公園128kmに着きました。
第5エイド 小浜海浜小公園 |
第5エイドは最終エイドで、残り30㎞。ここまで来れば先が見えていますので、靴を脱いだりしてくつろいでいる人が多いです。補給は、バナナ、キュウリ、葛饅頭など。公園の隣はビーチです。小浜は街の中にビーチがあるんですね。うらやましい。
時間制限にひっかかる心配もなくなり、私たちものんびりします。どこかでアイスクリームでも食べようということになり、ゆっくりと出発。
しばし交通量の多い道を進むと前方にトンネルが。またトンネルか、と思っていると、ルートはしっかり左折してふたたび海岸沿いの道へ。港を通過して、この後も小さなアップダウンをくりかえしながら、若狭の街へ向かいます。最後に、昨晩宿泊した民宿のある世久見集落を見下ろす絶景ポイントでちょっと写真。
世久見からは昨日も通っているので、道もわかります。「道の駅でアイスクリームが買えると思う。」ということで、道の駅で休憩。アイスクリームはしっかりと買えました。ベンチに座って食べていると、参加者の方々がゴールへ向かって疾走していきます。
さて、私たちも、帰りましょう。ここから先は、スタートした時に通った道を戻る形になります。ゴールが近づくと、地元の方々が拍手で迎えてくれます。そして、最後はスタッフとハイタッチをしてゴール。Yさんも、初の160kmを無事に走り切り、笑顔でした。
走り終わって、サザエ、ウニ、河豚汁のサービスを受けます。美味しかった。
完走のご褒美、ですね。 |
今回、初めてのロングライドイベント参加でしたが、非常に楽しく過ごせました。
若狭という地域が風光明媚だということもありますが、地元の方が本当に厳選してコースを設定してくれているな、と感じました。海、山、田園、川、と、変化に富んだ風景を満喫できました。
また、天気予報が良い方に外れてくれたのはラッキーでした。
エイドでの補給は個々の分量はそれほどでもありませんが、トータルでは十分でした。第1エイドがオレンジのみなのでここだけ持参したゼリーを摂りましたが、それ以外はエイドの補給のみで問題ありませんでした。
終了後は、配られた無料券で温泉につかり、敦賀まで下道を走って、北陸道から第2東名経由で甲府に帰りました。さすがに近いとは言えず、帰宅は午前様になりました。