2025年2月14日金曜日

ホーチミンからクチトンネル・タイニンへ 2日目、3日目 (ベトナム編)

2025年2月12日(水)

宿~ダウティエン湖~タイニン市街~宿(Ty Phu Miet Vuon - 場所はモクバイの東)

今日はタイニンの街へ行ってみるのが主目的です。 ただ、タイニンの街から家までは100kmで、明日の天気予報が「午後にわか雨」なので、もう少しホーチミンの近くまで戻っておきたいということで、タイニンは通り過ぎてモクバイの近くまで行くことを目標にしました。 また、タイニンの街までは、地図上でダウティエン湖というダム湖沿いの道をみつけたのでこれを経由して行くことにしました。

5時半に起きて準備。とりあえず会計をしてもらいます。 6時半に朝食を出してくれたので食べて、7時に出発。

ダウティエン湖を目指して北上しますが、なんか片側3車線のだだっ広い道が続きます。 クチトンネル方面からの道路と合流してからも同じですが、拡張工事中の部分が多いです。 舗装されていれば超快適なのですが、工事中だと車線が2車線分ないところも多く、大型車にダートに押し出されたりします。 ダートは工事中のエリアなので砂だったり荒い砂利だったりで、なかなかしんどいものがあります。それにしても、タイニン省に入ってから片側3車線が続き、なぜなんだろうと思います。周辺はゴム園がたくさんありました。

こんな感じの片側3車線。車がいなくて超快適。
ゴムのプランテーション
やがて、ダウティエン湖沿いの道になります。湖が見えるんだろうと期待していたのですが、道は堤防の下にあり湖は全然見えません。 がっくりです。 ところどころ堤防の上に上がる道がついており、上がってみました。 見えた湖は巨大で、対岸が霞んでいます。
湖は全然見えません。

この湖沿いの道自体はまあまあ快適で、順調に距離を稼ぎます。追い抜いていくのは大型車が多いです。 この堤防周辺であちこち工事をやっているのか、ダンプもたくさん通ります。 自家用車っぽい車は少ないです。 この道は路肩が無いので車が多いと走るのが大変ですが、実際は交通量自体が少ないので、私を追い抜くときには車は反対車線に出てくれます。

湖沿いを離れてタイニンの街へ向かう道に入り、茶店でミカンジュースを飲んで休憩します。 9時半。 

10時出発。右手にバーデン山が見えます。 山頂はガスの中です。 写真だけ撮ります。

バーデン山 とても有名な山です。理由はよくわかりません。

11時にカオダイ教の総本山に着きました。 道路沿いに門があるのですが、見ているとバイクがどんどん入っていきます。 誰でも中に入れるようなので、私もそのまま自転車で入っていきます。

右側の入り口から入っていきます。
白いアオザイを着た信者

とても広い敷地に建物がたくさんあります。 白い服をきた信者の方々もたくさんいます。 なんとなく天理教の総本山を思い出します。 個人的に宗教にはあまりタッチしない方が良いという意識がありますので、中を適当に走り回って、反対側の出口から外にでました。

その後は南に向かって走り、国道に出ます。 カオダイ教のお寺があちこちにあり、白い服を着た信者の方々も頻繁に見かけます。 飯屋を探すがなかなか良いところがなく、12時前になってようやく食事です。 12時半発。 暑くなってきました。

田園もあちこちで見られます。二期作とか普通みたいです。

宿まであと20キロですが、40分ほど走ってコーヒーショップで食後の休憩。 宿には14時20分に着きました。

バンガローの宿ですが、15時までだれもいなくて、受付らしきところで待ちました。 実はここもバンガローの一つで、中ではゲストが昼寝をしていたようです。 すみません。 

宿は部屋以外にキッチンがあり、調理道具、食器、簡単な調味料がそろっています。 しかしいきなり自炊は難しいです。 もったいないな。

1.5kmくらいのところに小さなスーパーがあるので、夕方買い物に行ってビールなどを買いました。 その後再度外に出て夕食をとり、帰ってきてからビールを飲みます。 とにかく常に水分を欲している感じで水をたくさん飲みます。 この日も早い時間に寝ました。

本日の走行距離は98kmでした。

本日のルート(走行記録ではありません。)


2025年2月13日(木)

宿~国道22号~自宅

今日は帰るだけです。

今朝も5時半起床です。 こちらでは定番の砂糖ミルク入りインスタントコーヒーを飲んで、トイレに行き、インスタントラーメンを食べて6時半出発。 出発前に宿の人が来て朝食を勧められました(代金に含まれている)が、ラーメン(サービスで無料)を食べたのでOKと話しました。 この人、自転車に興味があるようで、いろいろ話しかけてきました。 

今日はどんよりした曇り空の朝です。 ホーチミン市まで国道22号線をひたすら走ることになります。 しばらくすると路面がぬれてきて、霧雨状態になりました。雨はほとんど降らないので助かりますが、路面はずっとウェットです。 端に寄ると水たまりが多いです。後で知ったのですが、この日の朝、ホーチミン市周辺では土砂降りの雨が降ったようです。 降られずに済んだのはラッキーだったかもしれません。

今は乾期で、実際昨日までは半月以上雨が降りませんでした。全く降らないと土地が乾燥して砂埃が舞い、一日走ると土埃にまみれます。 今日のように雨が降ったあとは地面が湿っていて埃がたたないのでその点は快適です。 ただ、雨が降った後とか濡れた路面を走らなければならないので、何日ものツアーライドになるとやはりマッドガードは欲しいな、と思います。

国道22号線は、アジアハイウェー1号線でもあります。
順調に走ってクチの市街地を通過、しばらく田舎の景色の中を進みます。

45キロ走って、9時に、クチとアンスオンの間あたりでコーヒーブレイクにしました。

9時半出発。アンスオンのバスターミナルを過ぎてからはあとは、ホーチミン市内の交通に巻き込まれます。 空港の脇からフォングーラオへの道へはいり、一本道を進みます。 この道は狭くて、とても走りやすいとは言えませんが、迷わずに行けるのは良いです。

最後に自宅の近くでスムージーを飲んで休憩。クールダウンして、11時半に帰宅しました。

本日の走行距離は72kmでした。

本日のルート(走行記録ではありません。)


ホーチミンからクチトンネル・タイニンへ 初日 (ベトナム編)

2025年2月11日(火)

今回は、これまで未訪問だったクチトンネルとタイニンに行きました。

ホーチミン市7区~ホックモン交差点~クチトンネル(ベンユック)~宿(La's farmstay)

6時半にホーチミン市7区を出発です。 うまい抜け道ルートが見つからず市内を走りますが、通勤時間帯で交通量が多いです。 タンソンニャット空港の西側手前で一方通行に邪魔され、ルート変更を試みたところ4車線道路を左折しそこない(ベトナムは右側通行)、余計な走行を強いられました。 国道22号線に入り環状道路を過ぎたあたりで8時になり、道端のバインミーとコーヒーで休憩にします。 8時半出発。

まだしばらく市街地走行が続きます。 国道22号線は片道4車線以上の広い道で郊外に向かっていますが、それでも時々信号で渋滞に引っかかります。 このまま進めばクチの市街地ですが、クチトンネルはクチの市街地からは離れており、ホックモン交差点で右折して国道22号を離脱します。その先を左折するとクチトンネルまで一本道になります。 まだ道端は人家が続き、122番のバスが頻繁に走っています。 このバスの終点をすぎて行きかうバスが70番に変わったあたりで、ようやく家がなくなって車も減りました。

しばらくしてクチトンネルの一つであるベンディンに着きました。(観光地としてのクチトンネルは2個所あります。) 入口から中をみると、駐車場に観光バスがたくさん駐車中です。 ガイドブックにもホーチミンからのツアーは皆ベンディンに行く、と書かれていました。 私はここはパスです。

ベンディンのトンネル
少し先の左手には、広大な墓地がありました。


すでに2時間走りっぱなしなので休憩場所を探しながら走りますが、結局もう一つのトンネルであるベンユックまで来てしまいました。 1115分着。 こちらはあまり人がいません。 係員の案内で駐輪場に自転車を置き、手前右手のレストランでパイナップルスムージーを飲んでクールダウンします。

30分休んで行動開始。入場料125kを払って中へ入ります。

中は広い公園になっており、トンネル以外にも、解放区をモデルにした展示やプールなどもあるらしいのですが、全体として閑散としています。 奥へ向かって歩いていき、飛行機の展示があるあたりがトンネルの入り口で、チケットのチェックを受けて中に入りました。 ベンチで少し待つように言われます。 勝手に見学はできないようです。

来たときは一人でしたが、だんだん人が集まってきて、欧米人とローカルで20人くらいになりました。 ガイドが来て、半分に分かれて見学に向かいます。 

最初に15分ほど映画(当時の記録映画のようなもの。)を見てから、トンネルをくぐりに行きます。 実際に入れたのは5カ所だったと思います。 閉所恐怖症気味の私も3カ所は入ってみました。 どこも大体20mくらいで外に出られるようになっていて、通り抜ける感じです。 体格の良い白人でも通れるくらいには拡張してありますが、中は中腰にならないと歩けないので、腰が悪い人は無理ですね。 一度、会議室みたいなところで止まって説明を受けるトンネルがあり、このときは閉塞感が強く精神的にきつかったです。

トンネルの入り口
これは実際に使われていた入口を再現したものです。とにかく小さい。
落とし穴の仕組みを解説した模型

最後のトンネルが終わったところに売店があって、コーラを買って飲んで休みました。ガイドが芋を出してくれました。 あとは土産物屋の中を通って外へ出ました。

このあと、解放区をモデルにしたエリアに行ってみようとしましたが、結構歩きますしよくわからず暑くなってきたので途中でキャンセルしました。 クチトンネル見学はこれで終わりです。

14時過ぎに出発です。 空腹ですが、地図を確認すると予約した宿まで10kmなので走ってしまうことにしました。 迷うようなところはありませんが、途中、舗装が切れてダートになっているところがあり、さらに最後は用水路沿いの完全ダートでした。 ファームステイの名の通り、宿が孤立してあり、周囲は何もありません。 15時着。 本日のサイクリング終了です。

このタイプの宿の場合、基本的には食事を含めて生活全般はすべて宿で行うことになります。 ここは、冷たい飲み物は勝手に取って書き留めておいて出発時に清算、など、居心地の良い宿でした。 食べ物が欧米人向けの味付け(要は味がない)だったのが、ちょっと残念でした。

本日の走行距離は77kmでした。 

本日のルート(走行記録ではありません。)


2025年2月9日日曜日

ベトナム・フエでのサイクリング 2024年2月 (ベトナム編)

 2024年2月にベトナム中部の古都フエに行った際に、レンタサイクルを借りてサイクリングをしました。 その時のサイクリングの記録です。

2024年2月26日(月)

昨日王宮見学をした際に、郊外の歴代王の墓のうち代表的なミンマン、カイディン、トゥードゥックの三帝陵の入場料をセットにした入場券を購入しました。 今日はこれらの墓を自転車でめぐります。 今回の旅行では最初からそのつもりで、サイクリング用の長そでシャツとズボンも持参しています。

自転車の調達ですが、宿泊した中心街の安宿の近くにレンタサイクルを扱う店があり、そこで借りました。 ただ、良さそうに見えたMTBタイプは、後輪のディスクブレーキが作動せず却下になってしまい、結局普通の自転車になりました。 ヘッドが緩んでいてハンドルががたつくような自転車で、変速もないですが、ブレーキとタイヤはなんとか大丈夫そうなので、まあ何とかなるでしょう。 代金は、1日借りて50kです。

ミンマン帝陵→カイディン帝陵→トゥードゥック帝陵の順に廻ることにし、まずはミンマン帝陵へ向かいます。

フエの中心部は車とバイクが多いですが、少し走ればすぐに郊外に出て車も少なくなります。 道はとりあえず舗装されており、走るのには全く支障がありません。2月なので気温も30度に達せず、日が差さなければ涼しいです。 アップダウンは少なく、急な上り坂もありません。 自転車はボロいのですが、総じてとても快適なサイクリングです。

途中でこじんまりとした別の遺跡に立ち寄って、川沿いに走り、ミンマン帝陵へ。 道標も出ており、とくに迷うことなく到着できました。 昨日購入した入場券のQRコードでスムーズに中へ入ります。




観光客はそれなりにいますが多くはなく、のんびりして良いところです。 結果として、見学した3つの墓の中でここが一番広かったように思います。

朝食をとっていなかったので、入口の横にある店で食事をしましたが、フエ市内の倍の観光地価格でした。

次はカイディン帝陵へ。ちょっと道がわかりにくいですが、距離は近く、自転車だと10分くらいです。 こちらは山の斜面に墓がつくられていて、上まで登ると眺めがよくなります。



最後のトゥードゥック帝陵へは、北西に向かいます。 往路で走った川沿いの道でも行けますが、せっかくなので別の道を選びました。 途中で一度往路に戻る形で、8の字を書くように走ります。

トゥードゥック帝陵は前2つと異なり、人家の近くにあるため、入口の前にお店が並んでいました。 駐輪場が見当たらず、店の人に言われるままに自転車を置いて見学です。 見学後はお店でアイスを買って食べました。



これでお墓巡りは終わりですが、フエに戻る途中、線香を造っている集落を通りました。 きれいにデコレーションされて店頭に展示しています。 写真も撮れるようです。


あとは、フォン川に出て、フエ駅の前を通り、川沿いに走って宿に戻りました。 全行程を通じて、走るのに苦労するような道はありませんでした。 


参考までに、カイディン帝陵にあった現地の地図と、走行記録を載せます。 自転車最高でした。



この2日後に、再度半日自転車を借りて、ティエンム寺と旧市街の塀の中を走りました。 街自体が大きくないし、アップダウンもないので、市内観光も自転車がおすすめです。