2025年1月26日日曜日

ホーチミンからブンタウへ 往路 (ベトナム編)

2023年から、ベトナム南部の都市ホーチミン市に、年に数か月滞在するようになりました。

私がベトナムを初めて訪れたのは1992年11月で、その時から、この国は自転車で旅行するのがベストだな、と感じていました。 その後紆余曲折ありましたが、32年経って、こうして自転車でベトナム国内を旅する機会を得られるようになりました。

こちらでの泊りがけの自転車旅行は今回が初めてで、まだ手探りの部分が多いですが、少しずつ慣れていくことを自分に期待しています。 すでに退職年齢なので、無理しないで楽しもうと思います。

自転車は日本から持ち込んだ30年前のニシキMTB(サスなし、タイヤは26×1.5に交換)、古いフロントバッグと新しいサドルバッグをつけています。

文中、金額の記載は1k単位で行っています。1k=1000ドン、です。

 2025年1月21日

ホーチミン市7区 - ニャベ (フェリー)カンゾー(フェリー)ブンタウ - ロンハイビーチ

7時20分スタート。 平日の通勤時間帯ですが、通勤とは逆方向に向かいます。 渋滞はなかったのですが交通量は多く、ニャベのフェリー乗り場まで11kmに50分かかりました。 フェリーはすぐ乗れて、カンゾーに入ります。 費用は2k。

ニャベとカンゾーをむすぶフェリー 
いきなり三車線の直線道路で、車はほとんど走っていません。 そもそも街のようなものがありません。 とりあえず走り出して、フェリーターミナル周辺の食堂をやり過ごしていたらだんだんお店がなくなってきました。 朝食抜きなのでちょっとやばい雰囲気になり、右手にあったフーティウの店に入りました。30分ほど朝食休憩です。

道路は相変わらずの直線です。 途中に橋があると片側広めの1車線になりますが、それ以外のところは3車線。 一番右は2輪車の専用車線で制限速度60km。 つまり自転車も60km制限です。 このあたりはもともと湿地帯で、そこに道路を通しただけ、ということのようです。

カンゾーの道。ずっとこんな感じです。

グーグルマップでも明らかなロータリーを過ぎると街っぽくなってきて、最後はカンゾーの街に入りました。 どんづまりまで行けばフェリー乗り場があると予想し、先端を目指して走りますが、だんだん道が狭くなってきて、どうも間違っているようです。 マップで確認して、少し西へ移動。 市バスも同じ方向に向かっているので間違いなさそうです。 そうこうして、無事にブンタウ行きフェリー乗り場に着きました。 

ブンタウ行フェリー乗り場

フェリーの料金は、人が70k、自転車が30kで計100k。フェリーは毎時00分発のようです。着いたのが1120分くらいでしたので、乗るフェリーは12時。 手前の店でコーラを飲んで休憩しました。

フェリーはあまり大きくありません。右手の上部が客室。

フェリーは双胴船で、就航してからまだ10年もたっていないようです。 それほど大型ではありませんが、エアコンが効いた客室もあります。 ブンタウで下船したのは12時40分でした。

ブンタウに到着。

出発前はブンタウで泊まろうと思っていましたが、まだちょっと早いです。 それと、あまり暑くないのです。 坂が無いのもありますが、走っていて汗をほとんどかかない感じ。 天気をチェックすると気温28度くらい。 ホーチミンより3度ほど涼しいです。

ブンタウは以前観光できたことがあり、見所は訪問しているので、海沿いに走りを楽しめれば十分です。 というわけで、今回はロンハイビーチまで行くことにしました。

港から海岸沿いに南下します。 キリストの像を見上げながら、先端をぐるりと回ります。 有名なキリスト像ですが、個人的には灯台の方がおすすめです。 東側のバックビーチは、南端を除き、その北数キロはずっと工事で入れない状態でした。 下水かなにかの管を設置しているような感じです。 テトまで一週間余りですが、とても終わる雰囲気ではありませんでした。

ロンハイへの分岐まで走り、その先の茶店でスムージーでブレイク。 おなかが空いてきているのですが、坂が全くないので脚を回していれば進むため、なんとなく一回の走行距離が長くなります。 普段甲府周辺でどちらへ行っても坂ばかりのサイクリングをしていますので、勝手が違います。

ロンハイの街を抜けた先がビーチでした。ここは、ブンタウよりもさらにローカルなビーチで、外国人向けの情報はあまりないのですが、ベトナム人にはポピュラーな場所で、宿もたくさんあります。 ビーチ脇の公共施設に行きつき、その近くの宿の泊まることにして、ベトナム自転車旅の記念すべき初日の行程は終わりました。

ロンハイビーチの日没。

夕方はビーチで夕日を見て(ベトナムでは夕日が見られるビーチはあまり多くありません。)、近くの飯屋で食事をし、ビールとつまみを買ってきて部屋で飲んで早めに寝ました。 宿のそばにプリンを食べさせる店があり、小さめのプリンを2カップ皿にあけて、シロップ、砕いた氷、練乳の順にかけて、供されます。 これは美味しかったです。 お店も夜まで切れることなく客が来ていました。

プリン屋さん。プリンはどこでも買えますがアレンジして食べられるところは珍しいです。
プリンのシロップ・氷・練乳かけ。15k(安いですね)。

本日の走行距離は94kmでした。

本日のルート(走行記録ではありません。)


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