グランフォンド富山のロングコースに参加してきました。
昨年、富山湾岸サイクリングに参加して、富山は良いところだな、と感じ入り、今年はグランフォンドに参加しようと決めていました。 山梨の自転車仲間3人で申し込んだのですが、私以外の2名は仕事のスケジュールや調整不足のため参加を断念。 残念ですが1人で走ることになりました。 申し込みは、競争率が高く半日経たないうちに埋まるということだったので、開始直後にネットで行いました。
事前に情報収集してみると、どうも大長谷関門13:30の足切りに引っかかる可能性があるようで、珍しく、作戦を立てました。 利賀のエイドを12:30に出られれば安全圏と思われ、そこから逆算していって、53㎞地点の最初のエイドを9時までに出られれば問題はないのではないか、という結論になりました。 スタートは6:15から順次となっていますので、スタートの順番があまり遅れると苦しくなりそうです。 いつもだと開会式近くなって並ぶので最後尾に近いスタートが多いのですが、今回は早めに行った方が良いですね。
今回は、宿泊もスタートも富山市内なので、安房峠を越えていきました。 甲府からだと250㎞ありません。 9時過ぎに家を出て、平湯を経由して神岡で昼食、スタート地点の富山競輪場には15時くらいに到着しました。
事前受付を済ませてから、同行のYさん(今回は調整不足で出走は断念。)と、少し観光。 富山湾展望台と森家周辺を見て回りました。 その後ホテルに荷を置いて、ライトレールに乗って駅ビルへ行き、安くておいしい寿司を食べて、翌日に備えました。
昨年見て乗りたかったライトレールに乗ることができました。 甲府にもほしい。 |
当日は、良い天気の一日になりました。 4時起床で4時半にはホテルをでて競輪場へ。 着いたら自転車を組んで、取り急ぎスタートの場所取りへ。 ライトのチェックがあるので、前後のライトを点灯させた状態で会場入り。 全体の真ん中あたりになったようです。 その後、車に戻って朝食をとり、トイレに行ってスタートに備えます。 開会式を待っていると、センチュリーランを走る会の地元メンバーの方に声をかけられました。 最初のエイドを素早く通過すれば足切りにひっかかることはないだろうとアドバイスを頂きました。
6:00から開会式で、6:15にスタート開始。 15人ずつ30秒間隔のようです。 スタッフライダーが先頭を走ります。 私のスタートは6:30くらいでした。
スタートです |
第1エイドまでの前半は、富山から高岡までの湾岸ライドです。 このあたりは昨年も走っており、何となく記憶があります。 コースは結構複雑に組まれていますが、スタッフライダーの先導がありますし、万一はぐれても前後に別のグループが走っていますので、迷うことはないでしょう。 大体30km/hくらいで走っていきます。
高岡で海を離れて、庄川沿いに山へ向かいます。 周辺は田園なのですが、このあたりは二毛作で冬場は麦の栽培を行っているようで、麦の穂が黄金色に輝いてとてもきれいです。 最近は麦を見ることもあまりなく、思わず見とれてしまいました。 一方、麦を作付していない田んぼは田植えの時期で、こちらも水面に朝日が反射してきれいです。
信号停止の際に軽く水を飲んだり、走りながらパンを少し食べたりして休まずに走り、結局、第1エイドの庄川水記念公園には8:40に到着。 番号確認をした後、補給食(飲み物、バナナ、おにぎり)を受け取り、手早く補給を済ませます。 トイレに行って、8:55に出発。
庄川水記念公園のエイド |
これ以降は、上り下りのあるエリアになりますので、スタッフについて走ることもなくなります。 道は少しずつ登っていき、周囲の風景も高低差のあるものになります。 棚田が多く、ここでも水の入った田んぼと黄金色の麦畑のコントラストがきれいです。 やがて、五箇山の登りに入ります。
7~8%の登りが4㎞ほど続くのですが、参加者の皆さん、速いです。 遅く出た人たちにバンバン抜かれます。 地元の自転車クラブのユニフォームも多いです。 事前に渡された名簿を見ると、この大会は地元の方々の参加率が高いように思いました。
五箇山トンネルは長かった。 3㎞くらいあるそうです。 ただ、自動車の交通量が少ないのと、参加者が大挙して通過しているので、怖さは感じませんでした。 五箇山トンネルを抜けるとすぐに梨谷トンネルがあり、この先で急な下りになります。 風景が一気に立体的になり、見ごたえがあります。 一気に下って、10:20に世界遺産の相倉合掌集落に着きました。 庄川水記念公園エイドから26㎞です。
ここはエイドが集落の奥にあり、エイドまでの間、車両通行禁止なので自転車を降りて歩いていくようになっています。 私は初めて来たので感激して写真をパシャパシャ。 でも私のような人はあまりいなくて、普通に歩いている人がほとんどです。 やはり地元の方かリピーターが多いのでしょう。
相倉合掌集落に到着 |
今回はフロントバッグをつけていきました。 |
相倉合掌集落のエイド |
集落の中には普通に田んぼがあります |
ここのエイドでも補給とトイレを手早く済ませ、再び集落の中を歩いて出口へ。自転車にまたがったのは10:45でした。 時間には余裕が出てきた感じですが、パンクによるタイムロスが怖いので大長谷関門の通過までは安心できません。
(2)に続きます。