2018年4月18日水曜日

静岡 富士見峠と玉露の里

4/16 富士見峠(静岡市)

静岡で知人と食事をすることになったので、自転車を車に積んでいって走ることにしました。 ルートは、観光協会のサイトにあるモデルルートを参考に、静岡から安倍川沿いに北上して井川へ行く道の最高点である富士見峠へ、そこから藁科川の方に下り、最後に道の駅玉露の里を経由する、というルートを組みました。 道の駅は、藁科川の一本南側の谷になるので、気が乗らなかったらパス、という目論見です。 甲府周辺を走るときの、言わば普通の距離と獲得標高で、普通に走ってくる感じだったのですが・・・

早朝甲府を出て、国道52号で静岡へ。 バイパスで少し渋滞があったものの7時半くらいには目的地の千代スポーツ公園に到着。 河川敷に車を停める、はず、が、行ってみたら入口が鎖で閉まっていて、入れません。 いきなり予想外の展開に。 とりあえずコンビニを見つけて車を入れ、朝食をとりながら考え直し。 駐車できる場所はあるのでしょうが、如何せん知らない土地で、すぐに見つけるのも大変です。 おまけに朝の通勤時間帯で、渋滞に巻き込まれるのは避けたい。 結局、道の駅玉露の里に車を置くことにしました。 この道の駅は、朝比奈川沿いにあり、この川は焼津に流れているので静岡市内からだと尾根を越えないと着きません。地図を見て、西又峠を越える道を通ってみたら、これがまた結構すごい道で驚きでした。 
スタート・ゴール地点の、道の駅玉露の里

玉露の里に車を置いて、9時スタート。 静岡市内に戻るのに、また峠を越えないといけないわけです。 西又峠は勘弁というわけで、一本南側のモデルルートの道を通ってみました。 いきなり登りは仕方ないとして、こちらは普通の道で舗装も良く、問題なく安倍川沿いの従来のスタート地点に戻れました。

ここからは、最初安倍川沿いに進みます。 大きな川なので傾斜はほぼ無し。 新東名をくぐり、橋を渡って左岸へ。 梅ケ島温泉への分岐を左折して、再度橋を渡って、井川への道に入ります。
梅ケ島温泉分岐
山道に入っていきます

相変わらず川沿いに進みますが、だんだん傾斜が出てきます。 道も少しずつ細くなってきて、山奥に入っていきます。 でも、さすがは静岡。 山奥の集落でもちゃんとお茶畑があります。 横沢というところが、最後の集落のようです。
最後の集落、横沢

山奥の集落にもお茶畑はあります

この先は井川につながっている山道です。 井川は、金谷から大井川鉄道が通じており、鉄道沿いに道もあるらしいのですが、静岡からの道は今回走っているものだけです。 そういう意味で、静岡と井川を結ぶメインルートと言えそうです。 そのためか、一車線の山道にもかかわらず、時々ダンプが往来します。 これは、カーブの出会い頭などで出くわすと結構怖いです。 

集落がなくなってから、じりじりと登っていきます。 傾斜はすごくないけれども休むところもないという感じで、それが予想以上に長く続き全然終わる気配がないのでだんだん参ってきました。 横沢から10㎞以上走って、傾斜が緩めになり、ようやく藁科川からの道との合流点に到着です。 この先は、緩いアップダウンを経て、富士見峠に着きました。 スタートの道の駅から4時間くらいかかりました。

藁科川からの道の合流点 帰りは藁科川に下ります

ようやく富士見峠に到着

峠で休憩をとり、トイレに行って補給のドーナツを食べ、出発。 先ほど通過した藁科川からの道との合流点まで戻り、藁科川への下りにかかります。 ところがこの道が、はっきり言って良くないです。 木の枝や細かい岩が散乱しており、しかも路面がガタガタ。 スピードは全く出せず、パンクしないように走るのが精一杯です。 一車線の狭いガタガタ道をブレーキをかけながら下っていくわけで、しかもそれがずっと続くので、かなりきつい下りになりました。 途中で集落があり、その下は少しは良くなるかとおもいましたがそうでもなく、結局湯ノ島温泉まで15㎞くらい同じような状態でした。

帰りもあちこちに見事なお茶畑がありました

湯ノ島温泉から下は普通の良い道で、快適な下りとなりましたが、かなり疲れています。 しかし、車を道の駅に置いてあるので尾根を越えて戻らなければいけません。 ここは、モデルルートでグレード中級の富厚里峠を越えることにしていました。 峠への分岐で、歩いていた女性に道を確認したところ、道は合っていたのですが、「ここを登るんですか?」とあきれています。 なんか嫌な感じです。 

登り始めると、中級どころではない坂です。 とても一気には行けず、休みを入れました。 終わってから調べてみたのですが、2.5㎞で280mの登り、平均勾配11.2%でした。 最後にこの坂はきついです。 

登り切ってから道の駅までは、ずっと緩い下りが続き、車もほとんど走らず、短いながらもとても平和なエンディングになりました。 道の駅に戻ったのは16時でした。

予想以上にタフなルートでした。107㎞、獲得標高1750mですが、普段走っている山梨の道とはちょっと違いました。 やはり、下りがきつかったのが原因でしょうか。

それにしても、静岡県観光協会のサイト、実際にルートを自転車で走ったのかなぁ。 藁科川に下りる道も悪かったし、中級扱いの富厚里峠への道は、自転車に普段から乗っている人以外はとても登れないと思います。

 

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