2018年6月2日土曜日

グランフォンド富山2018 (2)

パンクといえば、この大会では、スタッフの方が何人かポンプと工具を背負ってバイクで同行しており、パンク修理をしている参加者を見つけるとヘルプしていました。 これはとても良いシステムだと思います。 

さて、相倉合掌集落を出たら山の神トンネルへ向かいます。 良い道ですが登りは結構きついです。 ここでもバンバン抜かれます。 
山の神トンネルへの登り
山の神トンネルも結構長いトンネルでした。 トンネルが終わると利賀村です。 集落に下りてからそろそろ利賀のエイドかなと思いますが、なかなか現れません。 結局、利賀のエイドに着いたのは11:50ごろでした。 
利賀エイド
利賀のエイドですが、大体100㎞地点にあります。 配布されたコース図では95.7㎞地点となっていますが、間違いです。 ルートラボの地図で、利賀行政センターとなっているところだと思います。

ここは昼食ポイントとなっており、地元産の食材による食事が配られます。 内容は、清流そうめん、山菜いなり、行者にんにくみそ利賀豆腐田楽、でした。 写真がなくてすみません。 私は一人だったので、建物の中のテーブルで空いた席をみつけてそこで食べましたが、外で食べている人もたくさんいました。 良い天気なので、外での食事も気持ち良いです。

気になっていた大長谷関門は111.4㎞地点、ということで、利賀のエイドを12:30に出られれば問題なしと考えていましたが、どうやら大丈夫のようです。 周りものんびりとくつろいでいる方が多いです。 まあ、そうは言っても1人なので、食事がすむとすることもなく、出発することにしました。 12:10発。

樽尾トンネルはすぐでした。 出てから谷の中のほぼ平坦な道を走り、もう一つ小さな峠を越えます。 「大長谷の関門はこのあたりだな。」と思いながら走っていましたが、考えてみると足切りに使うだけなので何も見つけられないまま通り過ぎたようです。 気付いたら大長谷への登りに入っていました。

じりじりと登り、最高地点へ。 確かここで悪魔おじさん(?)のお出迎えを受けたような記憶があります。 そこからはカーブの多い下りをこなして一度谷あいへ。 そのまま下っていくのかと思ったらまた少し登って尾根を一つ越えます。 このあたり、川が南から北へ何本も流れているのを、西から東へ横切っていく感じになっています。 結局、利賀のエイドから休憩なしで走って、八尾黒瀬谷のエイドについたのは13:55でした。 ちなみに、距離表示は135㎞だったので、コース図の記載と同じです。 
八尾エイド

余裕が出てきたのか、写真を撮っていました

ここまで来れば一安心。 エイド食のけんちん汁と漬物を頂きました。 ちょっと少ないので持参していたおにぎりも食べました。 14:15発。

ここからルートは富山平野南部を東へ向かい、神通川を渡って常願寺川まで行きます。 周辺は片田舎といった感じの風景で、正面に残雪の北アルプスが見え、良い道です。 でも、なんかじりじりと登っている感じがして、疲れた体には結構こたえます。 おとなしく下らせてはくれません。 常願寺のエイドには15:15着。 エイド食におはぎ。 これは良かったです。
常願寺エイド
ここまで来ると、ミドルコースに参加の方々もいました。 残り25㎞、1時間半の表示があります。 市街地を走るので信号もあるし、そんなものかな、と思いながら再スタート。 15:30。

常願寺川の右岸堤防道路を快調に走ります。 交差点部分は迂回できるようなつくりになっていて、信号はほとんどすべて回避。 下流に向かっているので微妙に下り基調で、私でも30km/hをキープできるのですが、またしても後ろからバンバン抜かれます。 なんか、このイベント、参加者のレベルが相当高いのではないでしょうか。(笑)

あっという間に海に出て、そこからは交通量の増えた道を富山競輪場まで。 最後に競輪場の中を一周(気分はパリ・ルーベ。)して、ゴールとなりました。 16:20到着でした。 完走証をもらい、うどんとアイスクリームをいただき、終了となりました。


走行距離と獲得標高だけ見ると、それほどきついようには見えませんが、山間部は結構タフでした。 良く考えると、最初の53㎞と最後の25㎞はほとんど平坦なので、実際の山間部は真ん中の100㎞に凝縮されていることになり、距離100㎞で獲得標高1700mと考えれば、これはそんなに甘くはありません。

個人的な意見ですが、富山湾岸サイクリングが開催されるようになった今、エリアを分担する形で最初の海岸を走る部分は単純化して、大長谷関門までの時間にもう少し余裕を持たせても良いのではないか、と思います。 前半の景色は抜群で、五箇山もありますので、走り抜けるのはちょっともったいない気がします。 あと、エイド食は、富山湾岸サイクリングの勝ちです。 まあ、これについては、富山湾岸サイクリングがレベル高すぎ、という感じがします。 

イベントとしてはさすがに回数を重ねてきているだけあって、運営はとてもスムーズに感じました。 関係者の皆様、ありがとうございました。


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