2015年9月13日日曜日

忍野村


9月12日  旧御坂峠~忍野村~若彦トンネル


富士北麓の忍野村には忍野八海という湧水の池がありますが、一度も行ったことがありません。
淡水魚の水族館もあり、一度行ってみたいと思っていました。
若彦トンネルが開通したので行きと帰りで同じ道を走る必要がなくなり、自転車で行ってみることにしました。甲府駅から距離100㎞、獲得標高1650mになります。


今回は、I夫妻とTさんの4名でのライドです。甲府市内で住んでいる場所がバラバラなので、笛吹川の蛍見橋を渡った先のファミリーマートで8時に待ち合わせ。行ってみたら、ファミリーマートは閉店していました。つい先日まであったのに。

行きは御坂峠経由。八代から国道の旧道を経由して上がって行きます。じりじりと標高を稼ぐのですが、この道は傾斜がゆるいためにキツさはあまりありません。土曜の朝でも交通量は結構あります。ただ、登坂車線がずっと設置されているので、助かります。
カムイ御坂スキー場の脇を通過して、御坂トンネルの手前から旧道へ。
御坂の旧道は、5%程度の坂がずっと続く登りやすい道です。車もほとんど来ません。4人で話をしながらゆっくり登って行きます。半分すぎたあたりでIさんとTさんがアタックをかけて先行してしまいました。あ~あ。

旧道のトンネルはほぼ真っ暗ですが、短いので怖くはありません。抜けると、太宰治が滞在したことで有名になった天下茶屋があります。富士山は頭だけ顔を出しています。しばし休憩。

ここから河口湖方面にダウンヒル。以前は湖畔までおりたのですが、先日バイパスで新倉河口湖トンネルが開通し、富士吉田方面に行く時には湖畔を通る必要がなくなりました。忍野をめざす私たちも、トンネルに向かいます。

このトンネルは、富士吉田方面に向かって左側にのみ広い歩道がついていて、自転車で走れます。すれ違いもできる幅です。まあ、反対車線のロードバイクグループは車道を走っていましたが。

そして、富士吉田市内の北を抜けて、短い坂を登りトンネルをくぐって忍野村へ。早速忍野八海を見学です。

しかし、まともに来たことのある人がおらず、よくわかりません。(苦笑)
標識を頼りに最初に着いた池は、やたら小さい。「うーん、こんなに小さいの?」(実は、後で調べたら、この小さい池の奥に大きな池があったようです。何と言うか、騙された感覚ですね。)
次の池も小さいけど、3つめの池は大きかったです。というか、ここが中心らしくて、とてもたくさん人がいます。お店もたくさん。中国語がとびかっています。
水の透明度がすごくて、キラキラ輝いている感じ。すごいなー。


うーん、レンズカバーのガラスが汚れていたみたいで写真が曇っていますね。



晴れているんだけど、富士山は雲の中。中国からここまで来て富士山が見られないのは残念だな、と思っていたら、そのうちに山頂付近が顔を出しました。良かった。


とりあえず忍野八海を見ることができたので、次は水族館へ。正式名称は、「山梨県立富士湧水の里水族館」で、淡水魚の水族館です。
Tさん以外の3名は登山をしますので、どうしてもイワナやヤマメに興奮しがちですが、淡水魚もいろいろな種類がいて面白いです。水族館って癒されますね。
西湖で再発見されたクニマスもみることができました。

水族館に行く途中、小川を見ながら走りましたが、この小川がとても雰囲気が良かったです。次回来るときはロードバイクじゃなくてポタリングかな。

この後、道の駅富士吉田にある富士山ビールで昼食。2名がビールを飲んじゃったので、当初の計画に入っていた山中湖はパスして帰ることにしました。

帰りもまたトンネルを歩道をつかって通過し、河口湖畔へ。若彦トンネルへ向かいます。

河口湖北側の道はあまり広くないのですが交通量は結構多く、走りやすいとはあまり言えません。
今回は、私達を追い抜いたバスが直後に対向車をよけて左に寄せてきたため、私の前を走っていたI(妻)さんと接触するというトラブル発生。
幸いにも転倒は免れ大きな事故にはなりませんでしたが、警察に来てもらい処理しました。

とにかく気をつけて帰ろうと言うことで、若彦トンネルまでゆっくりと登り、トンネルを抜けて芦川へ。
今度は鳥坂トンネルへ向けての登りで、またアタックをかけられて今度は私が追いかける羽目に。ゆっくり行くはずじゃなかったの? まあ、このあたりは交通量が少ないので問題ないです。それにしてもTさん速すぎです。
鳥坂トンネルからは一気に八代まで下って、蛍見橋で解散しました。


忍野はなかなか良いところでした。次回はもう少し時間をかけて見て回りたいです。
個人的には、今回のように観光メインなら、自転車はポタリング的に考えた方が良いなと思いました。ロードバイクに乗る時は走りを楽しむことに徹した方が、満足度が高まりそうです。 


2015年9月9日水曜日

北アルプス山麓グランフォンド2015 (2) 当日編


当日は5時半ごろの起床。しばらくすると雨。ありゃ~。
とにかく、ウェアを着こみます。気温は低めに感じたので、ファイントラックのベースを着てアームカバーをしました。

宿泊は朝食付きで申し込んでいたので、食堂へ。朝食は6時からです。バイキングで、和食、洋食、中華がありました。

荷物をまとめて車に行く頃には、雨は止んできていました。車から自転車を降ろして準備をします。6:50頃に列に並びます。
先頭にはマヴィックカーがいます。使用車はスバル。1990年の世界選の時のオフィシャルカーもスバルだったなぁ、と、思い出しました。

スタート前

マヴィックカー  ホイール交換に応じてくれるのでしょうか(笑)

7時を少し過ぎて、スタート。4列になり、10秒おきにスタートです。最初は中綱湖畔までの下りで、路面が濡れていることもあり、皆、慎重に下りて行きます。
下りきってからは、青木湖の湖畔を通ってまずは白馬のジャンプ台を目指します。雨は上がって白馬三山が良く見えます。

ジャンプ台を目指して走ります


ジャンプ台には第1エイド(18km)が設置されています。私は白馬のジャンプ台に来るのは初めてです。皆、写真を撮っています。

ジャンプ台の次は栂池高原の第2エイド(27km)へ。岩岳スキー場の前を通って、すぐに到着。ここでは、手打ち蕎麦がふるまわれており、私も2杯頂きました。

手打ちというところがすごいですね

ここからは往路と別ルートで神城まで戻り、美麻に向かいます。美麻から大峰高原を経由して松川までの区間はこれまで行ったことのない場所で、今回のルートの中では個人的なインタレストNo.1のエリアです。

黄色に輝く田園の中を走って、100㎞ルートとの分岐を通過、登りをこなしていると、前方にトンネルが見えてきました。
「あ、トンネルだ。尾灯をつけないとな。」とか思いながら走っていると、同行のYさんに呼ばれます。
グランフォンドのルートはトンネルを通らないとのこと。設置してある看板を見落としたようです。トンネル手前で自転車を降りてガードレールをまたいでルート復帰。危ないところでした。
本来のルートは登り坂で、程なく最高点を過ぎて下りになります。最高点には「峠」とだけ書かれた標識がありました。確かに峠には違いありません。

下って行くと、第3エイドのポカポカランド美麻(50km)に到着します。ここではおやきが食べられます。

ぽかぽかランド美麻

この先が、このグランフォンドで一番の登り坂なようです。エイドを出るといきなり登りです。5km程がんばって登ると、登りきったところに第4エイド(美麻支所)があります。

ここはお漬物かな。私は食べていません。

このあたりから本格的に雨が降ってきました。まだ11時前ですが、天気予報より早めに雨になってしまったようです。後半雨中走行になりそうです。お天気ばかりは仕方ありません。

ここから、八坂、大峰高原への道は、ゆるいアップダウンを繰り返して山上の田園風景の中を走る感じのよい道でした。15㎞ほどで大峰高原の第5エイド(70km)に到着。
おにぎりに味噌とお漬物で、昼食です。雨のためテントが設営されており、皆、テントの下に入って食事をしています。

小さなお子さんがお手伝いをしていました


おにぎりで食事中

大峰高原は晴れていればアルプスの展望が素晴らしいとのことですが、今日は雨でおあずけです。

ここからは一気に下って松川村へ。下れば雨は止むかも、と期待していたのですが、意に反して高瀬川沿いを走るあたりでは本降りになりました。黙々と走るのみです。サイクルウェアを着ているので濡れても特に問題はないのですが、まあ、あまり楽しくはないですね。(苦笑)

昨日自動車で走った道を今日また自転車で走って、松川村の安曇野ちひろ公園にある第6エイド(93km)に到着。ぶどう、桃、リンゴがふるまわれます。どれも、とても美味しいです。写真に撮りたかったのですが、コンデジのレンズが濡れてしまい、残念ながらこれ以降は写真なしです。

濡れているので、身体が冷えてこないうちに出発。ここから先は、上り基調になります。天気が良いと暑さでバテそうなルートですが、今日は逆に身体が冷えないので助かります。
このあたりも、一面蕎麦の花が咲いていたり、田園風景が広がっていたりして、とてもきれいなところです。山が見えないのは残念ですが。

大町温泉郷の第7エイドでは、「おざんざ」を頂きました。身体が冷えていたので暖かいものがうれしかったですね。

最後の区間は、沢沿いに登りが続きます。途中でマヴィックカーが追い付いてきて、しばらく私達の右側を並走する形になったので、レースみたいに運転手と話ができるかな、と思ったのですが、ヨーロッパと違って日本は右ハンドルなのでダメでした。(笑)  

道は、大谷原の分岐を過ぎてから急坂になります。いや、最後にこれがあるのはきついのですが、私たちは何とか登りきって、午後3時過ぎに無事ゴールとなりました。



雨が降ってしまったのは残念ですが、とても魅力的なコースだったと思います。 後半の雨に降られた部分は、いずれ走り直しをしたいと思います。
エイドがとても充実していて、補給は十分でした。給水所まであるし、今回のように涼しければ補給食もボトルも持つ必要ないかも。(笑)
行先表示も十分だったと思います。私は上述のように美麻トンネル入り口で一つ見落としましたが、これは例外的でしょう。

大会関係者、ボランティアの方々、ありがとうございました。




2015年9月8日火曜日

北アルプス山麓グランフォンド2015 (1) 前日編


9月6日に信濃大町周辺で行われた、北アルプス山麓グランフォンド2015に参加しました。

今回もクラブのロングライド組2名での参加です。2人とも、120kmコースへのエントリーとなります。

今回は、信濃大町周辺ということで、登山もやる私達にとってはなじみの場所。甲府からの距離も片道150㎞くらい、ということで、アプローチに関しては苦労はありません。

宿泊は、スタート地点にある鹿島槍スポーツビレッジに部屋を確保しました。

この大会も車検が必要で、甲府のFROM-Mに行ってやってもらいます。このお店は、他店で購入したバイクもみてくれるので助かります。私は、ついでということで、長い間交換していなかったブレーキシューを交換してもらいました。

開催日の天気予報は午後から雨。美麻から大峰高原へのルートから松川に下りるあたりで雨が来るかな、と予想します。ロードバイクだし、夏なので、ウィンドブレーカーで済ませることにしました。レース用の雨具くらいは買っておいた方が良いかも。


前日の9月5日、13時からウェルカムイベントがあるので、とりあえずそれに間に合うように行くつもりで、甲府を10時に出発しました。 前回は自転車を積むのにちょっと考えましたが、その後車内用の車載キャリアを購入しましたので、積み込みの問題は解消されています。

移動には問題はなく、安曇野インターで長野道を降り、大町に向かいます。時間があるので松川の道の駅に寄ります。

ここで、りんごの直売にひっかかってしまいました。いろんな種類が試食できるんですよね。あまり人もいないので、片端から試食。(笑) とにかく、もぎたてのりんごは美味いです。
Yさんは2種類くらい買っていましたが、私はひたすら試食。だんだん腹いっぱいになってくる有様。ははは。

その後、近くの「そば処こうや」で昼食。もり蕎麦と田舎天ぷら盛り合わせをお願いしたのですが、天ぷらがどっさり。りんごの天ぷらもありました。なかなか美味しかったです。 道の駅に置かれていた100円割引券もちゃっかり利用させていただきました。

天ぷら盛り合わせの手前右側にある白いものがリンゴの天ぷら。(笑)


結局会場である鹿島槍スポーツビレッジに着いたのは2時近くなっていました。
イベントは大体終わってしまったようですが、最後の抽選会が続いており、受付を済ませてしつこく参加。
私はスペシャライズドの非売品作業着を見事ゲット! しかし、これ、いつ着るのか・・・

終了後、スポーツビレッジにチェックインして、15:45のシャトルバスで、大町で行われるイベント「三蔵呑み歩き」に向かいます。

ところが、シャトルバスは中型バス1台だけで、乗りきれない人が出ていました。実は私達もあぶれそうになったのですが、前にいた団体が全員一緒に乗れないので車で行くことにしてくれたのでギリギリで乗れたのでした。
中綱民宿の乗り場でも10人余りの人がバスを待っていましたが、乗れませんでした。バスの運転手の方が、大会事務局に電話で状況を話し、対応を依頼していました。

このバスに乗るためには事前に1500円でおちょこを購入する必要があり、「三蔵呑み歩き」自体がお酒を飲むイベントですので車で行くのも難しく、シャトルバスに乗れずに会場に行けないというのは好ましくない状況です。15:45の次は17:30までバスがありません。グランフォンドの紹介の中で「三蔵呑み歩き」イベントの紹介もしているわけですから、善処していただきたいと思います。

さて、「三蔵呑み歩き」は、大町市内にある酒蔵3か所を開放し、参加者はお猪口を購入することによって好きなだけ試飲ができる、と言うイベントです。
私達が加わったのは午後4時過ぎでしたが、すでに結構な人が良い感じで酔っています。(笑)



一つの蔵で5~6種類の酒が試せます。蔵元を訪問して試飲したことは何度かありますが、3か所で、というのは初めてです。酒の味に明らかに違いがあって面白いです。
漬物等の軽いつまみもふるまわれ、楽しい時間を過ごすことができました。



帰りのバスは19:30。土曜の夜の商店街は閑散としており、食事をとるところをうまく見つけられず、結局弁当を買ってバスに乗り込みました。バスは最終21:30もあるのですが、ここでさらに2時間も呑んだら明日がヤバそうです。

宿に着いて食事をし、お風呂に入って、明日に備えて10時過ぎには床につきました。