9月12日 旧御坂峠~忍野村~若彦トンネル
富士北麓の忍野村には忍野八海という湧水の池がありますが、一度も行ったことがありません。
淡水魚の水族館もあり、一度行ってみたいと思っていました。
若彦トンネルが開通したので行きと帰りで同じ道を走る必要がなくなり、自転車で行ってみることにしました。甲府駅から距離100㎞、獲得標高1650mになります。
今回は、I夫妻とTさんの4名でのライドです。甲府市内で住んでいる場所がバラバラなので、笛吹川の蛍見橋を渡った先のファミリーマートで8時に待ち合わせ。行ってみたら、ファミリーマートは閉店していました。つい先日まであったのに。
行きは御坂峠経由。八代から国道の旧道を経由して上がって行きます。じりじりと標高を稼ぐのですが、この道は傾斜がゆるいためにキツさはあまりありません。土曜の朝でも交通量は結構あります。ただ、登坂車線がずっと設置されているので、助かります。
カムイ御坂スキー場の脇を通過して、御坂トンネルの手前から旧道へ。
御坂の旧道は、5%程度の坂がずっと続く登りやすい道です。車もほとんど来ません。4人で話をしながらゆっくり登って行きます。半分すぎたあたりでIさんとTさんがアタックをかけて先行してしまいました。あ~あ。
旧道のトンネルはほぼ真っ暗ですが、短いので怖くはありません。抜けると、太宰治が滞在したことで有名になった天下茶屋があります。富士山は頭だけ顔を出しています。しばし休憩。
ここから河口湖方面にダウンヒル。以前は湖畔までおりたのですが、先日バイパスで新倉河口湖トンネルが開通し、富士吉田方面に行く時には湖畔を通る必要がなくなりました。忍野をめざす私たちも、トンネルに向かいます。
このトンネルは、富士吉田方面に向かって左側にのみ広い歩道がついていて、自転車で走れます。すれ違いもできる幅です。まあ、反対車線のロードバイクグループは車道を走っていましたが。
そして、富士吉田市内の北を抜けて、短い坂を登りトンネルをくぐって忍野村へ。早速忍野八海を見学です。
しかし、まともに来たことのある人がおらず、よくわかりません。(苦笑)
標識を頼りに最初に着いた池は、やたら小さい。「うーん、こんなに小さいの?」(実は、後で調べたら、この小さい池の奥に大きな池があったようです。何と言うか、騙された感覚ですね。)
次の池も小さいけど、3つめの池は大きかったです。というか、ここが中心らしくて、とてもたくさん人がいます。お店もたくさん。中国語がとびかっています。
水の透明度がすごくて、キラキラ輝いている感じ。すごいなー。
うーん、レンズカバーのガラスが汚れていたみたいで写真が曇っていますね。
晴れているんだけど、富士山は雲の中。中国からここまで来て富士山が見られないのは残念だな、と思っていたら、そのうちに山頂付近が顔を出しました。良かった。
とりあえず忍野八海を見ることができたので、次は水族館へ。正式名称は、「山梨県立富士湧水の里水族館」で、淡水魚の水族館です。
Tさん以外の3名は登山をしますので、どうしてもイワナやヤマメに興奮しがちですが、淡水魚もいろいろな種類がいて面白いです。水族館って癒されますね。
西湖で再発見されたクニマスもみることができました。
水族館に行く途中、小川を見ながら走りましたが、この小川がとても雰囲気が良かったです。次回来るときはロードバイクじゃなくてポタリングかな。
この後、道の駅富士吉田にある富士山ビールで昼食。2名がビールを飲んじゃったので、当初の計画に入っていた山中湖はパスして帰ることにしました。
帰りもまたトンネルを歩道をつかって通過し、河口湖畔へ。若彦トンネルへ向かいます。
河口湖北側の道はあまり広くないのですが交通量は結構多く、走りやすいとはあまり言えません。
今回は、私達を追い抜いたバスが直後に対向車をよけて左に寄せてきたため、私の前を走っていたI(妻)さんと接触するというトラブル発生。
幸いにも転倒は免れ大きな事故にはなりませんでしたが、警察に来てもらい処理しました。
とにかく気をつけて帰ろうと言うことで、若彦トンネルまでゆっくりと登り、トンネルを抜けて芦川へ。
今度は鳥坂トンネルへ向けての登りで、またアタックをかけられて今度は私が追いかける羽目に。ゆっくり行くはずじゃなかったの? まあ、このあたりは交通量が少ないので問題ないです。それにしてもTさん速すぎです。
鳥坂トンネルからは一気に八代まで下って、蛍見橋で解散しました。
忍野はなかなか良いところでした。次回はもう少し時間をかけて見て回りたいです。
個人的には、今回のように観光メインなら、自転車はポタリング的に考えた方が良いなと思いました。ロードバイクに乗る時は走りを楽しむことに徹した方が、満足度が高まりそうです。