9/15 浅間山一周とつまごいパノラマライン
群馬県西部の嬬恋村へ行ってきました。 東御市に車をデポ。 鳥居峠から嬬恋村に入り、つまごいパノラマライン北ルートを終点まで走り、万座・鹿沢口駅へ。 そこから軽井沢に向かい、最後に1000m林道を走ってデポ地へ戻る、というルートです。 浅間山を時計回りに一周することになります。
当初、道の駅雷電くるみの里に車をデポするつもりでしたが、着いてみると、車を置いて敷地外に出ないように、という注意書きがあります。 浅間サンライン沿いではおそらく唯一の道の駅で、混むのでしょう。 平日なので無視しても良いかなと思いましたが、調べたところ近くに東御中央公園という運動公園があったので、そちらに置くことにしました。
嬬恋村に入るルートはいくつかあり、当初地蔵峠(湯ノ丸スキー場があるところ)を越えるつもりだったのですが、10㎞の急坂に気持ちが折れて、鳥居峠に変更しました。 7時半スタート。
最初は真田の里を眼下に見ながら県道4号を北へ。 棚田とリンゴ畑を見ながらの快適な登りです。やがて谷が細くなると菅平口。 右折して鳥居峠に向かいます。 途中部分的に急な坂もありますが、総じて程々の傾斜をこなし、程なく鳥居峠着。 東御から700mほど登ったことになります。
県道4号から真田の里を見下ろす。 |
菅平口の交差点 |
鳥居峠 |
嬬恋村側は、傾斜の緩い直線道路で、あっという間にパノラマラインの入り口に到着。ここでは右が南ルート、左が北ルートとなっており、今回は北ルートに行くので左折します。
パノラマラインとの交差点。 良く見ると、愛妻の丘の表示がありますね。 |
道はキャベツ畑の中を進みます。 甲府の北に長野県川上村というところがあって、そこに行くと一面レタス畑なのですが、嬬恋村はあたり一面キャベツ畑です。 9月なのでピークは過ぎているようですが、まだ結構残っています。 遮るものがないので、眺めは良いです。
道はじりじりと登って行きます。 そのうちに、おかしな道路標識がでてきました。 どうも、「愛妻の丘」という場所があるようです。 なんだこれ、と思っているうちに、その場所に到着しました。
おかしな標識。 |
パノラマラインの中で眺めの良い場所に展望台を作り、「愛妻の丘」という名前をつけたようです。 帰宅後にちょっと調べたら、もともと、キャベツ畑で妻への愛を叫ぶ、というようなイベントがあって、人が集まるようになったため自治体が場所を整備したとかなんとか。 バラエティ系のTVは全く見ないので、全く知りませんでした。
丘の上に自転車を引っ張り上げて、しばし休息。 良い眺めです。 標高1000m、冬は寒いだろうな、と思います。
愛妻の丘。 |
眺めは良いです。 |
ここを過ぎてからもしばらくは山の斜面をトラバース気味に走り、途中でパノラマラインを離れてバラキ湖へ。 湖畔にキャンプ場のある静かな湖でした。 人造湖らしいですが。
バラキ湖。雲に隠れた背後の山は四阿山、 |
バラキ湖からパノラマラインに戻る途中、緩い下りで、目の前を子熊が左から右へ横切りました。 普通にタッタカターという感じで走り抜けたのでびっくりしました。右は森ですが左は建物がある場所です。 自転車は、乗車中ならば熊とは行動パターンが異なるので衝突でもしない限り大丈夫だと思いますが、山の中とも言い切れないような、車もそこそこ通る場所で出会うとは予想外でした。
さて、パノラマラインは、この先、大きく下ります。 畑の中を下っていって、人家があるエリアに入り、十字路を直進して再び登りになります。 道はしばらく行くと林の中を通るようになり、展望はなくなります。 一度下って川を渡り、再び登って万座ハイウエーをくぐり、さらに進むとT字路で県道に突き当たって、パノラマラインは終了です。 再度登りになってからの後半部分は、ほとんどが林の中の道で、悪くはないのですが、嬬恋らしさはあまりないな、と思いました。
T字路は右折し、県道を南へ。 再び畑の中の道を気持ちよく下り、万座・鹿沢口の駅前に出ました。 食事でもしようかなと思いましたが、補給を取りながら走っているのであまりおなかも空いておらず、このまま軽井沢に向かうことにしました。 最近は、昼食目当てで走る時以外はお店で昼食をとることがあまりありません。
下りの途中でのキャベツ畑 |
ここから峰の茶屋までの道は、別荘地の中を直線的に南下し、県境の手前で国道に合流するルートにしました。 初めて走る道で最初少しわかりにくかったですが、一段上がって別荘地内に入ってからは、林の中の傾斜の緩い上り道で、車もほとんど来ず、なかなか快適です。 国道合流点が近づくと北軽井沢エリアに入ってくるようで、だんだんお店などが増えてきます。 国道合流点には八百屋さんがありました。
赤線は国道。私は左の青線の右側の道を登ってきました。 |
国道に出てからは少しの登りで県境へ。 この先は傾斜もなくなり、峰の茶屋の交差点に着きます。 そのまま通過して軽井沢への下りに入ります。 平日なので交通量も多くなく、快適に下って、1000m林道の入り口に着きました。
この先、1000m林道を菱野温泉まで。 最初のうちは結構アップダウンがありましたが、そのうちになくなって、平らな道になりました。 本当に標高1000mラインに沿って走っているのでしょう。 道の両側はずっと別荘地が続きます。 菱野温泉が近づくと林の中の道になりました。 菱野温泉からは下って浅間サンラインに出て、東御中央公園に戻りました。
菱野温泉の手前に展望が開けるところがありました。 |
全体としてなかなか良いルートでした。嬬恋村の風景を満喫する、という点から言えば、パノラマライン北ルートの後半部分はカットし、一度吾妻川まで下りて鳥居峠方面に少し戻り、南ルートを走った方がより楽しめると思います。
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