2020年12月18日金曜日

折八古関林道

 9月29日 折八古関林道

甲府から本栖湖へ向かう定番ルートで照坂トンネルを通過した直後に左へ入る道があります。この道は八坂(はっさか)集落を経て峠を越えて芦川の谷に通じているようですが、車でも走ったことがありませんでした。いちど訪ねてみたいと思い調べたところ、途中から折八古関林道という名の林道に入れば道路状況も悪くなく、ロードバイクで走れそうです。行ってみることにしました。


照坂トンネルまでは、本栖湖へ行く時と同じルートをたどります。照坂トンネルの手前に道路標識があり、抜けるとすぐに左に道が分かれています。ここを左折して、反木川沿いの道に入ります。

トンネル手前の道標。折門集落はすでにありません。

トンネル出口のT字路。左がトンネル側で、左折します。

T字路には八坂の表示があります。

川沿いの道は傾斜も緩く、家も予想外にあり、普通に生活が営まれている感じです。しばらく進むと、折八古関林道の分岐になります。

林道の分岐

16㎞あるそうです。芦川の国道まででしょうか。

このまま直進しても道は通じているようです。グーグルマップでは直進する道がメインルートのように表示されるのですが、ネット上の投稿から判断すると直進する道はどうも路面があまり良くなくて傾斜もきついようです。実際に使われているのは林道の方だと思われ、私も林道を選択しました。

林道に入ると人家はなくなります。 最初のうちは西へ向かって高度を稼ぐ感じで登り、大きく東へ向かうようにカーブしてからは水平トラバースする感じになります。  路面状態は普通レベルで、走るのに問題はありません。 山側に折門集落があるはずなのですが、林道からは遠く離れています。 折門集落は数十年前に無人になり、現在では廃棄された建物が残っているだけのようです。

一気に登ります

途中、富士山が見えました。

右下に御弟子という集落が見えてきます。 事前に調べたところではここも現在は無人になっているらしいのですが、どうやら利用はされているようで、廃棄された感じはあまりありません。 少し先には学校跡の石碑がありました。 こんなところにも昔は学校があったんですね。

分校跡の石碑

御弟子。背景にあるのが今回走った林道です。

さらにトラバースを続けると、八坂集落です。 ここは、今も住んでいる方がいて、素泊まりですが泊めてもらうこともできるようです。 このあたりの稜線はハイキングコースになっており、コースの表示板を見かけます。 

ハイキングコースの道標。

八坂集落の宿。 普通の民家です。


八坂の先で、道は稜線を越えました。 便宜上、新八坂峠と名付けられている場所です。 この先は、芦川の谷に向かって、下りになります。

新八坂峠。 尾根筋にはハイキングコースがあります。


落ち葉が道路上に残っていてスピードを出すのは難しいですが、特に困難なところもなく、一気に下って芦川の上九の湯の近くで国道に合流しました。 ここからは精進湖線のトンネルをくぐって甲府に戻りました。


というわけで、折八古関林道に関しては、ロードバイクで走るのも問題なく、車もほとんど通らない、快適な道でした。 甲府からだと、芦川の谷を上から下ってきて、今回ルートを逆に走るのが良さそうです。