2019年5月20日月曜日

七里ヶ岩ライン

4/20  七里ヶ岩ライン

七里ヶ岩ラインは、甲府西部を流れる釜無川の左岸段丘(七里ヶ岩と呼ばれている)上を走る県道17号線の通称です。中央本線の線路が大体同じところを走っています。

甲府から八ヶ岳方面に向かう2本の国道(20号、141号)の間を通っており、甲斐大泉方面に向かうのに便利です。 また、諏訪や蓼科方面に行くときに、国道20号線では味気ないので、ということで利用する場合もあります。

このブログ記事の中でも八ヶ岳方面の往復時に頻繁に利用していますが、アプローチ道路として使うので、詳しい記載はあまりしたことがありません。 今回、4/20に、久しぶりに走りましたので、少し詳しく紹介いたします。

甲府起点だと、まずは韮崎まで走ります。駅を過ぎて釜無川サイドを西に向かうと、七里ヶ岩の末端に観音様が立っています。 私は父方の祖父が韮崎に住んでおり、このあたりは子供のころ遊び歩いた場所なのですが、あまり記憶がありません。 七里ヶ岩の切り立った斜面に洞窟があったように覚えています。
末端に立つ観音差様

しばらく行くと、起点の分岐になります。 国道20号からだと、七里ヶ岩トンネルの手前の分岐から入ります。 いきなり段丘の上まで登坂です。


七里ヶ岩の上まで登ります。
登りきったところに、韮崎中央公園があります。 ここは、ヴァンフォーレ甲府の練習場の一つになっており、日時が合えば練習風景を見ることができます。
韮崎中央公園
ここから七里ヶ岩の上を走ることになり、急な登りは少なくなります。 少し下りも交えて進むと新府城跡とその先の桃畑。 この日、新府ではまだ桃の花が残っていました。 きれいですね。

新府城址

桃の花と菜の花

南アルプスをバックに
少し先には、最近首都圏で有名な新府の共選場があります。 シーズンには規格外の桃が安く買えます。 ただ、甲府周辺に共選場はたくさんあるのに、なぜここだけ有名なのか、よくわかりません。(笑)
新府共選場入口

また、この付近では道端に桑の木が生えているところがあり、初夏には桑の実がなります。 

七里ヶ岩の上は基本的に畑が多く、田んぼはあまり見ません。 高台を走っていることになるので、時々眼下に釜無川を見ることができます。 しばらく走ると、日野春の駅前に出ます。
日野春駅
甲府駅から来るとここで大体20㎞くらい。 駅前を通り過ぎて、交差点の先に、ファミリーマートがあります。 ここで最初の休憩を入れるのが通常のパターンです。
春から初夏にかけて、軒下にツバメが巣を作って子育てをしています。

一休みして、中央線を陸橋でまたぎ、長坂に向かいます。

途中で南アルプスがきれいに見えました。
長坂駅の手前で交差点があります。
長坂駅手前
長坂駅から甲斐大泉方面へは直進ですが、今回は七里ヶ岩ラインを走っていますので、ここは左折します。 左折すると、中央線をくぐって、右にカーブします。再び交差点があり、今度は直進です。

この辺りから、道は八ヶ岳の南面をトラバースするようになります。 ここまでくると標高も1000m近くなっています。 まだ桜が咲いていました。 

風景もこれまでとは異なり、八ヶ岳の裾野という感じです。

七里ヶ岩ラインはそろそろ終わりになります。

最後は、T字路になっています。この道は、国道20号線の山梨と長野の県境から中央道小淵沢インターに向かう道です。 
一応ここが終点でしょうか

小淵沢インターの先は二手に分かれて、右は八ヶ岳公園道路、左は鉢巻道路です。

なお、県道17号線はここで終わっているわけではなく、この交差点を右折して少し登ると、左に分岐して続いています。 途中、長野との県境を通りますが、長野に入ってもやはり県道17号線になっており、原村の方に続いています。 17号線を続けて走るときは、写真の交差点に来る前、道が下り始める手前に右折する分岐があり、右折して道なりに行くと長野に向かう17号線の入り口に出ます。写真の分岐の手前でかなり下るので、そちらを走った方が下りのロスが少なくて済みます。 右に入る地点に特徴がなく紹介しずらいのですが、地図で確認してみてください。

七里ヶ岩ラインは春が特にお勧めです。 また、下りに使うと、正面に富士山を見ながら下ることができ、これもまたなかなか良いです。 県道ですが交通量も少なく、快適に走れると思います。 

この日は、国道20号線に下りて、道の駅信州蔦木宿で休憩し、駒ケ岳広域農道を走って帰りました。