2017年9月3日日曜日

女神湖から大河原峠 

8/27-28  スズラン峠~女神湖~大河原峠

天候不順が続いたこの夏ですが、ここにきてようやく2日間の晴天予報が出ました。 ビーナスラインのスズラン峠経由女神湖で1泊。翌日、大河原峠から蓼科スカイラインを下り野辺山を経由して帰る、という周回ルートを走ってきました。

効率的に回れば距離200㎞、獲得標高3000mでぎりぎり日帰り可能ですが、涼しいところで眠りたいという気持ちが強く、最初から日帰りの選択肢は無し。(笑) 余裕のあるツーリングになりました。


初日の走行は85㎞くらいなので、朝早く出すぎるのも時間を持て余しそうですが、遅く出ると序盤が暑くなるので、結局6:45発。 4日前に走ったルートを再び進みます。  今日のほうが涼しいようで、汗をかく量が全然違います。 3度くらいの違いだと思うのですが、影響は大きいです。 

今回も日野春のファミマで休憩と補給、県境の公園をパスして、原村の直売所まで走り2度目の休憩。 ここは品ぞろえが豊富で、自動車で来た時には大抵買い出しっぽくなります。 ソフトクリームを食べました。
県道17号にあるエコーラインの入り口

原村の直売所。 いつ来ても混んでいます。

エコーラインを進むと八ヶ岳の眺めが良いところがあるのですが、今日は珍しく稜線が見えます。 周辺は蕎麦の花が満開。 芹ケ沢の交差点をビーナスラインへ。
今日は八ヶ岳の稜線が見えます。

芹ケ沢の交差点。 ここは私が子供のころからこんな感じ。

日曜日ですが、すでに8月最後の週末。交通量はそれほど多くありません。 蓼科湖で少し休みを入れて、ゆっくりと登って行きます。 標高差で1000mごとに標識がでてきますので、残りの登りの目安になります。 ピラタスロープウェイへの分岐を過ぎてしばらく行くと湧水が湧いていて飲めます。 冷たくておいしい。 群馬ナンバーの車で来た老夫婦は、焼酎の大きなペットボトルを10本くらい持ってきて、水を汲んでいました。 
蓼科湖

湧き水。 道路の反対側に駐車スペースがあります。

スズラン峠は1760mでプレートが立っています。 天気が良くて、ここから女神湖への下り道の途中では八子が峰から車山への稜線が見渡せました。 女神湖には13時過ぎに到着。
スズラン峠

女神湖に下る途中で車山方面の展望が開けました。

途中、お昼に蕎麦でも食べようと思っていたのですが、目につく蕎麦屋はみな車がたくさん停まっており、結局昼食も取らずに走ってしまいました。 ですので、着く時間が早すぎます。 まずはパン屋でパンを買い、女神湖畔で芝生に座ってのんびりと昼食。 その後、周辺を一通りポタリングしてから宿に自転車を置かせてもらい、遊歩道を歩いたりしました。 天気は良いのですがここは標高1530m。 汗が乾くまでは寒いくらいでした。

16時前に宿にもどってチェックイン。 シャワーを浴びてから着替えて、ジャージ類を洗濯。 朝が早かったので眠くなり、ひと眠り。 目が覚めたら日没の時間になっていました。

宿泊した宿はB&Bなので夕食は無いのですが、夜になると食堂をオープンするのでそこで食事ができます。 軽くビールを飲み、鹿肉のから揚げや定食などを食べて、21時くらいには寝ました。 涼しいのでとにかく快適です。


2日目は大河原峠を越えて佐久に下りる行程。 熟睡して起きると、思ったほど寒くはなく、天候も日が差してきており、問題なく行けそうです。 今日も余裕の行程なので、オーナーと話をしながらゆっくりと朝食をとり、8時45分くらいに出発しました。 ちょっと肌寒いですが、峠までは登りなので問題ないでしょう。
宿泊したB&B。 リーズナブルな良い宿でした。

峠までは15㎞、標高差では550mくらいなので、平均勾配は緩くなります。 走ってみると、最初のうちは登りですが、途中からは傾斜が無くなりました。 最後にまた少し登りがあります。
左奥に入っていきます。

入ってすぐのところの道標。 大河原峠まで15㎞。

蓼科山7合目登山口。 ここは神社みたいですね。

大河原峠着は10時。 結構車が停まっています。 蓼科山登山口の一つですが、登山者だけではなく、観光で来る人もいるようです。 立科町方面の眺望は抜群です。 
大河原峠

カフェのような建物がありコーヒーが飲めるみたいですが、結構お客さんが入っています。 ここは身体が冷える前に下ったほうが良いかな、と思い、ウィンドブレーカーを着て下り始めました。 この道には蓼科スカイラインという名前がついています。

ここの下りは長く、国道141号の交差点まで25㎞くらいはあります。 最初のうちは、つづら折りに近い道路です。 下り始めてまもなく、別荘が目につき始めました。 まだ標高2000mくらいの場所です。 で、その別荘がほとんど廃屋なのです。 なんなんだこれは。 蓼科仙境都市という看板がでてきて、人気の全くない施設があったりします。 山梨には以前オウム真理教が施設を作っていたことがあったのですが、そのことを思い出したりしてなんとなく不気味でした。 (後で調べたところ、かなり昔に、自治体が民間と組んで別荘地の開発を行ったみたいです。)

道はだんだん直線になってきて、途中で宇宙線観測のアンテナ工事現場を通過。
JAXAがアンテナを作っています。

なおもどんどん下っていきますが、街らしきものが全く出てきません。 道の状態は、良いです。 美笹湖の別荘地地帯に入ってようやく家が出てきて、まもなく国道141号線に出ました。 なんと言うか、普通はもう少し上の方まで耕地や人家があると思うのですが、この道は国道を離れるといきなり山、という感じでした。
ようやく佐久平の風景が見えました。 ほとんど下りきっています。

ここまで来ると、後は帰るだけ。 しかし、国道は車が多いですね。 この日は月曜だったので、普通の車だけでなく、トラックも多いです。 国道に出るまでは本当にほとんど車に会わなかったので、ギャップが大きすぎてめげます。 輪行しちゃおうかなぁ、などと思いますが、まだ12時前。 コンビニで補給の後、野辺山をめざしてじりじりと登って行きます。

小海の街を過ぎると、車も減ってきました。 昼食をとろうと思っていたストローハットはランチタイムで満席のようでパス。 野辺山でヤツレンにまた立ち寄り、ソフトクリーム休憩。 清里で国道を避けて、津金経由の裏道へ。 ようやく車から解放されました。 以降は、穂坂経由で韮崎の街にでて、そこからはノーマルルートで帰りました。

初日は、距離85㎞、獲得標高1950m、
2日目は、距離126㎞、獲得標高1670mでした。
ライドのコースとしては、佐久に下ってから甲府までが余計な感じがします。 日帰りにして、小海線を輪行して帰った方が完成度が高そうです。